メキシコ懇親会を開催しました

メキシコに駐在、永住、留学など色々なバックグラウンドで来ている卒業生や留学生10名余りとその家族が集まり、2023年5月13日(土)にメキシコ中部グアナフアト市のレストラン「México Lindo y Sabroso」にて、懇親会を開催しました。1976年卒の卒業生から、現在留学中の在校生を含め色々な世代の方々が参加されました。

コロナ禍以前は首都メキシコシティで多く開催されてきた外大生の集まりですが、ここ10年程自動車関連産業で日本企業が多くメキシコ中部に進出したこともあり卒業生の居住地マップも広がったため、今回は協定校であるグアナフアト大学のお膝元を、開催場所にしました。

メキシコの伝統料理に舌鼓を打ちながら、懇親会では「外語会メキシコ支部の活動」と「在校生・留学生へのサポート」というテーマを主に、ざっくばらんにお話をしました。

コロナ禍等でストップしてしまっている外語会メキシコ支部としてのアクティビティを掘り起こし、また現在のニーズや課題に沿ったものにしていく必要があります。卒業生同士の各種交流は勿論ですが、在校生、留学生でメキシコに関心を持っている方々をどのようにサポート出来るか、又して欲しいのかといった内容を知るにあたり、在校生からの具体的な意見は大変参考になりました。

「ガクチカ」という今回参加した卒業生の多くが耳慣れない(汗)言葉に戸惑いながらも、在校生の皆さんが海外で行っている留学やインターンシップが、昨今に於いては日本に戻ってからの「就活」に強くリンクしていることが分かりました。今も昔もそうですが、日本ではメキシコに関する各種情報が不足していたり、あっても歪んだものになっている残念な状況です。より正確詳細な情報をダイレクトに入手出来る現地在住卒業生の存在は貴重である旨、在校生よりお話頂きました。又現地生活・お仕事での各種ハラスメントへのアドバイス対応も、これまで以上に重要となるでしょう。

昨今の学生さん達の間では日本での就職ではなく、直接海外現地で採用されて働くということにも大変関心が高いそうです。採用の場所、方式にはその人なりのメリット、デメリットがありますが、就職を希望される方々が自ら計画を持って判断出来るための素材を提供出来るのが、卒業生の役割かと思います。メキシコで操業している企業(日系もそうですが、現地資本等の会社も)の情報についても日本では中々入手しずらく、外大卒業生の方々に協力頂ければということでした。

懇親会はレストランの後も場所を変えて続き、大変交流が深まるものとなりました。

投稿者:川村 宣人 スペイン語 1999年卒業

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5年半ぶりに中部支部総会

コロナ禍を経て5年半ぶりの開催となった中部支部総会は5月20日、名古屋城にほど近い名古屋市中区のKKRホテル名古屋で、ご来賓も含めて40人が参加して開かれました。大学から林佳世子学長、東京外語会本部から寺田朗子理事長、秋保哲支部委員長らのほか、海外を中心に支部訪問の旅を続けている「旅の会」からも7人が駆けつけてくださり、にぎやかな会合となりました。
元学長の亀山郁夫・名古屋外国語大学長の乾杯のご発声で開会。林学長は、建学150年を迎えた大学の現況を報告した上で「知恵を集めながら次の150年に向けたスタートを切りたい」と決意を示され、寺田理事長は「直接お会いできるのはすばらしい。今後もいろいろな形で外語会に協力を」とあいさつされました。
開催を模索し始めた1月ごろは、席を移動しての懇談に難色を示す会場が多く、「懇談は食事後にマスク着用で」とか、「テーブルについたてを設置」などを覚悟しなければならない状況でした。コロナ禍の収束を願いつつの準備作業の中、大型連休明けの「5類移行」が決定。晴れてほぼ通常通りに開催することができ、会場のあちこちで笑顔が弾けました。
印象深かったのは、学長、理事長、そして新たに中部支部長となった黒田薫子さんを含め、トップがいずれも女性となったこと。女性が多い外語で、ようやく自然な形になったなあと感じさせられました。また、出席した4割ほどが2000年以降の卒業で、20代の参加者も多く、若い力で今後の支部活動を盛り上げてくれることへの期待も膨らみました。
「二次会」として名古屋城の散策も企画。参加した二十数人は汗ばむ陽気の中、5年前に復元公開された本丸御殿の見学などを楽しみました。

投稿者: 池田 千晶  イタリア語 1989年卒業

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6月3日、元防衛官僚・柳澤協二さんによる講演会開催

政府は防衛関連予算として5年間で総計43兆円を引き当て、これが実現すると日本は世界第3位の軍事大国になると言われています。今までは「平和国家ニッポン」のブランドで諸外国から尊敬を集めていた我が国ですが、そのブランドは完全に地に落ち、もはや「普通の国」に化してしまっております。一方、78年の長きにわたって続いていた「戦後」は「新しい戦前」になりつつある昨今です。

確かに昨年2月下旬のロシアによるウクライナ侵攻、中国の海洋進出、さらには北朝鮮による核爆弾およびその運搬・搭載手段であるミサイル開発と、日本を取り巻く諸情勢は決して楽観できるものではなく、それなりの対応をとる必要があります。私たちは理念として戦後日本の象徴である日本国憲法を抱きつつも、現実的にどう対応するのかが問われていると思います。

このような状況下、東京外語大・九条の会は6月3日午後2時から府中の外大・本部管理棟2階の大会議室で、外交政策について積極的な提言活動を行っている新外交イニシアチブの柳澤協二さんをお迎えして講演会を開催することにしました。柳澤さんは東京大学を卒業して、1970年に防衛庁に入庁。その後、防衛研究所長などを経て2004年から2009年にかけて内閣官房副長官補を務めるなど、長く防衛官僚として防衛政策の中枢に関わってこられました。この講演会ではいま、真に求められている外交・安全保障政策とはどういうものか縦横に語っていただき、さらに日本が選ぶべき具体的な構想を展開していただきたいと考えております。

講演会終了後は簡単な懇親会を4年ぶりで催すことも考えております。東京外語会会員各位の奮ってのご参加をお待ちします。本件についてのお問合せは涌井(C71/本会代表 TEL:03-3687-2768)または加藤(E73 TEL:090-4453-1600)までお願いします。

投稿者: 鈴木 俊明 スペイン語 1972年卒業
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留学生を囲む会(バンコク支部)

バンコク支部では、4月22日(土)、留学生を囲む会を開催しました。多くの留学生が約1年間の留学を終え、5月~6月に帰国しますので、送別会の意味も込めて、開催しました。同窓生11名、留学生7名に参加戴き、盛況な会となりました。留学生の皆さんには、当地での貴重な経験を、今後に役立てて戴ければと思います。

投稿者:笠井 尚 ビルマ語 1985年卒業

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2023年 仏友会総会・講演会・懇親会

4月23日(日)、第27回仏友会総会・講演会が大手町サンケイプラザで開催されました。コロナ禍がまだ完全に鎮静化してはいない中、昨年と同様、会場参加に重点を置きながらオンライン配信も行うハイブリッド形式での開催となりました。その結果、会場参加者は37名、オンライン参加者20名という割合で、合計人数ではほぼコロナ前の水準に戻りました。

鈴木洋美幹事(1991)の司会で、はじめに金澤会長代行(1968)の挨拶と会務報告があり、次いで三浦省三幹事(1977)による会計報告、さらにリモートで富田和義幹事(1968)による監査報告が行われ、承認の決議が採択されました。続いて、2023年度の幹事新体制について金澤会長代行より提案があり、本学名誉教授の川口裕司氏(1981)が会長に就任し、副会長として和賀千惠子氏(1970)、中村日出男氏(1974)、山﨑るり子氏(1977)がサポートする新体制が承認されました。金澤会長代行は本年の総会終了とともに幹事を退任しますが、他の現行幹事は全員留任となりました。

総会の部はここで終了し、川口裕司新会長による講演「外語での27年」が始まりました。講演内容は、トルコ留学時代、フランス留学時代、静岡大学人文学部時代及び外語での思い出が盛り沢山。会場参加者が学生時代に習った先生方の顔写真もあって、一同、懐かしい思いに駆られました。Q&Aでも、元国際社会学部の渡邊啓貴名誉教授をはじめ、出席者から活発に感想や意見交換がありました。

その後、懇親会に入る前に、会場参加者の集合写真を撮りました。和賀副会長と鈴木洋美幹事の司会による懇親会では、外語会副理事長の清水良雄氏(1965)が乾杯の音頭を取られました。昨年秋のフランス語劇「赤と黒」を演じた学生代表4人の紹介もあり、コート・デュ・ローヌの赤ワインとブルゴーニュの白ワインのグラスを手に、談論の輪が広がりました。懇親会の中で、外語会理事長の寺田朗子氏(1975)が、本学グラウンドの人工芝化プロジェクトのちらしを配って協力を求める一幕もありました。

今回の懇親会では、会場の大手町サンケイプラザの協力を得て終了時間を以前より30分程度延ばし、談論の時間を十分に確保できるよう努めました。その甲斐あって、参加者の満足度は前回より一段とアップしたようです。また、今回オンラインで視聴した会員の中にも、次回は会場で参加したいという人もいて、今後に期待がもてそうです。

投稿者: 中村 日出男  フランス語 1974年卒業
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東京外語会 台湾支部便り 【望月圭子教授を囲んでの歓迎兼新春懇親昼食会を開催しました】

台湾支部は2023年3月4日(土)に台北市内の兄弟大飯店で懇親昼食会を開催しました。今回は前回12月開催の懇親昼食会から日がそれほど経過しておりませんでしたが、総合国際学研究院の望月圭子教授の台湾ご出張に合わせ、楊麗珮台湾支部会長にアレンジ頂き、急遽企画をする運びとなりました。当日は快晴の青空の下、合計13名の方々にお集まり頂くことができました。

2019年入学で現在台湾で台湾大学留学中の海老原大誠さんや2020年卒で現在台湾の中興大学院で修士課程に励まれている花岡怜さん等が受付を担当して下さり、それぞれ名前の入ったプラカードや名刺を利用してご挨拶されていました。

台湾支部は、専攻語学別では日本語、中国語、朝鮮語、フランス語、インドネシア語等多くの卒業生と連携させて頂いておりますが、今回の懇親会では、日本語及び中国語専攻の方々を中心にお集まり頂きました。また、参加者には西ヶ原キャンパス経験者の先輩達や、西ヶ原から府中キャンパスへの移転の過渡期を経験した方々及び現在の充実した府中キャンパスを利用され勉学に励まれている在校生(台湾留学者)が世代を超えて一同に会し、夫々の参加者の記憶に残る外大キャンパスの想い出話で場が盛り上がりました。

執筆者が在学していた頃は、台湾大学・政治大学への交換留学が開始されて間もない時期でありましたが、交流開始初期から望月教授は、小笠原欣幸教授と共に台湾との交流の懸け橋となって下さっており、参加者も自身とお二人との繋がりや、どのような形でお世話になったか(今もお世話になっているか)という点についてそれぞれの感謝を述べておりました。交流が始まった当初、それほど多くなかった留学生受入れ先も今では淡江大学、師範大学、開南大学等複数に増えている点、またコロナ下での思うように中国へ留学できていなかった中国語専攻の学生達が多く台湾に留学している点等、最近の留学事情を学部生からお聞きすることができました。日本語専攻の卒業生の皆様からも、現在の日台の学術・経済面でのつながりや、半導体を中心とする台湾グローバル企業の日本進出に合わせたマルチリンガル人材の必要性等、豊富なインサイトを含むご知見を拝聴することができました。

終始和やかな雰囲気の下、話題が尽きることはありませんでしたが、最後に記念写真を撮影し、今回の懇親会を終えることとなりました。

(執筆)五十嵐 祐介 中国語2004年卒
台湾支部長 楊麗珮 日本語学科 1982年卒

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橋の名前

東京外大の校舎から北に進むと玉川上水にぶつかる。それを東に行くと大橋という小さな橋があり、その200メートル東に新武蔵境通りがあり、車用の大きな橋と歩行者用の小さな橋がある(平成24年に開通)。平成23年にこの2つの橋の名前の公募があった時に、「いちょう橋」と「ぎんなん橋」という名前で応募した(小生は既に他の名前で応募していたので、カミさんの名前で応募)。この地点にはいぜん10本ばかりのいちょうの大木が並んでおり秋には散るイチョウの葉が美しかった。
5本のイチョウは今でも橋の東側に立っていて、倒されたのは橋の南側に植え替えられている。

投稿者:米田 利民 英語 1957年卒業

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東京・大阪合同新年会(ヤンゴン支部)

昨年12月の合同忘年会に続き、今回も合同でお声掛けしました。昨年末の忘年会は、昨今のミャンマー情勢もあり、帰国・異動者多く、東外大ヤンゴン支部は、私、千葉(1983年Po卒)と水口知香さん(1997年ビルマ語卒)の2名のみでしたが、合同で何とかテーブル席が埋る4名で和気あいあいイタリアンを食しました。
今回は、年末、ご都合つかなかった方々なども加え、7名(東京4名)での開催となり、誠に嬉しい限りです。
ヤンゴンでも名だたるMai Thaiというタイレストランで、東京、大阪とも昔と今、ビルマ語科の方々の動向、外大OBらしくビルマ言語の話なども少しだけしながら、あっと言う間の楽しい一時でした。
24時以降の外出禁止令に合わせ、21時30分には、皆さん名残惜しくも早々に帰宅しました。
ヤンゴン支部は、現下の状況下少人数ですが、若者・年配者、東京・大阪も区別なく、いつも和気あいあい楽しんでおります。

投稿者: ヤンゴン支部 千葉 一清  ポルトガル語 1983年卒業

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フランクフルト支部活動再開

2月11日(土)にフランクフルト市内の中華レストランで、外語会を開催しました。家族連れの方や、現在マールブルクとギーセンに留学中の学生さんたち3名もいたので、参加者の年齢層は10歳から70代後半と幅広いものとなりました。(会員の平均年齢がぐっと下がりました。)

次回は8-9月ごろに、マールブルクの町の散策を計画しております。

投稿者:フランクフルト支部 帆刈奈穂子 ドイツ語 1982年卒業

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東京外語会 台湾支部便り 【懇親昼食会を開催しました】

台湾支部は2022年12月18日(土)に台北市内の兄弟大飯店で懇親昼食会を開催しました。今回は会場の入口に受付を設け、名刺交換の代わりに名札掛け、寄付金の封筒と進行表を参加者の入場時に銘々に配りました。

参加者には東京外語大から台湾に来られた日本人留学生6名(中国語2020年卒の花岡怜さん、中国語2019年入学の海老原大誠さん、中国語2020年入学の村田夏紀さんと巻山梢さん)が加わり、合計21名が一堂に会しました。

まず、副支部長の司会進行に始まり、支部長の挨拶で開会、李明斌(J1981)さんによりグラスを掲げて乾杯を交わしました。そして、既に出された美味しい台湾料理に皆さんが舌鼓を打ちながら、支部長による「東京外語会について」説明と「台湾支部の年間活動」をお聞きいただきました。

それから、参加者それぞれが自己紹介をし、近況報告へと進み、会場はいつものように和気あいあいとした空気に包まれ、尽きない話題と歓談にあちらこちらで笑顔の花が咲いていました。

そして、クリスマスと年末ということで、プレゼント交換とギフト抽選も行いまして、若い留学生たちで会場は更に盛り上がりました。

楽しい時間があっという間に経ちました。最後に今出淳一さん(Indonesia-1977)による1本締めで解散となりました。しかし思いがけず、参加されなかった楊全斌さん(C1981)から皆さんに漏れなくプレゼントがありました。なんと故宮博物院の文物書籍(A4サイズの日本語版)です。皆さんは大喜びでした。
会が終了した後に、幹部らは集まった寄付金を集計しました。東京外語会台湾支部有志という名義で母校に100,000円を送金することができました。今後もこのようにして、台湾支部から少しでも母校に貢献できたら、と願っています。

投稿者: 楊麗珮  日本語 1982年卒業

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大阪・東京合同クリスマスパーティ(バンコク支部)

バンコク支部では、12月11日(日)の夕方、バンコク市内のホテルで、大阪外国語大学(含 大阪大学外国語学部)の同窓会と合同で、クリスマスパーティを開催しました。コロナの影響を受け、暫く活動を自粛していましたので、クリスマスパーティは3年振りの開催となりました。
当地に留学している現役の学生さん(9名)を含め、総勢44名もの方々に参加戴き、盛況な会となりました。

投稿者:笠井 尚   ビルマ語 1985年卒業

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「東京外語会有志による海外支部歴訪の旅」忘年ランチ会開催される ~幹事等6名、体力のあるうちにもう一度海外へ、の夢を語る  

「東京外語会有志による海外支部歴訪の旅」の忘年ランチ会が、2022年12月11日(日)13時から15時まで、幹事5名と外語会支部委員長・秋保さんのご参加を得て計6名で新橋の新橋亭新館(中華)で開催された。

「海外支部歴訪の旅」は、1995年の台湾から始まって、タイ、中国、インドネシア、英国、モンゴル、スペイン、ベトナム、ロシア、米国、ドイツ、エジプトなどを訪問し、最近は、2010年にフランス、2013年にトルコ、2015年にオーストラリア、2017年にミャンマーそして2019年10月のウズベキスタン訪問と17か国を訪問してきた。この間、中嶋元学長のご配慮で秋田訪問も実施された。振り返れば、これまで毎年ないし1年おき位いに実施してきた実績が積み上がっている。

訪問先の外語会各支部とは時には留学生を交えて親しく交歓会を開催し、現地支部・訪問団とも母校の仲間のありがたさ・絆の強さを再認識することができてきた。

この旅は、東京外語会の海外支部と外語会本部及び母校をつなぎ、会員間の交流・親睦を図るとともに、訪問都市の文化・歴史にも触れ、相互の理解を深めることを目的として実施されてきた。この旅は、民間のツアー旅行と異なり、気心の知れた同窓の仲間だけの和気藹々とした大変楽しい旅で、実施いらい大方の好評を博して来た。

それが、このコロナ騒ぎで3年も頓挫してしまったのだ。我々も歳を取る、体力の減退は云うに及ばず、このまま再び海外の地を踏まずに終わるのかの危機感に襲われた。

この2022年の年末になり、コロナも微増の感はあるが7波に比べれば大分勢力も衰え、海外渡航等も緩和の光が差し込んできたようなので、我々の体力のある内に次なる予定を考えようと幹事の企画で忘年会を兼ねて集まったものである。

幹事代表の石原さんは、奥様の介添えで千葉から参加され、海外支部との交流にかける熱意は衰えを見せず、一同頭が下がる思いであった。

6人でかんかん諤々意見を交わしたが、

①来年1年はまだ、コロナの見通しがたたない。
②航空運賃が燃油サーチャージの高騰(欧米路線で14~15万円)により高額になっている。
③ロシアのウクライナ侵攻により海外旅行上の航空事情が良くない。
④しかし、仲間の絆を保つためにとりあえず国内旅行を検討したらどうか。同窓生に何か所縁(ゆかり)のある都市を選び、高齢化の進むなか無理ない旅程を考えたらどうか。その一つとして名古屋を中心にして、亀山元学長にお出ましいただくなどのほか、伊勢志摩・熊野巡りなどはどうか。

など、意見が出たが、なお、コロナ事情等をみながら検討していくこととなった。

もう、いい加減しびれが切れてきた、とにかくどこかへ出かけようという気持ちを皆が持っていることだけは確認できたひと時だった。

外語会支部委員会の秋保委員長のご参加も得て、有意義な年の瀬を過ごせたことに感謝申し上げたい。外語会の皆様とくに若い世代からの本会幹事へのご参加を歓迎いたします。

[出席者]
写真左から(敬称略)
(前列)相馬寿美乃(F1964)、石原隆良(D1956)、富山絢子(F1964)
(後列)秋保 哲(C1981)、新田和夫(M1962)、林義之(F1966)


ウズベキスタンにて


ミャンマー・ヤンゴンにて

投稿日時:2022年12月14日(水)   投稿者: 林義之 フランス語1966年卒業
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東京外語会 台湾支部便り【日本人留学生が台湾支部の支援で現地高校と交流活動を行いました】

コロナのパンデミックはだいぶ収束に近づき、各国が水際対策を緩和しているため、今年2022年は東京外語大から台湾へ交換留学を希望する在学生が増えました。東京外語会プラザ・事務局の紹介で、5月に中国語2020年入学の村田夏紀さん、6月に中国語2019年入学の海老原大誠さん、8月に中国語2020年卒の花岡怜さんと同2020年入学の巻山梢さんから、それぞれ連絡をいただきました。

4人は7月以降次々と台湾入りしました。そこで私は現地支部長として、彼らが滞在中に安心して勉強することができるように、LINEグループを作成しました。今やお互いに何時でも簡単に連絡し合うことができます。

また貴重な留学の機会を得た4人のために、台湾の高校生と交流してもらうことにしました。そして12月2日に、私が長年教えている台北市立木柵工業高校の日本語サークルの学生達との交流が実現しました。(4人のうち1人は体調が悪く不参加) 参加した3人の留学生からは、台湾の方々と交流する機会が中々持てなかったという悩みが解消された、日本語をあまり話せない高校生との交流で中国語の良い練習になったこと、日本やその文化について現地高校生が強い関心を寄せていることに気が付いた、伝統菓子の試食や意見交換を通じて台湾文化の理解につながった、参加した現地高校生の大半が日本のアニメ等サブカルチャーに興味があり、文化輸出のパワーを実感できた等の感想が寄せられました。

台湾支部長 楊麗珮 日本語学科 1982年卒
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著作Invisible Chinaに触発されて

この極月は、春待月、来年に向け何を夢見ようか

世界の経済力規模は、建国以来世界一になりたがる米国という実験国家を除けば
アジア3大国が順繰りにその存在を現出している。

1970-80年代の日本国の世界経済第二の地位まで上ったが、その後発展目覚ましい中国(共産党政府)が2010年にとって代わり、米国の背中すぐそこまで追いつめている。
インドは、期待されているが、欧州の大国フランス、英国を抜きドイツの次の世界5位まで射程に入ったがちょっと足踏み状態にある。中国に代わって世界大国を目指せるかはまだ見えない。
インドは、世界一の民主主義国家・人口大国であるがゆえに時間がかかるのは仕方ないこと、インド民族のいる亜大陸を眺めれば、トップの位置に固執することに意味を見出していないのがインド流と見える。

インドの難しさには、「カースト制度のくびき」を考えざるをえまい。
インド大陸へのアーリア部族の侵入から始まったカラーによる差別、大航海時代の欧州白人キリスト教民族による支配の手段となったカースト制度のくびきから抜け出せる日は来るのだろうか。

投稿者: 佐々木 洋  英米語 1973年卒業

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ウクライナを支援する学生団体の紹介とご支援のお願い

東京外国語大学大学院 修士1年の片貝里桜(かたがい・りお)と申します。

ウクライナ人道支援を行なう学生団体「Student Charity for Ukraine」についてご紹介させてください。

Student Charity for Ukraineは、今年10月に日本財団ボランティアセンター主催のプログラムでポーランド、ウィーンにてウクライナ難民支援のボランティアをした学生が中心となり、帰国後もウクライナのために何かできないか、という思いから、結成されました。日本人学生だけでなく、ウクライナ人留学生とも協力しながら活動しています。
・公式ホームページ:https://studentcharityforukraine.wordpress.com/

現在、弊団体では、「ウクライナに防寒着を送ろう」という活動をしております。
最低気温-20℃にも迫る厳冬が迫る中、ウクライナ国内には約650万人もの国内避難民の方がいらっしゃいます。彼らの中には、家から逃げる際に持ってこられなかった、職を失って服を買うお金がない、といった理由で寒さをしのぐための十分な防寒着を持っていない方も多くいます。それに加え、社会インフラを狙った攻撃により、ウクライナ国内の約40%の発電施設が被害を受けており、暖を取るのに不可欠な電力が不足している状況です。
本活動は、このような厳しい寒さに震えるウクライナ国内避難民の方々を少しでも助けられるよう、現地提携団体(Uaid Direct)の協力のもと、日本から防寒着を送る取り組みです。現地で古着の防寒着を購入するよりも安いコストで輸送できるため、金銭的な支援ではなく防寒着を直接届けることにしています。

全国各地の大学で防寒着と輸送費を集め、すでに565着の防寒着を送ることができました。現在も、寒さが最も厳しくなる2023年1月前半までに1500着を送るために活動を続けています。
ただ、学生の協力で防寒着は着々と集まっていますが、それを送る資金(残り60万円ほど)に不安が残るため、現在は募金活動に力を入れております。そこで、東京外語会の皆様、またお知り合いの方々の力をお借りできましたら幸いです。ご寄付の振込先は以下になります。

振込先: 三菱UFJ銀行 成城支店 (132)
預金種目:普通
口座番号:0588204
口座名義:スチユーデントチヤリテイーフオーウクライナ ミヤケ ダイキ

また、ご寄付いただいた方にはのちほどお礼メールと併せて収支報告書をお送りしますので、次のGoogleフォームにご記入をお願いできればと思います。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc8xsqlbvFDHXLQE1B5_67pTniyNmZKAdGYfwtRhxqWhRd_wQ/viewform

大変不躾ななお願いで恐縮ですが、ウクライナの方々が厳しい冬を乗り切れるよう、どうぞ本活動へのご支援・拡散にご協力いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。

Student Charity for Ukraine
投稿者:片貝里桜 東京外国語大学大学院修士1年
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11月26日(土)、イタリア料理店ピエトロで、福岡支部総会及び懇親会を開催しました。

11月26日(土)、イタリア料理店ピエトロで、福岡支部総会及び懇親会を開催しました。(ちなみに、同店(社)は福岡支部会員で、1987 D科卒・高橋泰行先輩が社長を務めておられます)。

3年ぶりの開催でしたが、初参加や当日偶然来福しておられた他県会員を含む20名にお集まり頂きました。
会中、支部委員長ご相談の上、母校より頂いた「大学歌」を披露した際は、始めて耳にする方が殆どだったにも関わらず、懐かしい雰囲気に包まれました。
外語卒というだけで世代を越えて共感し合うことができることを再認識した秋の一夜でした(記)。

投稿者:安部有樹 福岡支部長  中国語 2002年卒業

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国内スリランカ料理店ガイドを出版します

お世話になっております。私が勤める出版社でこの度、日本国内のスリランカ料理店やセイロンティーを扱うお店を紹介する書籍を出版することになりました。

昨今の日本ではカレーが人気。各種メディアにも取り上げられ、ちょっとしたブームになっています。そういった機運にも後押しされ、ここ数年でスリランカ料理店も全国各地に出店し、今やお店がない県を数えた方が早い、という状況になってきました。
スリランカ料理の面白さは、家庭やお店によって味が全く違うことにあります。どのお店もとってもユニークで2つと同じ味はありません。本書では料理はもちろん、オーナーさんやスタッフさんのお人柄も含めて、スリランカ書籍の出版社として胸を張って「オススメできる」お店を紹介しております。カレー店ガイド書籍や雑誌は増えてきましたが、スリランカだけの一冊は日本初になると思います。

スリランカにおける宗教と食文化の関わりやセイロンティーの魅力について、スリランカ料理に使うスパイス図鑑など、ガイドだけではなく、スリランカとその食文化の解説ページも充実させました。各地のお店の皆さんにご協力いただいたコラムやインタビューなどもあります。掲載店舗の中には通販やお取り寄せOKのお店も多くありますので、近くにお店がないという方もお楽しみいただけると思います。

『カレーと紅茶はスリランカ』
発行日:2022/11/25
定価:¥1,800-(税抜)
出版:アールイー

『カレーと紅茶はスリランカ』。些か挑戦的なタイトルになっております。
人気はありつつもまだ「知る人ぞ知る」感のあるスリランカカレー。そして最近の若い方はセイロンティーの「セイロン=スリランカ」であることを知らない人も多いようです(これを知った時は結構ショックでした)。
様々な反応があることは承知の上で、スリランカの大事な2つの食文化を国名と共にたくさんの人に覚えていただきたいと願い、このタイトルとなりました。

投稿者: 新井 トモカ ロシア語  2008年卒業

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(会員よりご感想をいただきました。)

同窓懇親会開催

1977年入学、1981年卒業者でロシア科同窓懇親会を新宿区神楽坂のスコッチパブを営業時間前に貸切り開催しました。
2017年に一度開催しましたが、その後COVID-19感染が起き、なかなか大勢であつまれませんでした。TUFS在籍中にダブりがあったメンバーもいるため、入・卒業年に多少の前後があります。
三十数名に連絡を入れました。北海道から参加予定だったメンバーが、直前にCOVID-19に罹患し欠席になるなど15名が参加しました。
卒業後40年以上経過しましたが、Eメールで手軽にやり取りができる時代になったことがありがたいです。
数十年振りに再会したメンバーもいましたが、西ヶ原(旧キャンパス)時代に戻ったように話が弾みました。勤務を続けている者、永年勤続していた勤務先を退職した者、小生のように少し時間ができた者と様々ですが、締めに外語会サイトへのアップを前提に店前で写真を撮り、今回は勤務等の都合で来られなかったメンバーを含め、再会を約して解散しました。
COVID-19には気を付けつつ、今年は久しぶりに外語祭をのぞいてみようかと思っております。

投稿者: 高村 忠良  ロシア語 1981年卒業

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「支部だより」9月3日にワシントン支部会合、Zoomで

ワシントン支部は米東部時間9月3日土曜日午後5時(日本時間4日日曜日午前6時)から会合を開き、オンラインを使ったビデオチャットサービス「Zoom(ズーム)」で全世界からアクセスできるようにする。

智片(井澤)久美子さん(中国語1982年卒)の支部長就任後で初めての会合となり、智片さんがドビュッシーの「小さな羊飼い」などのピアノを演奏。仲間の土倉えり子さんの歌声とともに、日本の「村祭り」「小さい秋」といった歌曲も披露する。

東京外国語大学または大阪大学外国語学部(旧大阪外国語大学)の出身者か教職員ならば全世界から参加可能。ご参加を希望の方や、お問い合わせのある方は、8月22日月曜日までに智片支部長のメールアドレス(kumikoic@outlook.com)までご連絡ください。ご参加を申し込まれた方々に、智片支部長から視聴リンク先を後日お伝えします。

 

 

写真:航空機上から見た米首都ワシントンの夜景(大塚圭一郎撮影)

 

 

 

投稿者:大塚圭一郎 フランス語1997年卒業(東京外語会広報委員<元理事>、
ワシントン支部所属、共同通信社ワシントン支局次長

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