ポルトガル語科ルジタニア会2015年度総会・懇親会開催

ルジタニア会登録会員の集い

去る2月20日(土) 11:30より都内の新橋亭新館で第9回定例総会が開催され、終了後引き続いて恒例の懇親会が行われました。

総会(一般会員2名もオブザーバー参加)では2015年の事業・会計の報告並びに2016年度の事業計画と役員人事案の審議が行われ、執行部案通り承認されました。

懇親会は有志のショートスピーチを挟みながら和やかに執り行われ、参加者は思い思いに旧交を温めていました。定刻14;30 集合写真におさまってお開きとなりました。

なお、参加者26名(全員外国語学部卒)の芳名(敬称略)は次の通りです。

(登録会員)
坂井勝男(Po1950)、小林利郎(S1956)、森健祐(Po1956)、香山徳二(Po1961)、村上智之(Po1961)、大島勇次郎(Po1962)、篠崎恒男(Po1962)、宮崎善嗣(Po1962)、安藤雍男(Po1963)、大沢教男(Po1963)、西山龍美(Po1963)、畑宏幸(Po1963)、菅井啓祐(Po1965)、大林丈史(Po1966)、金七紀男(Po1966)、遠藤紘樹(Po1966)、須田實(Po1966)、山田裕子(Po1968)、川上直久(Po1971)、吉田頼且(Po1971)、池内昇(Po1974)、名井良三(Po1975)、岸本憲明(S1976)、岸和田仁(Po1976)

(一般会員)
中村峯夫(Po1955、)清水盈雄(Po1962)

投稿者: 須田實ポルトガル語 1966年卒業

 

東京外語大・九条の会、本学大学院・中野教授による講演会開催

中野教授

1月30日(土)、イタリア・レストラン文流がテナントで入居している高田馬場F・Iビルで今年も「ミニ講演&ワインで交流会」と銘打った講演会と懇親会を開催しました。F・Iビルでの開催はこれで4年連続となり、もはや1月から2月にかけての定例行事と言っても過言ではないでしょう。今年は講師役を本学大学院の中野敏男教授にお願いして、「戦後70年を超えて『戦争民主主義』を考える」という、一瞬、首をかしげる人がいるかも知れないタイトルで講演してもらいました。

中野教授によれば、現在「平和主義・民主主義」の危機が叫ばれているが、日本の近現代史を振り返る時、〈戦争・独裁〉と〈平和・民主主義〉とは必ずしも堅固な対抗軸と言えないので、敢えて「戦後民主主義」ではなく「戦争民主主義」という演題にしたとのことです。明治期の自由民権運動においては大井憲太郎や福沢諭吉は植民地主義を通して民権と国権とを結びつけたし、大正デモクラシー下で自由教育を唱えた北原白秋ですらアジア太平洋戦争時には戦争翼賛へと歩み、その極めつけが「万歳ヒットラー・ユーゲント」の作曲でした。つまり、デモクラシーとナショナリズムが接合し、排除の暴力が国民を凝集させたことに注目すべきとのことです。そして戦後、確かに日本は直接武力を用いて他国を侵略するようなことはなかったものの朝鮮特需による復興、基地国家と呼んでも差し支えない状況等々は「戦後民主主義」の時代においても「戦争」が大きく影を落としていると言えます。従って真の意味での民主主義を実現するためには①冷戦期に続く戦争志向の清算 ②慰安婦問題などを含めた植民地主義の歴史の清算 ③「在日」、「沖縄」などに対する排除の論理の清算による「戦後の『戦争民主主義』からの、しっかりした転換」をなすことが肝要だと結びました。

講演終了後は、本会会員の西村さん(外I1956)が会長に就いておられる文流からケイタリングしてもらい懇親会に移り、いつものように近況報告、或いは感じていること・思っていることの表明などで有意義な時間を過ごしました。なお、6月4日には本学出身の作家・島田雅彦さんによる記念講演会を行います。(平成28年2月19日記)

投稿者: 鈴木俊明 スペイン科 1972年卒業

2015年 サロン仏友会・懇親会

サロン仏友会原稿用写真1サロン仏友会原稿用写真2

去る11月21日(土)恒例のサロン仏友会が本郷サテライトで開催されました。当日は好天に恵まれ、総勢56名の出席者(現役学生1名を含む)で賑わいました。

藤倉会長(1970/昭45)の挨拶の後、ファッションビジネス研究所(株)代表取締役の東野香代子氏(1982/昭57)による講演が行われました。演題は「知られざるファッションビジネスの世界」。氏は、1984年に設立されたHermès Japonに入社後、約20年間にわたって広報・企画を中心に幅広い経験を積んでこられました。その後、老舗の衣料品メーカー「福助」での勤務を経て現在は独立され、ファッションビジネス分野におけるユニークな企業研修を企画運営しながら、コンサルティング活動や啓蒙活動に注力されています。今回の講演で一番盛り上がったのは、スカーフの結び方の講義。フライト・アテンダント風の豪華な結び方から、ブラウスの代わりとして着こなす活用法まで実践的なレクチャーがあり、男性陣向けには、おしゃれなポケットチーフのはさみ方の指導も。参加した皆さんから、「来てみてよかった」と評判でした。

そして、講演会終了後は、3階から8階に移動し、いよいよ当日の懇親会のハイライト、ボジョレ・ヌヴォを飲む会が始まりました。2015年産の品質は、「ボジョレの帝王」と評されるジョルジュ・デュブッフ氏のコメントによれば、「過去50年間作ってきた中で今年が最高の品質」とのこと。例年より色も濃く、香り豊かで「たしかに、これまでになくおいしい!」との感想がたくさん聞かれました。

今回のサロン仏友会では、4名の方が初参加。毎年、少しずつ若い世代の参加者が増えてきています。「諸先輩のご活躍ぶりに刺激を受けました」「先輩方が気軽に声を掛けてくださり、和気あいあいとした雰囲気で、初めてにもかかわらずすっかりリラックスさせていただきました」など、大いに楽しんでいただけたように思います。

一方で、年長組の方からは、「自分と同学年の人が少なくなって、ちょっと寂しい」という声も聞かれました。次回、春の総会(4/23 大手町サンケイプラザ)には、各年代の方々がふるって参加されることを祈っております。今回、本郷サテライトでお手伝いくださった皆様、ありがとうございました。

投稿者: 中村 日出男  フランス語 1974年卒業(仏友会幹事)

ペルシア会第4回総会開催

ペルシア会#4IMG_1629 ペルシア会#4IMG_1632

ペルシア語学科・ペルシア語専攻の同窓生を会員とする「ペルシア会」(代表:植木聡、ペルシア語1984年卒)の第4回総会が12月5日、東京・新宿のフレンチバル&レストラン「ジェイズ」で開かれた。イラン核問題の国際合意により、研究やビジネス環境の改善が期待される中、卒業生から現役学生まで72人が集まる盛会となり、親交を深めた。

来賓として、長年学科運営にかかわり学生を温かく指導してこられた藤井守男大学院総合国際学研究院教授(ウルドゥー語1977年卒)をお迎えした。学科創設時の苦労話を交えたご挨拶をいただき、教授の乾杯のご発声により開宴した。

総会は2011年以来、4年ぶり。同期生や先輩後輩が再会を祝い、新たな交流も生まれた。1期生がまだ50代前半と若く、同窓生はみな仕事や家庭で奮闘中。マイクを手にひとりひとり自己紹介をした現役生にとっては、就活相談の好機ともなった。

会の目玉は、25年にわたるイランでのフィールドワークに基づき『「個人主義」大国イラン: 群れない社会の社交的なひとびと』(平凡社新書)を今秋出版したアジア経済研究所の岩崎葉子氏(ペルシア語1989年卒)の講演。

岩崎氏は「イランに日本的な意味の『組織』は存在せず、担当者が異動すれば話は振り出しに戻る。人脈を多角化してリスク分散を図ることが重要」と説いた。鮮やかな分析に、イランでの苦労体験を共有する参加者から納得の声が聞かれた。

今回ご欠席の恩師、岡田恵美子先生からの味わい深いペルシア語のことわざを交えたメッセージが読み上げられると、西ケ原の小教室で受けた講義の記憶がよみがえるようだった。今春退官された八尾師誠先生からも「1978年以来、60回目のイラン訪問中です」とのエネルギッシュなメッセージが届いた。

あっという間の2時間を切り盛りしたのは梨本博氏(ペルシア語1989年卒)の軽妙な司会。商社で活躍中だが、コミュニケーション能力を培ったのは放送委員を務めた長野の小学校時代だったという。こんなエピソードを知る楽しみも、同窓会ならではである。

今回の総会では、大学で教務補佐を務め、ペルシア語の卒業生・現役生に広く知られる瀧田(永野)真奈美氏(ペルシア語1990年卒)が会計、BGM、備品を担当。ペルシア会はこうした縁の下の力持ちに支えられている。

司会から「次回総会は3年後」と伝えられると「待ち遠しい。毎年開催しても良い」との声も聞かれた。

当日の式次第はこちらから

投稿者 : 長谷川健司  ペルシア語1985年卒業

ペーニャ昭和34年(1959年)入学を主体とする会

ペーニャの会 201511月

平成27年11月15日正午本郷サテライトにほど近い中国(ジビエ)料理 棲鳳閣に14名がつどい、昔話に花を咲かせました。

出席者、写真左奥から、大工原紀久雄、門倉正明、渡辺佐由治、石川荘太郎、神谷之穂、山口完、高辻清長、図師三郎、手前左から遠藤善久、佐藤(旧姓大橋)紀子、原誠名誉教授、鈴木征四郎、土田昌宏、枠入りは紹興酒で悪酔いし席を外した河田常弘

この会には毎年この時期に合わせて来日する海外居住者が二名、一人は紅一点の佐藤さん
カナダはバンクーバーからご出席、もう一人はエクワドルから小川知之、今年も来日したが急用で急遽帰国、欠席に。

また、原先生は会費を取らなければ出席しないと言われ、恐縮ながら毎回平会員扱いです。
「まだ後期高齢者じゃないけれど、後何日で」などの話も出て楽しい昼下がりでした。
来年も続けられること祈念しつつ。

これまで出たことはないが出てみたいという方がおられましたら下記までご連絡を!
masahiro.tsuchida@deluxe.ocn.ne.jp  または、080-5684-5680

投稿者: 土田昌宏 スペイン語 1965年卒業

東外大オーケストラ大同窓会

 

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2015年11月29日(日)東外大オーケストラの大同窓会が銀座「砂漠の薔薇」にて開催されました。1952年入学R科の河津一哉氏(フルート),1954年入学I科の石井(工藤)直美女史(ピアノ)を筆頭に、現役生迄の200名以上が集まり、4時間の楽しい時間を過ごしました。

それまで小規模合奏団だった器楽部が、管弦楽団に発展して第1回定期演奏会を開催したのが1965年1月11日。今年度2015年度が50周年の記念の年を迎えるということで、イタリア留学中の現役生から卒業生との親睦を図りたいとの相談がEメールで寄せられたのが、2014年10月。それから1年以上の月日が経っていました。80過ぎの大先輩方の他にも、小林宋光氏(1967年入学Po科、トロンボーン)、亀山郁夫氏(1968年入学R科、チェロ、前・外大学長)にもスピーチ頂きました。また35年の長期に渡りご指導を頂き、現在もトレーナーとして現役の面倒を見て下さっているヴィオラ奏者の小野富士先生やトロンボーン奏者の山田裕治先生、そして現在の常任指揮者の清水醍輝先生らプロの先生方にも参加頂きました。

2016年4月29日(祭・金)すみだトリフォニーホールでの創立50周年記念公演(メイン曲:マーラー交響曲第1番「巨人」)に向けての現役・卒業生との関係強化の為に行った、1025名を対象としたオケ団員名簿改訂編纂作業も実施されて、また現役生に贈る寄付金も当日集まり、実りの多い大同窓会と成りました。

(実行委員長 1978年入学D科フルート 小倉正広
副実行委員長 2011年入学Ⅰ科チェロ 川野辺雪菜 )

第2回イタリア会例会開催の報告

12月6日(日)、高田馬場駅前FIビル8階ホール於いて、第11回総会も兼ね第2回イタリア会例会が開催されました。参加人数は東京外語イタリア会登録会員とTouring Club Italianoi 会員を合わせて46名。
まず総会では、幹事代表からイタリア会の財務状況改善のためイタリア会登録会員の会費を来年度は2,000円にしたいとの提案があり、満場一致で了承されました。
次いで、秦泉寺友紀さん(平成8年卒)から今イタリアで話題になっている「イタリアにおける移民・難民問題の現状」のテーマで講演を頂戴しました。面白くためになるお話しありがとうございました。

イタリア会

懇親会は、リストランテ文流高田馬場店からシチリア料理のカポナータ(前菜)、エミリア・ロマーニャを代表する手打ちパスタのラザーニャとゴルゴンゾーラチーズ風味のペンネ(プリーモ)、豚肉のロースト(セコンド)、イタリアを代表するデザートのティラミス(ドルチェ)から成るフルコースが、リストランテ文流オーナー西村暢夫氏(昭和31年卒)のメニュー解説付きで提供され、美味しい料理とワインで舌鼓を打ちながら楽しい雰囲気の中で進行しました。先ず、このたびの来日を機にゲストとしてお招きしたマリーサ・ディ・ルッソ先生のご挨拶に始まり、第93回外語祭のイタリア語劇「ロミオとジュリエッタ」に出演した在学生による迫真の語劇ワンシーンの演技、Touring Club Italiano(TCI)日本事務所が開設された1996年からのTCI会員の表彰、歓談の合間に参加者10名余りによる恒例の3分間スピーチまで、椚山典子さん(平成元年卒)の司会で約1時間半にわたり行われ、無事盛況裏に終了しました。
まさにイタリア会ならではのイタリア的なフェスタでした。楽しい時間をありがとうございました。


i1894年創設のイタリアでは非常に有名且つ重要な機関で(会員数:約35万人)、日本では「イタリア旅行協会」と呼ばれている。1995年、これからはTCIの国際化を目指して日本事務所が開設された。2014年第10回総会に於いて東京外語イタリア会とのコラボレーションが決まった。


投稿者: 鈴木征市 イタリア語1964年卒業

ドイツ科 ゲルマニア会 -第10回 ゲルマニア会総会を開催-

ゲルマニア会201511C無題
4年ぶりの第10回総会は秋晴れにも恵まれ、去る11月21日、如水会館「オリオン」ルームで開催されました。当日は来賓としてフォン・ヴェアテルン駐日ドイツ大使はじめ大学より浦田学長特命補佐、長谷川外語会理事長のご出席を賜り、約60名の参加を得て盛会裡に開催することが出来ました。

席上ミニ懇話をされた大使は、現在のホットなテーマ、即ち◎パリテロ事件と◎ドイツでの難民状況を取上げ、特に難民問題は克服できると強調されたのが印象的でありました。

来賓ご挨拶に続き、佐藤洋子女子栄養大ドイツ語名誉教授(D1955)のお元気なご発声で乾杯、予定議題の後の懇親会では大学オーケストラ部出身の小倉正広氏(D1982)の玄人顔負けのフルート演奏でバッハやビゼーを楽しませて戴きました。

2時間余に亘る総会閉会後は同期会や二次会へと繰出し、旧交を温めつつ好天の秋の一時を過ごすことが出来ました。

末筆ですが、総会開催に際し、受付を補佐戴いた学生はじめ皆様のご支援とご協力に世話人幹事一同篤くお礼を申し上げます。

*ドイツ大使の懇話については会誌「ゲルマニア」第19号にその内容を掲載の予定ですので、ご希望の方は世話人幹事へご連絡下さい。

投稿者-世話人幹事  能登 崇 ドイツ語 1966年卒業

メコン会総会・懇親会の開催(結果)

メコン会集合 (2)

Mekong講演 (2)

1. メコン会総会
2015年11月22日(日)大学内にある留学生日本語センター1F「さくらホール」においてメコン会総会を  開催しました。
1957年タイ語科の卒業生から平成の卒業生まで31名が出席、第一部では2015年中の活動結果の報告がなされ、会計報告、監査報告、役員改選、来年度の活動方針等が審議されました。
第二部では元ウガンダ大使の皆川一夫氏(1971年ベトナム語科卒)による講演が行われました。同氏は外交官生活や大使の仕事などユーモア溢れる話をされ、会員の皆さんは熱心に聴講されておりました。

2. メコン会懇親会
特別食堂においてメコン会懇親会を行いました。
冒頭、斎藤弘子副学長からお祝いのお言葉をいただきました。引き続き、役員の高橋勝義氏(1969年タイ語科卒)の軽妙な司会で2時間にわたる会食しながらの和やかな懇親会となりました。
歓談の合間には昨年に引き続き小栗久美子さん(2002年ベトナム語科卒)によるトルン(ベトナムの民族楽器)の演奏があり、懇親会に花を添えてくれました。

投稿者:メコン会会長 野崎正人  ベトナム語科1971年卒業

ポルトガル語専攻卒業生同窓会「ルジタニア会登録会員の集い」の開催

15.10.31登録会員の集い

 去る10月31日(土)、本年度の集いが「がんこ寿司新宿西口店」で12:30より会員22名と招待学生1名の参加のもと開催されました。

 懇談の合間に行われた参加者各人のショートスピーチでは、本年に初めて特別会員として入会された他科卒業生2名よりは入会の経緯や思いが披露されました。また、近く外語祭が催されることで、招待学生より、11月19日11:10開演の語劇(「黒いオルフエ」)に関しての説明とカンパがあり、集合写真に納まって定刻の14:30、盛会裡にお開きとなりました。

投稿者:須田実 ポルトガル語 1966年卒

「C52同窓会」第二回を開催

C52第二回同窓会

平成27年(2015年)8月1日(土)正午より、東京・新橋の中国料理店「新橋亭」で、第二回C52同窓会(中国語科昭和52/1977年入学者を中心とする同窓会)を開催しました。昨年は2月1日の春節に合わせて、赤坂のANAインターコンチネンタルホテルで卒業以来33年ぶりの第一回同窓会を開催しましたので、一年半ぶりの再会となりました。今回は中国など海外で勤務されている方が帰国される夏休みの開催としたのですが、逆に帰省や旅行などで東京を離れている方も多く、昨年ほどの人数は集まれませんでした。それでも四名の恩師と16名のOBが円卓二つを囲み、和やかなひと時を過ごしました。

最初に今年4月に亡くなられた金丸先生を偲んで全員で黙祷を捧げた後、小林二男先生から金丸先生の最後のご様子とお別れの会が9月25日に行われる事をご報告いただきました。

次いで輿水先生に乾杯の音頭を取っていただき、おいしい本格中国料理を楽しみました。

中盤であらためて先生方から近況をお話しいただきました。輿水先生からは、今年の三月で佐野短期大学の学長を退任されたこと、在任中は学生や地域の住民への中国事情/中国語教育にも気を配られた経験や日中友好への思いを、高橋均先生は筑波大学で学位を取られたこと(大拍手)とフェンシングやダンスを楽しまれていること、依藤醇先生からは目白大学での学生の就活の様子、同じ目白大学の小林先生からは大学の様子と日中友好に関する思いを、それぞれ語っていただきました。

一年半ぶりの再会という事もあり、会は最初から和やかな雰囲気で進み、予定していた二時間を大幅に超えて盛り上がりました。昨年は真冬、今年は真夏の開催でしたので、次回は国慶節に合わせて十月頃の開催とすることで大筋合意に達しました。最後に、全員で記念写真を撮って解散しましたが、サラリーマンのメッカである新橋駅近辺でさらに飲みなおされた方々も多かったようです。

今回の準備は4月頃から開始し、下見(兼飲み会)や打ち合わせを重ねて来ました。前回の名簿や資料もあり、比較的順調に進みましたが、昨年の第一回は相当な苦労をされたものと思います。今回は幹事の予想をはるかに超えて楽しい会になりましたが、やはり同窓会は全員が主役であり、何よりも定期的に集まる事が大事だと思いました。今回、参加できなかった方も、次回はぜひお越しください、また、近況なども随時お知らせいただければ幸いです。

投稿者: 第二回C52同窓会幹事 藤平明良 ak-fujihira@chori.co.jp

ドイツ科同窓会「USW会」開催

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USW会。英語で言えばAND SO ON会。兎に角ドイツ語が新鮮だった。秋の語劇祭の高揚感、誰言うとなく名付けられたクラス会。昨年は卒後50年の慶祝を受けた。この間2割の朋が黄泉に入った。2割の朋は何処にか。こうして今年も顔を揃えた朋には後期高齢者も出ている。同年入学でも年齢差などはUSW。それがあの時代だった。
今年は半蔵門のある会員制クラブでのUSW会。快晴のお江戸の空のはるかな眺望を堪能できた。隔年ごとに地方で開催。来年はどこにするか、選択の楽しみを余韻に、昼下がりのコーヒータイムに席を移した。朋あり、遠方より来たる。また楽しからずや。

投稿者 : 門山 榮作  ドイツ語科 1965年卒業

インダス会 講演会・総会を開催!

1.講演会

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インダス会は、去る7月4日、午後3時に本郷サテライト4階会議室で、総会を開催。午後3時30分から、恒例の講演会を行いました。講演会には、他の語部出身の方や、外語以外の方も出席。定員30名の会議室は50名を上回る人で埋まり、外語会事務局から椅子を運んで対応する盛況でした。

講演は二本立てで、まず母校のペルシア語教授で、イスラム神秘主義研究の藤井守男さん(1977/昭和52年・ウルドゥー語卒)が、「シーア派とイランの動向」という演題でお話しました。イランを巡っては、核開発疑惑が持たれ、欧米諸国から長年経済制裁を受けてきました。しかし、この7月、欧米など6か国と歴史的な核協議に合意したことで、宗教国家の形態をとるイランの今後の動向、特に日本への石油輸出など、新たな経済貿易政策が日本の経済界からも注目されています。またIS(いわゆる過激派イスラム国)がスンニー(スンナ)派を信奉しているため、これに対抗するシーア派主導のイランの外交・軍事政策も関心を集めています。こうした背景を踏まえて、初期シーア派(12イマーム)の生成・発展経緯につい、最新の研究が紹介されました。また現在のシーア派指導部について、保守派と改革派の内部抗争の存在に言及する一方、宗教界指導部における中東世界への認識、特に対イスラエル観、対米国観について、ハメネイ師の興味ある発言「真の敵はムスリムの背後に存在する」を引用して分析しました。

次いで、母校アジア・アフリカ言語文化研究所で長年インド現代史を研究して来られた名誉教授・内藤雅雄さん(1964/昭和39卒ヒンディー語卒)が、「インド・パキスタン分離独立の背景」と題して講演しました。200年にわたり英植民地だった大インドが、「インドとパキスタンに分離して独立した要因」は、ムスリム(イスラム教)とヒンドゥー教徒との宗教対立だった、とする定説的な内部要因説が主流となってきましたが、これは英国側の自国擁護の分析であり、むしろ外部要因として植民地支配を続けてきた当時の英国指導者らの「分離」を目指す諸政策が微妙に影響したのではないか、とする研究を伝えました。

やや専門的な講演となりましたが、出席者の評価も高く、好評でした。

2.懇親会

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懇親会は、講演会終了後の午後5時過ぎから、本郷3丁目の中華料理店「棲凰閣」で開催された。乾杯のあと、仙台、奈良、大阪など遠方から馳せ参じた方々の近況報告とご挨拶が続いた。久々に会う同級生や、先輩、後輩との会話が賑やかに続いた。母校漕艇部OB小室洋三氏が、応援の「フレー・フレー外語!」をコールし、来年の総会での再会を誓った。

3.講演会・総会参加者名(卒年順、敬称略)
福富 直明、中村平治、鎗田邦男、今岡 杲、浅川エリ子、神山 守、竹内可能、森 三喜、荒柴雅美、宮本吉範、河角栄夫、内藤雅雄、横田幸一、小寺大輔、清水俊彦、荒岡正寿、山崎恭平、森 稔男、三島昭彦、渡邉光一、瀧井光夫、石井冴子、真矢修弘、林 瑤子、関口昌甫、袴田國男、小室洋三、片岡弘次、中川憲二、根本昭彦、大隅国雄、玉木重雄、宮坂誠一、佐藤 勉、井上正幸、齋藤容子、景山咲子、小林玄一、白井 桂、藤井守男、萩田 博、藤井 毅、丹羽京子、水野善文、萬宮健策、内田祥夫、渡邊 一弘、友金 守(大阪外大OB)、

4.総会
講演会に先立ち、渡邉光一会長の挨拶があり、活動報告(会計報告)と近く刊行される会報23号の発行について紹介があった。

以上(2015年7月10日・インダス会世話人会)

投稿者: 渡邉光一 ヒンディー語 1966年卒)

昭和36年卒英米科A組クラス旅行

外語、田沢湖ロッジs1 秋田駒が岳S4 (1)

昭和36年卒英米科A組クラス会では、首都圏在住の会員を中心に、小林敏昭幹事長の音頭で、毎年5月の遠足と12月の忘年会で親睦を深めてきた。昨年秋田在住の幸野稔会員がしばらくぶりに忘年会に参加したのが運のつきで、2015年の遠足は秋田まで足を伸ばすことが決まり、幸野が現地幹事として企画の任に当たることとなった。

幸野の忘年会参加は別にして、今年5月の旅行先を秋田に決めたことには二つの目的があった。一つは、秋田県田沢湖高原に建てられた母校の研修施設「TUFS田沢湖温泉ロッジ」に東京外語会員は準学内者料金で泊まれることから、せっかくの施設を活用しようということだった。もう一つは、われらが畏友の藤田博司会員が、昨年10月に秋田駒ヶ岳登山後体調が急変して、岩手県八幡平市の病院で死去したことであった。ジャーナリズム研究者で上智大学教授や共同通信ワシントン支局長などを務めた藤田会員の急逝はまことに痛ましいことであり、せめてわれわれ同級生が現地に赴いて慰霊しようということになったのである。

クラス旅行は5月28日(木)~29日(金)に行なわれた。両日とも幸い好天に恵まれ、一行10人は心ゆくまで新緑の田沢湖と角館を楽しんだ。初日、田沢湖遊覧船から金色の辰子像を湖岸に望み、他方では奥羽の山並みを五月晴れの大空に見晴らした。また、観光バスで向かった田沢湖スキー場では、頂上に雪の残る秋田駒の雄姿を仰ぎ、一同拝礼して、この地で幽明界を異にすることとなった藤田会員の冥福を祈ったのである。

宿泊先のロッジには、10年以上前に、幸野の勤務していた秋田大学のゼミの学生を引率してお世話になったことがあったが、その後改装された建物はいっそう明るく泊り心地が良くなった。きりたんぽ、山菜、岩魚など、地元の食材を活かした郷土料理をいただき、会員が持ち寄ったお酒、ワイン、ビール、焼酎などを酌み交わして、卒業後歩んできた道や現況報告、藤田会員の思い出などを語り合った。

二日目、お世話になった管理人ご夫妻に別れを告げて、観光バスは「みちのくの小京都」と呼ばれる角館に向かった。武家屋敷を見学して、角館町平福記念美術館に立寄った時、ロッジから忘れ物の連絡電話があった。わざわざ美術館まで届けてくださった管理人ご夫妻のご厚意にいたく感銘を受けたのであった。

今回の旅行では好天という僥倖に恵まれ、外語ロッジの活用と故藤田会員の慰霊という二つの目的を無事に果たして、旧交を深めることができた。まことにうれしいことであった。まとめ役の小林幹事長、会計等担当の野中千恵子幹事、ならびに参加者各位のご協力に感謝し、会員各位のご健勝を祈る次第である。

投稿者 : 幸野 稔 英語 1961/昭36年卒業

「第1回イタリア会例会」の報告

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登録会員制度の下、初めての「第1回イタリア会例会」が7月4日(土)午後3時から高田馬場駅前FIビル8階ホールにおいて開催されました。今回も東外大イタリア語学科卒同窓生だけでなく、イタリア文化を愛好するツーリング・クラブ・イタリアーノのメンバーも合流し、参加者数45名。今まで減り続けていた参加者数が初めて増加に転じました。
会長の井草隆雄氏(1955/昭30卒)と事務局の鈴木征市氏(1964/昭39卒)の挨拶に続き、西村暢夫氏(1956/昭31卒)が講師の中村浩子氏(1983/昭58卒)をご紹介。一度は日本企業に就職、数年後にイタリア世界に生きるのを選択されLa Repubblica誌の極東支局に転職。現在は執筆家、翻訳家として活躍されています。スローフード運動の創始者カルロ・市場ペトリーニの「スローフード・バイブル」の翻訳書。近著はご自身の体験に基づいた「イタリアの郷土料理美味紀行」(小学館文庫)。とりわけ、この本の第一章第一項は「受刑者の食卓」で、イタリアの食卓を見つめる視線の優しさを西村さんは絶賛されておりました。
講演のテーマは、「”イタリア料理がフランス料理の元”は本当か?~カテリーナ・デ・メディチがもたらしたもの」。フランスにイタリア料理の洗練されたレシピとフォークをもたらしたフィレンツェ・メディチ家出身のフランス王妃カテリーナ・ディ・メディチの半生を、スクリーンにスライドを映しながら静かにゆっくりと言葉を確かめながら話される中村浩子氏の講演は聞いて心地よく、90分はあっという間でした。
講演終了後、あいにくの雨で屋上庭園に出られなかったのは残念でしたが、会場が卒業年毎のテーブル「ようこそ!カテリーナ・デ・メディチの食卓へ」に瞬く間にセッティングされ、講演に合わせてリストランテ文流高田馬場店シェフが再現した宮廷料理を楽しみ、トスカーナ産上質のワインにほろ酔い、おしゃべりの花が咲き、適宜に恒例の3分間スピーチが行われ、楽しく且つ活発な雰囲気の中でイタリア世界を堪能した懇親会でした。午後7時閉会。Buona serata, tutti.

投稿者: イタリア会幹事 鈴木政市  イタリア語1964年卒
(文章)椚山典子  イタリア語 1989年卒

第9回ポルトガル語専攻新入生歓迎の集いの開催

ルジタニア会2015‐2   ルジタニア会2015‐1

ポルトガル語専攻卒業生の同窓会「ルジタニア会」では恒例の集いを去る6月19日(金)に母校キャンパスにおいて、卒業者13名と在学生(留学生を含む)45名の参加のもと開催しました。

第一部の講演会(17:40~18:40)では、1966年卒の大林丈史氏(俳優・日本映画俳優協会理事長)が「俳優の仕事について」との演題で、俳優の世界に身を投じた経緯から始まり、今日に至るまでの経験や演劇・映画界の実状等について講演され、その熱弁に参加者一同が引き込まれるように終始、傾聴していました。

第二部の懇親会(18:50~20:30)は、場を特別食堂に移して行われました。

立石学長を初め、関係の諸先生のご来場を頂きましたが、冒頭で学長より「在学生には先輩から学び取る良い機会である」こと、また、卒業生には「独自の資金手当が求められる厳しい大学運営事情に対するご理解ご支援をお願いします」とのご挨拶がありました。

その後、学生・卒業生が三三五五に食卓を囲んで思い思いに懇談に入りましたが、若い熱気が満場に満ちていました。席上、戯劇担当学生より、秋の語劇について、演題「黒いオルフェ」の発表とカンパのお願いがありました。定刻、一同が集合写真に収まり閉会となりました。

投稿者: 須田實  ポルトガル語 1966年卒

インダス会会報23号の刊行

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会報23号が完成し、7月中旬に会員に郵送いたします。
ご希望の方は、インダス会事務局 indusoffice@yahoo.co.jp宛てに、卒業年度、住所氏名をご連絡ください。
内容は、昨年逝去されたインダス会同窓生、黒柳恒男先生(外語名誉教授)を偲ぶ文章のほか、研究室の諸先生からの報告、「インド・パキスタン分離独立の背景」など会員からの興味深い読み物を満載しています。
詳細は「インダス会ブログ」を参照ください。検索ツールで、「東京外国語大学>インダス会」と入力すると表示されます。

2015年6月29日

投稿者: インダス会会長 渡邉 光一  ヒンディー語 1966年卒

ゲルマニア会世話人会/有志会のご報告

ゲルマニア世話人会20155月9日にゲルマニア会世話人/有志会が開催され、本年のゲルマニア会総会は11月21日(土)実施が決定いたしました。

詳細は近くなりましたら東京外語会ホームページに掲載いたします。

当日は芳賀和恵氏(D1989卒)による懇話があり、ドイツ留学中に纏められた人口動態と経済発展の関連を論じた博士論文を中心に分り易く解説戴きました。同時に留学体験を通して見えてきたドイツの大学の実情や興味深い経験をユーモアを交えてお話し戴きました。
懇話の内容につきましては大松陽子会員(D1972)よりの以下、寄稿をご覧下さい。

投稿者: ゲルマニア会世話人幹事  能登 崇 ドイツ語 1996年卒業

ゲルマニア会芳賀氏講話 (PDFファイルが開きます)

2015年 仏友会総会・懇親会

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4月25日(土)恒例の仏友会総会が東京・大手町サンケイプラザで開催されました。当日は雨の予報もありましたが、幸いなんとか天気がもち、総勢72名の出席者(現役学生4名を含む)で賑わいました。

はじめに藤倉会長(昭45)の挨拶があり、金澤副会長(昭43)の会務報告の後、会計・監査報告の承認を得て、総会の部は無事終了しました。その後引き続き、川口先生(昭56)から母校の近況報告をいただきました。

そして、いよいよ当日のメインイベント、元日銀副総裁の藤原作弥氏(昭37)によるご講演に移りました。演題は、「李香蘭の思い出」。氏は、昨年9月に亡くなった李香蘭こと山口淑子さん(享年94歳)と同様、満州からの引揚者でしたが、終戦直後の満州におけるリアルなご苦労話や、逃げ遅れた現地の日本人難民が辿った悲惨な運命の秘話に、平成以降の若い卒業生も熱心に聞き入っていました。そのほか、時事通信社経済部の新人時代やワシントン特派員時代のエピソードなども盛り沢山。最後に、今年1月開催の「李香蘭を偲ぶ会」で氏の読まれた弔辞が披露され、講演の部が終了しました。

懇親会に移る前の休憩時間を利用して、出席者一同を<昭43以前卒>と<昭44以降卒>の2グループに分け、記念写真を撮りました。なお、講師と現役学生と会長には、両方の写真に登場してもらっています。

続く懇親会では、ロワール産白ワインと南仏産赤ワインのグラスを手に、参加者たちは昔話に思いを馳せつつ、お互いの近況を語らいながら、仏友会伝統の和やかな雰囲気を楽しんでいました。現役学生4名は、昨年秋の外語祭のフランス語劇『とりかえばや』出演者代表の皆さん。これは、日本の古典ものの『とりかえばや』からストーリーを取り、17世紀フランスの貴族社会の恋物語を描いたコミック風のオリジナル作品で、上演当日は大変な好評を博したようです。

今年の総会・懇親会は、特に若い世代の参加者も多く、「偉大な先輩方のお話をお聞きでき、とても刺激を受けました。これから新たな道を進んで行きますが、頑張ろうと改めて決意をさせて頂きました」との声や、「様々な先輩にお会いすることができ、自分がこれからどういう人生を送るか、ヒントを得ることができました」との嬉しい感想も聞かれました。また、年長組の方からも、「若い世代の出席者も見られ、この調子でいけば仏友会の将来も明るいのではないか」との元気づけられるコメントも頂戴しました。

次の集まりは、11/21(土) 本郷サテライトで開催予定の「サロン仏友会」。こちらでは、講演の後、恒例のボジョレ・ヌヴォを軽食とともに楽しむことになっています。参加者一同、「秋にまた会おうね」を合言葉に、お開きとなりました。お手伝いくださった方々、ありがとうございました。

投稿者: 中村 日出男  フランス語 1974年卒業

Po科昭和39年度入学者、入学50年の賀寿

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入学邂逅半世紀を祝して東京上野「韻松亭」に参集。
春風春水一時に来る、談論風発、丁々発止、レベル高いのなんの、久しぶりに濃密な時間を共有しました。人生全部初体験・思い出全部。さて可愛い爺婆にならいでか、三九会(咲くのかい)!
(15.3.19 向井 記)
昭和39年度入学20名中7名:泉 隆彦、岩崎 雄美、北市 知義、田上 捷也、長島 潔、向井 一郎、山田(善方)裕子

投稿者 :向井一郎 ポルトガル語 1971年卒業