「第1回イタリア会例会」の報告

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登録会員制度の下、初めての「第1回イタリア会例会」が7月4日(土)午後3時から高田馬場駅前FIビル8階ホールにおいて開催されました。今回も東外大イタリア語学科卒同窓生だけでなく、イタリア文化を愛好するツーリング・クラブ・イタリアーノのメンバーも合流し、参加者数45名。今まで減り続けていた参加者数が初めて増加に転じました。
会長の井草隆雄氏(1955/昭30卒)と事務局の鈴木征市氏(1964/昭39卒)の挨拶に続き、西村暢夫氏(1956/昭31卒)が講師の中村浩子氏(1983/昭58卒)をご紹介。一度は日本企業に就職、数年後にイタリア世界に生きるのを選択されLa Repubblica誌の極東支局に転職。現在は執筆家、翻訳家として活躍されています。スローフード運動の創始者カルロ・市場ペトリーニの「スローフード・バイブル」の翻訳書。近著はご自身の体験に基づいた「イタリアの郷土料理美味紀行」(小学館文庫)。とりわけ、この本の第一章第一項は「受刑者の食卓」で、イタリアの食卓を見つめる視線の優しさを西村さんは絶賛されておりました。
講演のテーマは、「”イタリア料理がフランス料理の元”は本当か?~カテリーナ・デ・メディチがもたらしたもの」。フランスにイタリア料理の洗練されたレシピとフォークをもたらしたフィレンツェ・メディチ家出身のフランス王妃カテリーナ・ディ・メディチの半生を、スクリーンにスライドを映しながら静かにゆっくりと言葉を確かめながら話される中村浩子氏の講演は聞いて心地よく、90分はあっという間でした。
講演終了後、あいにくの雨で屋上庭園に出られなかったのは残念でしたが、会場が卒業年毎のテーブル「ようこそ!カテリーナ・デ・メディチの食卓へ」に瞬く間にセッティングされ、講演に合わせてリストランテ文流高田馬場店シェフが再現した宮廷料理を楽しみ、トスカーナ産上質のワインにほろ酔い、おしゃべりの花が咲き、適宜に恒例の3分間スピーチが行われ、楽しく且つ活発な雰囲気の中でイタリア世界を堪能した懇親会でした。午後7時閉会。Buona serata, tutti.

投稿者: イタリア会幹事 鈴木政市  イタリア語1964年卒
(文章)椚山典子  イタリア語 1989年卒