「中国地域経済データブック」のご紹介

「アジア経済のコアを形成しつつある中国沿岸地域をデータ解析。グラフや図が満載!アジア・世界経済における中国の台頭を立体的に知る。」(科学出版社の内容紹介から)
中国の大手出版社科学出版社が中国で刊行した「中国区域経済数字地図東部沿海地区2012-2013」の翻訳書です。拙訳ながら私にとって初の中国語からの翻訳書、同社の地域経済ものとしても日本での第1号となります。

詳しい内容紹介は以下のamazonのページをご覧ください。

http://www.amazon.co.jp/中国地域経済データブック-呉-浙/dp/4907051085/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1393296547&sr=1-1&keywords=中国地域経済データブック

著者の呉/浙氏は南開大学都市地域経済研究所副教授で、中国の全国経済地理研究会常務理事、中国地域科学学会理事等を歴任。「中国経済体制改革の市場化プロセスの研究」で中国経済学会の最高賞とされる孫治方経済科学賞を受賞しています。 監修の藤江俊彦教授(千葉商科大学政策情報学部・大学院)も一般社団法人・日本経営管理学会代表理事・副会長のほか経産省、内閣府などの委員を歴任した方です。

特別価格でのあっ旋は以下のfacebookページからご相談ください。
https://www.facebook.com/taka.miki.1232

中国語昭和55年、三木孝治郎 takmik2011@gmail.com

中国語学科昭和52年(C52 )入学者を中心とする同窓会を開催

平成26年(2014年)2月1日(土)12時~14時半、ANAインターコンチネンタルホテル東京の37階シリウスの間で、C52同窓会を開催しました。当日は恩師の方々6名、同窓生22名が、ほぼ卒業以来となる30年余年ぶりに集い、楽しい一時を過ごしました。

この度の同窓会開催は、昨年7月末にたまたま同期の有志が集まって酒宴を催した際に決定されました。30余年の間に殆ど集まりが無かったので、誰がどうしているのか皆目わからず、現在の連絡先にたどり着くのが大変でした。準備の流れとしては、予算やその趣旨に見合う会場の選定、外語会の情報と自助努力による名簿の整備、ハガキ・封書・メールの組み合わせによる開催案内と出欠確認、当日の段取り決定と配布物の準備、今後の活動に関する提案等、予想以上の作業量となりました。昨年9月から動き出し、5人の幹事を中心に合計4回の準備会合を経て、やっと開催当日を迎えました。

当日は同窓生幹事代表の挨拶に続き、佐野短期大学で学長をお勤めの輿水優先生による乾杯の音頭で、会は始まりました。参加者はそれぞれに風貌が変化していましたが、話をするうち直ぐに打ち解けて、卒業後に何があったかをお互いに確認しあいました。日本や中国において企業・大学・メディアの最前線で働くもの、出向して関連会社の幹部となったもの、最初の職場を退職して新たな道を進み始めたもの、主婦として家庭を守るもの等、立場は異なりますが、皆がそれぞれ生き生きと人生を歩んでいるように見えました。

会も中盤となる頃、恩師の方々に御一人ずつご挨拶を頂きました。輿水優先生は栃木での学長としてのご生活ぶりを、高橋均先生は体力を維持されながらの研究生活とご欠席の林先生の近況を、辻康吾先生は中国情勢や執筆活動の状況を、榎本英雄先生は企業人から如何にして中国語教員に転じられたかを、依藤醇先生は我々が在学中から最近に至るまでの中国語科の歴史を、小林二男先生は現在の外語大事情、中国語学科同窓会の組織化の必要性、ご欠席の金丸先生の近況を、それぞれお話されました。

会の最後に、今後、名簿や連絡網を充実させて毎年集まりを開き、文集の編集を検討するという、幹事提案が満場一致で了承されました。我々は時間が過ぎるのも忘れ、予定の時間を30分オーバーしてのお開きとなりました。

今回の同窓会では、幹事団で手分けして調査を進め、当日の配布物として大学時代に一緒に席を並べた同窓生71名の名簿を用意しました。中には消息がわからない人や亡くなった人もいますが、我々の大事な仲間として大切に記憶したいと思っています。更には恩師の方々や同窓生たちからの寄せられたメッセージ集を配り、参加者一同で近況を共有することもできました。会の最後に次回の幹事4名が選任され、バトンタッチすることになりましたが、これからもC52同窓会の活性化に協力していきたいと思っています。

今回欠席のC52同窓生の方々、入学・卒業年次は異なっても我々と机を並べたことのある方々は、いつでもお気軽にご連絡ください。近況報告を楽しみにお待ちしています。

最後になりますが、この度の同窓会開催準備の中で、いろいろ相談に乗って頂いた外語会事務局の皆様に深謝申し上げます。

(文責 C52同窓会幹事代表 秋保哲 C昭56 メールアドレス:s.akiho@ana.co.jp

 

【以下写真】

1.輿水優先生乾杯音頭

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2.同窓会会場の様子

b3.同窓会後の集合写真

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メコン会新春懇親会(開催結果)

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※メコン会はタイ語、ベトナム語、ラオス語、カンボジア語、ビルマ語卒業生を対象とした語科別同窓会です。

IMG_0231平成26年2月21日(金)新宿にあるホテルハイアットリージェンシー東京5階において、遠くは大阪から参加していただいた会員もおり、昭和32年のタイ語卒業
から現役のベトナム語1年生まで幅広い世代の会員44名(ゲストを含む)が集まり、窓から新宿の夜景を楽しみながら、またアルパの音楽を聴きながら歓談のひとときを過ごしました。
平成24年卒の役員が若い世代に声を掛けてくれたこと、またベトナム語の今井教授が現役学生に声を掛けてくれたお陰で、ベトナム語の学生が15名参加してくれ、全員が和気藹々と懇談しました。

IMG_0222出席した者から「あまり経験したことのない良い場となりました」とか「大先輩の方々にお目にかかり、沢山のお話をおうかがいすることが出来、勉強になりました」等の声があり、交流を通じて卒業生と学生、また会員同士の絆がより強いものとなりました。

今回、学生はベトナム語の学生しか参加しておりませんでしIMG_0237たが、メコン会はタイ語、ベトナム語、ラオス語、ビルマ語、カンボジア語の5言語の卒業生、学生を対象とした同窓会組織です。今後は、タイ語の学生、ラオス語、ビルマ語、カンボジア語の卒業生、学生が積極的に参加されることを期待しております。IMG_0217

メコン会会長 野崎正人(V46) 連絡先 mekonkai@55.zaq.jp

 

インド舞踊 小野雅子さん公演会の案内

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東京外大の卒業生であるインド舞踊家小野雅子さんの公演会が以下のとおり開催されますので、ご案内します。
私も以前観に行ったことがありますが、素晴らしい舞台でしたので、外語会会員の皆様にもお奨めします。
(小野さんは、以前、平成の会のキャリア研究会の講師も務めてくださいました。)

(ドイツ語62年卒 二瓶美由紀)

外語会秋田支部総会報告

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12月21日(土)に、ホテル・メトロポリタン・アキタにて、東京外語会秋田支部総会が開催されました。年末の忙しい中、14名が出席してくださりました。総会では、まず元学長で、前国際教養大学長の中嶋嶺雄先生を偲んで、黙祷が行われました。また、幸野稔秋田大学名誉教授(E昭36)が支部長を勇退し、新たに米田進秋田県教育長(E昭50)が支部長に、佐藤浩一由利高校教諭(E昭58)が幹事長に就くことが了承されました。その後の懇親会では出席者の近況報告があって、和やかに会が進み、中嶋先生の思い出などが語られました。出席なされた方々のワールド・ワイドな体験談やアカデミックなお話はとても興味深く、知的な興奮を覚え、充実した時間を過ごさせていただきました。
出席者:幸野稔、米田進、勝又美智雄、竹村豊、濱本良一、大友俊、小西尚志、和賀美紀、小林康、佐藤康一、太田希、関屋亜生以、佐藤浩一(順不同・敬称略)
(文責:佐藤浩一)

中部支部総会反省会、亀山前学長も御出席


ワイガヤ会

平成25年12月7日、名古屋駅近くの居酒屋で中部支部の有志による会合が開かれました。前学長で、現在は名古屋外国大学長の亀山郁夫先生も参加され、総勢22人が集合。20代から70代までがロフト風の個室で肩を寄せ合い、交流を深めました。

今回の会合は、6月に開かれた総会の際、定期的に会合をもって支部の活動を活発化させていく方針を確認したことを受けて開かれました。
自己紹介に近況を織り交ぜながら参加者が一言ずつあいさつした後、テーブルごとに懇談。「周囲に同窓生がいないので、このような機会はうれしい」「さまざまな年代の人と懐かしい母校の話ができた」などの声が聞かれました。野菜中心のヘルシーな料理をつまみにワインやビールの杯を重ね、あっという間の2時間余でした。最後は店の前で記念撮影をし、近い将来の再会を約束しました。

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文:中部支部幹事 焼石(池田)千晶 I平成01

 

 

Introducción a Derecho Japonés Actual

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この秋に日本とスペインの法律家34名の協力で出版しました日本法入門の概説書です。スペイン語でこれだけの内容を盛り込んだ本は世界で初めてです。スペイン語圏の人々は勿論、弁護士や法廷通訳などの実務家、スペイン語を研究する教師や学生の皆さんにも役立つことを期待しています。序文を寄せてくださった駐日スペイン大使Miguel Ángel Navarro閣下(写真中央)の肝煎りで近く盛大なプレゼンがセルバンテス・センターかスペイン大使館で行われる予定です。この本の内容については、下記を御覧ください。

http://www.derecho-hispanico.net/libros.html

スペイン語昭和42年、黒田 清彦

福岡支部同窓会開催報告

外語会福岡支部

11月30日(土)、モロッコ料理店『ゼリージュ』にて、福岡支部外語会を開催しました。
当日は森山支部長(1977年 C科卒)はじめ総勢18名の参加となりました。
初参加のメンバーが自己紹介を終えた後、懇親会に移行、各会員が近況報告を行いました。今年度は、長崎・佐世保、佐賀からもご参加いただいた先輩方もおられ、支部の存在意義を再認識した会でもありました。普段はあまり口にすることのないモロッコ料理に舌鼓を打ち、また余興でも盛り上がり、会員一同充実した初冬の一夜を過ごすことができました。
来年もまた会員一同、元気な姿で集まれることを心より楽しみにしております。

東京外語会福岡支部
安部 有樹(H14.C科卒)

ゲルマニア会世話人会報告

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11月17日(日)午後、本郷サテライトにて開催された会議では当会の近況、「ゲルマニア」誌第17号の編集内容次いで外語大同窓会名簿が完成し近々発送されることが報告された。更に今年度の決算説明・承認と続いた。

次に懇話会のゲストとしてDr. Claus Auer氏(在京ドイツ大使館広報文化担当公使)並びに、Tabea kauf嬢(日独協会)を通訳として迎え、『ドイツ総選挙と今後のドイツ‐EU関係の行方』と題して懇話を戴いた。選挙の結果としてCDU/CSUがSPDと大連立を組む可能性はあるが、基盤となる考え方が異なるので結果はまだ見えないとのことであった。またドイツとEUの関係についてはドイツの国内があたかもEUを小型化したような構造になっており自国の主張が通らないことがあっても、そのようなことでいきり立つようなことはないのだ、という話であった。懇話会後はKauf嬢を交えた懇親会となり、ビール、ワインを囲み和やかに懇談してお開きとなった。

D38 宍戸武志 記

トルコツアー報告会・今後の海外支部歴訪の旅を語る会

新規〇_1_DSCF1794去る12月2日(月)NEC芝倶楽部に於いて掲題の忘年会が開催された。
出席者は上原尚剛外語会理事長、田中和子・古澤晴彦両副理事長、林佳世子本学副学長を始め28名。
初めに幹事代表の石原隆良氏(D31)が挨拶:去る9月の「第15回東京外語会有志による海外歴訪の旅 トルコ周遊」のメーン行事であるトルコ支部との交歓会につき報告。トルコ支部との懇親会に向けた上原理事長、立石学長のメッセージに深謝。また林副学長にはツアーの企画の段階から一方ならずお世話になったことに対し深謝。
上原理事長、林副学長より御挨拶。
咲耶会元会長磯田良一氏(In30)の音頭で乾杯。
メッセージの紹介:Kadizade温子・トルコ支部長(Tr平14)、沼田睦子・パリ支部長(F44)、門馬寛巳・関西支部幹事長(Th35)。
続いて個人スピーチにうつり、初めにトルコツアー参加者ついで他の全員がスピーチ。
次いで、新田和夫氏がこれまで訪問した海外支部の一覧表をもとに、未訪問大陸としてのオセアニアのオーストラリアと南米ブラジルを次回第16回ツアー訪問国・支部の候補に挙げ検討をお願したが最終的な結論には達せず今後の検討課題となった。
新田氏の音頭で中締めを行い散会となった。

文章:F45 鈴木惟高
写真:F41 林義之

~パリ支部 沼田睦子さんからのメッセージ~

東京外語会海外支部訪問有志会の同志の皆様
2007年のドイツ以来エジプト、そして今回のトルコへ、パリからの変則参加をご快諾下さり、お礼申し上げます。同行が叶いましたことで、エジプト、トルコのような個人旅行ではいささか不安な地で素晴らしい観光が享受できたこともさることながら、同志の多くの大先輩とお知り合いになり、親交を深めることができ、とてもうれしく思っております。
最初の参加は、いずれ訪問対象となるであろうパリで有志ご一行をどのようにお迎えすべきか、下調べをすることが動機でしたが、フランクフルト、デュッセルドルフ、ベルリン、と支部を巡るうちに、各都市で、そこを生活の場としている同窓の方たちとの出会いが、単なる外国人観光客には得難い、その地に対する視野の広がりを与えてくれるのを感じました。その面白さにはまり、以降毎回参加することになりました。
ドイツ3都市、カイロ、イスタンブール、いずこも支部会員ほぼ総勢ではないかと思うような多くの同窓生が訪問団一行をお迎え下さり、交歓の宴(うたげ)は忘れ難く、それが何より雄弁に、東京外語会本部有志による海外支部訪問という企画の成功を語っていると思われます。
パリでは、支部会員の参集にロジスティック面での制約もあり、少数の同窓生でしかお迎えできなかったとは言え、城主である同窓生が、庭園に囲まれたあの城館で極め付きブルゴーニュの美酒を振る舞う、というフランス・パリ支部ならではの歓迎に心を砕いて下さいました。

私はまことに遅れ馳せの参加となりましたが、世界中の支部訪問を目指す訪問旅行に引き続き同行できますよう願っております。さらに願わくば、イスタンブールのカドゥザーデ温子さんがご希望下さっているように、海外支部からも訪問団に合流される我が同輩が現れますように。
今後のご盛会を祈ります。

パリ支部 沼田睦子(F44卒)

~カドゥザーデ温子さんからのメッセージ~

みなさま こんにちわ。
トルコ支部 支部長のカドゥザーデ温子です。
トルコツアーにご参加されました皆様方、お元気でいらっしゃいますでしょうか。
今年9月に皆様と、イスタンブールにて交歓会を開催できましたことは非常に楽しい思い出として心に残っており、支部メンバーと集うと、いまだに交歓会のことが話題にのぼります。
また、上原理事長様、交歓会に際しましては貴重なメッセージを頂戴しましてありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。
日本も寒さが増してきた頃でしょうか。
イスタンブールは今年は気温が下がるのが遅く、ここ数日でようやく秋冬らしい気候になってまいりました。
皆様お忙しい日々をお過ごしのことと存じますが、どうぞご自愛の上、良い年末年始をお過ごしくださいませ。
来年も引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
短くて恐縮ですが、トルコ支部を代表いたしまして、一言ご挨拶とさせていただきます。

トルコ支部 カドゥザーデ温子(TR平14卒)

中公新書ラクレ 出版のお知らせ

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 ここ数年、海外派遣社員業を営みながら、作家業の二足の草鞋をはいています。このたび、日本で取材し、カタール、ベネズエラで書き継いだ拙著『東京ドヤ街盛衰記―日本の象徴・山谷で生きる』(筆名 風樹茂)を発刊しました。
日本の貧困政策など、海外諸国との比較なども記載しているため、外語会のみなさんにもご紹介させていただきます。

本書は10年前に知り合った山谷のある労働者の生死の真実をむしょうに追ってみたくなったことから、山谷とその故郷を踏査した結果できあがった記録です。これで中公新書ラクレシリーズは、3冊目となります。

内容は、昭和30年代のはじめに山谷に流れ着き、今世紀初めに死んでいった男の半生に託して、山谷の変貌を描いたものです。
かつて日雇い労働者の寄せ場だった集団非正規雇用者の街山谷は、今は、海外からのバックパッカ―と生活保護によって支えられています。
老齢化、人口減少を毎月落ちて来る5億円の生活保護費と外国人旅行者によってかろうじて相殺しているのです。それは日本の今と未来を暗示しているようです。

また、山谷が私に思い出させたのは、かつて2年半ほど滞在していた、世界一の銀山Cero Rico擁したボリビアのポトシです。ポトシは、ヨーロッパに価格革命を起こし、イギリスの産業革命の礎となった、「世界でもっとも多くのものをあたえながら、もっとも少ししかもたない都市」です。(『収奪された大地』E・ガレアーノ 藤原書店)

世界史に及ぼした巨大な影響からして、規模は比べ物になりませんが、山谷もその労働者が収奪されたという意味では同じです。山谷、横浜の寿町、大阪の西成などのドヤ街は黄金に輝くかつての経済発展に捧げられた供物なのです。今は、貧困の中に老人たちが静かに佇んでいます。それは日本の象徴でもあります。

そんな日本の行く末は―ポルトガルのように、「なに、日本の失われた10年などたいしたころはない、おれたちは200年以上、失われっぱなしだ」(友人)と覚悟を決めるのか、それとも、無理を重ねて、経済復興を図るのか?  私にはいずれが良いのかわかりません。

もし、拙著を手にしていただける方がいらっしゃれば、ご意見を! 次作のための縁(よすが)としたいと思います。
(S語 昭和56年 黒田健司 kazakishigeru@gmail.com

 

Delhi 東京外語会

 

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2013年12月1日(日)午後7時より、インド・ニューデリーにて、Delhi近郊に在住の東京外国語大学卒業生の会が催されました。今回は前回(2013年6月23日(日))の開催に続き、第5回目の会合となりました。この時分の北インドは朝夕の冷え込みと共に、(デリーの大気汚染問題も日々取り沙汰されておりますが)毎日晴天に恵まれ、日中は暖かい穏やかな気候となり、北インドのベストシーズンと言えます。会場は南デリーの中華料理屋「南京」での開催となりました。師走の多忙な時分にもかかわらず、10名の同窓生と3名の現役学生の合計13名が一堂に会することができました。

今回の参加者は、写真前列向かって右側より、ヒンディー語科在籍中の松永さん、Jabalpurにて日本語教師をされている芳賀さん(昭和42年ウルドゥー語科卒)、オディシャ在住で舞踏家としてご活躍の小野さん(平成8年ウルドゥー語科卒)、デンソーインド勤務の吉田さん(平成22年ヒンディー語科卒)、写真後列向かって右側より、日立インド勤務の伊藤さん(平成9年度ヒンディー語科卒)、東芝インド勤務の渡邉さん(平成4年独卒)、ランバクシー・ラボラトリーズ・リミテッド社に勤務の内田(平成9年度ヒンディー語科卒:本会の幹事)、川崎重工業デリー事務所の木村さん(昭和61年インドシナ語科タイ語卒)、Toyota Material Handling India社長の石原さん(昭和55年ポルトガル・ブラジル語科卒)、ウルドゥー語科在籍中の小泉さん、同語科在籍中の武内さん、インド三井物産勤務の増田さん(平成19年ウルドゥー語科卒)、ヨコハマ・インド勤務の新田さん(平成22年度ヒンディー語科卒)です。

開催日前日の1130日より、日本国より天皇皇后両陛下がインド・デリーにご訪問・ご滞在されているということもあり、その最中での開催となりました。参加者の中には、両陛下と直接謁見なされた方もあり、その様子などを伺えた他、自己紹介を交え、インド人の魅力・良い面とは何か?、現役学生に対する就職面談の留意事項、デング熱に罹患した際の対処方法等々、話題は尽きることがありませんでした。お陰様で、会は穏やかにそして和やかに進行し、当会の幹事としましては、皆様が愉快な時間を共有することが出来たものと確信しております。次回(来年6月を予定)の再会を約束し、本会は散会となりましたが、Delhi外語会のネットワークの基盤づくり・更なる会の活性化・継続した定期会合の開催等々、今後も更に推し進めて参りますので、引き続き皆様方のご協力とご支援を宜しくお願い申し上げます。

ニューデリー支部長 内田祥夫(H9

 

 

2013年度ペーニャ会の開催

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2013年度のペーニャ会は、恩師である原誠先生の春の叙勲のお祝いを兼ねて、11月17日(日)に文京区本郷で開催されました。この会は、元イスパニア会世話人代表だった土田昌宏君を発起人として、昭和34年にイスパニア語科に入学した同窓生で毎年開いているものです。

今回は、「原誠先生の春の叙勲のお祝いを兼ねて」という趣旨で呼びかけたところ、何人かのメンバーから「お祝いはどのようにするのか?」という問い合わせがありました。お祝いについては、原先生の叙勲が発表された直後から、土田君と現在イスパニア会世話人の一人である橋本惠夫君を中心に、“リャドロの置物”、“ギフトクーポン”等々、様々な検討が行われていたものです。

しかし、その後イスパニア会など、先生が関係されている別の組織からの情報で、原先生は叙勲に関連する一切のお祝いを固辞されているということが伝わってきました。私宛てにも直接、「普通の同窓会のままにしてください」というメールをいただきました。結局、「最終的には幹事一任」ということで、私なりに原先生のご意向を斟酌し、お祝いに予定していた予算は、内助の功に感謝する意味での奥様へのささやかな花束と「当日のペーニャ会の料理のアップ」に使わしていただくことに決めました。

会場は、地下鉄本郷三丁目から徒歩1分の棲鳳閣。中華料理とジビエ料理をメニューにする店で、外語大本郷サテライトへ向かう途中にあります。(外語会の会員には、メニュー料金の10%割引という特典もあります。)

海外からも含めて15名の出席があった当日のペーニャ会の様子については、橋本君からの感想をご紹介します。

“原先生叙勲をお祝いする昨日のペーニャ会は、談論風発し時の過ぎるのも忘れる程非常に楽しい会合でした。それぞれの日頃の鬱憤を晴らす効果があったのではないかと存じます。皆様大変お疲れさまでした。”

(S38鈴木征四郎)

メコン会臨時総会の開催(結果)

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11月6日、東京外語会本郷サテライト7階会議室において、メコン会臨時総会が開催されました。

宇根会長から、2009年に開催されたメコン会総会時からメコン会会員を従来のタイ語、ベトナム語の学生、卒業生に加え、メコン川流域国ということからビルマ語、ラオス語、カンボジア語の学生、卒業生としたが、東日本大震災の発生、またその影響などでメコン会を開催出来なかったと説明がありました。

また、宇根会長と役員の任期満了に伴い、全役員の辞任が満場一致で承認されました。

次に、現行会則の不備是正、大学の機構変更に合わせた会則の改訂について活発な議論がなされ、会則の改訂案が承認されました。

新しい会則に則り、役員の選任のための立候補及び候補者の推薦が提議され、

山口秀樹、高橋勝義、久保田之彦、石川信二、今井昭夫、西浦二郎(副会長)、岡本卓(副会長)、野崎正人(会長)の8名が選出され、承認されました。

野崎会長から今後の活動方針として

  • メコン会の基盤整理~会員名簿の整理と会員の拡充
  • 外語会との連携~情報のフィードバック
  • 5言語教員研究室・現役学生との関係強化~外語祭などへの積極的な参加呼びかけ
  • 現役学生に対する働きかけ~就職相談など
  • 懇親会の開催(2014年2月21日)

が示され、議事は終了し、閉会となりました。

                       (野崎 記)
メコン会連絡先:mekonkai@55.zaq.jp

 

 

宮城支部が4年振りに懇親会を開催~新学長の講演会と交流で盛り上る

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11月16日(土)の午後、仙台市の国際ホテルで久し振りに外語会宮城支部の懇親会が開催された。東日本大震災に見舞われたこともあり4年振りの開催であったが、立石新学長をお迎えしてのご講演と田中外語会副理事長と白鳥外語会支部委員長のご参加もいただいて、28名の出席がありなかなかの盛会であった。当日は前日までの悪天候がうそであったように東北ならではの秋晴れと暖かい日和に恵まれ、佐々木支部長以下仙台在住の幹事一同ほっとした次第である。

石巻市を訪問しサンファン号を見学

当日の午前中には、立石新学長のご意向もあって宮城県では仙台市に次ぐ第2の大都市石巻市を訪問、400年前に遣欧使節を運んだサンファン・バチスタ号と博物館を見学した。石巻市は先の大震災で大きな被害に見舞われたくさんの被災者を出しただけでなく、復元し展示されていたサンファン号も壊滅的な被害を受け、ようやく復旧し見学者を受け入れる運びになり訪問することが出来た。新学長のご講演はこの使節をめぐるお話であっただけに、実物大のサンファン号の修復された船体を目の当たりにし、また未だ瓦礫の残る被災地の状況を見ていただけたのは、地元支部としても貴重な機会となった。

この見学には、東京からの立石学長と田中外語会副理事長とともに宮城支部の幹事4名がジャンボ・タクシーでご一緒し、午前9時に仙台を出発、現地では石巻専修大学に奉職されている大津先生が合流され案内をいただいた。昼食は復旧途上の石巻港にオープンし営業中の仮設食堂で海鮮定食をいただき、午後2時半頃に仙台に戻った。

午後3時からは、仙台国際ホテルで立石新学長の講演会に引き続き懇親会を開催した。出席者は前回とほぼ同じ28名で、東京からは立石学長と田中外語会副理事長、白鳥外語会支部委員長が参加され、宮城支部からは戦後の新制大学卒業生の大先輩から平成20年卒の若手まで、また卒業生のご両親やご友人も出席をいただいた。

遣欧使節について学び親睦を深める

立石学長は、講演に先立ち、21世紀を切り拓く“「対話Dialogue」と「共創Co-operation」の場に!”というスローガンを掲げたTUFSアクションプランについて、グランド・デザインやそれを実現するための諸課題を説明された。その後1時間近くにわたり『支倉常長と慶長遣欧使節』と題して講演をいただき、今話題になっているテーマについてご専門のスペイン語と歴史学の立場からの貴重なお話をうかがうことが出来た。

東日本大震災からの復興は現在の東北の最大の課題であるが、400年前にも大震災に見舞われていることから、遣欧使節と復興を重ね合わせる見方は東北でにわかに話題になっている。この秋には仙台博物館で特別展が開催され、地元紙河北新報は復興キャンペーンの中で取り上げ、仙台では「常長の祈り」とのミュージカルも上演されているほどである。史実からやや離れた地元の復興期待感が先行しているきらいがあったが、立石学長は当時の欧州や徳川幕府の状況からいくつかの疑念に言及された。歴史的に重要な出来事であっただけに、学問的にきちっとした客観的分析にもとづくさらなる研究と再評価が求められていると啓発を受けた。

学長の講演に加えて、田中氏と白鳥氏からは外語会の現状の報告をいただき、支部活動の大切さと外語会への協力を要請された。宮城支部の活動については大震災の影響もあって4年振りの開催となったが、これからはこのような機会を定期的に持ってお互いの絆を強めたいと思う。懇親会は、出席者全員が飲食を楽しみながら近況を語り合い、「白河の関」を越えて日本一となった東北楽天ゴールデンイーグルスの活躍、2020年に開催が決まった東京オリンピックへの期待等の話題で、午後6時近くまで盛り上がった。そして、各位の今後のますますの健勝と外語大のさらなる発展、それに遅れている東北の早期復興を祈念して、1本締めで懇親会は盛況のうちに締めくくられた。

(東京外大外語会宮城支部幹事一同)
幹事代表 山崎恭平(IP昭41)

立石学長、川上准教授を囲んでのマドリードでの昼食会

全員集合

 

学長のご挨拶 2013年11月9日土曜日。マドリードの守護聖母アルムデナの日で祝日と重なったマドリー
ドで、東京外国語大学グローバルコミュニティー会合が開催されました。日本とスペインの交流400周年の行事でスペインを訪問中の立石学長、川上准教授を囲んでのこの昼食会には、佐藤大使をはじめとするスペイン在住の東京外大OB•OGと留学生の合計24人が集まりました。スペイン語学科の出身者が大多数のため、立石学長や川上准教授に直接教わった卒業生も多く、懐かしい再会を喜び合いながら、終始笑いの絶えないとても楽しい会となりました。

会場となったレストランは、マドリードでも有名なガリシア料理の名店で、スペイン北西部ガリ
シア地方名産の魚介類を中心としたメニューを堪能しました。特にプルポ・ア・ラ・ガジェーガという、茹でたタコとジャガイモをパプリカで味付けした郷土料理は絶品で、スペイン名産のハモン(生ハム)も大人気でした。

プルポ・ア・ラ・ガジェーガ

今日の昼食会に参加した留学生は9名。残念ながら今回参加出来なかった留学生も合わせると、およそ15名がスペイン各地の大学で学んでいます。私が学生だった頃と比べると大人数に思えるのですが、近年は日本の様々な大学が派遣留学に力を入れているそうで、留学生の人数だけを比較すると、必ずしも東京外大が一番多いという状況ではなくなって来ているそうです。しかし、卒業後に海外で暮らすOB•OGの数は圧倒的に東京外大が多く、留学生の現地でのサポートと言う意味で非常に心強い、という立石学長のお話がありました。スペイン在住組の私たちも、後進のために更にいろいろなサポートをしていきたいと、気持ちを新たにしました。

「昼食会」ということで開催された会合でしたが、時間が経つごとに話も弾み、閉店時間も迫った5時半過ぎになってもまだ話足りない程の盛り上がりとなりました。

食事会での川上准教授(中央)

文:マドリード外語会副支部長
小倉真理子・S平10

 

 

イタリア支部総会のご報告

イタリア支部集合写真

2013年10月26日(土曜)のお昼にミラノで東外大イタリア支部総会を開催しました。
場所はミラノ中央駅からも近い,タイ&中国料理レストランの「SHANGRI-LA」というお店です。
イタリア支部の登録会員は現在31名、そのうち下記12名が各地より集まりました。
今年の総会は特別ゲストとして、マリーザ・ディ・ルッソ先生をお迎えし、合計13名で行いました。参加者は、大島悦子(I 昭和49)、松山二郎(I 昭和50)、松田二郎(I 昭和52)、藤沼緑(I 昭和55)、一杉しげみ(I 平成1)、今野里美(I 平成2)、丸山圭子(I 平成3)、林香織里(I 平成4)古川澄子(I 平成6)、神尾光臣(I 平成8)、工藤尚美(I 平成8)、長久翠(I 平成20)  (卒業順、敬称略)でした。
イタリア支部再開後第4回の総会として支部長の挨拶、幹事から会員名簿と状況報告、写真撮影を済ませ、昼食会へと移りました。
何と言っても特筆すべきは、遠くペスカーラから泊りがけで駆けつけてくださったマリーザ・ディ・ルッソ先生との再会でした。昭和46年より27年の長きにわたりイタリア語を教えていただいた恩師を囲み西ヶ原の外語時代を懐かしみ感慨に浸りました。
中には卒業後30年以上の時を超えて、まさに邂逅し目頭を熱くする会員もいました。『お元気?』 『良い人生をおくっていますか?』といった簡単で短い会話の中に先生の聖母マドンナのような慈愛を垣間見て胸が熱くなったものでした。
お互いの近況等であっという間に3時間が過ぎてしまい、一旦お開きとなりました。
その後もほとんどのメンバーで近くのコーヒーショップに移り、参加できなかった会員からのお便りを読み上げたり、西ヶ原キャンパス跡地に記念碑が建立された事に感激したり、和気あいあいの中、散会となりました。

(イタリア支部幹事 I 昭和50 松山二郎)

 

 

 

東京外国語大学ESS(英語研究会)同窓会

ess

ESSでは、去る10月19日に同窓会を開催いたしました。同窓会はESSの現役部員と、このESSを卒業されたOB・OGの方々が集い交流を図る場です。毎年10月頃に現役生の主催で行っており、現役生が運営に関わるようになってから、今年で7回目の会でした。今年は同窓生と現役生を合わせて60名以上が集まり、食事を取りながら楽しく歓談をしました。現役生と卒業生が交流できる機会はなかなかないので、とても有意義な時間を過ごすことができました。卒業生の方からも、楽しい時間を過ごすことができたと言っていただき、運営した側として大変うれしく思います。これからも長く続く大きな行事になればいいと考えています。掲載した写真は、その時の集合写真です。

ESS同窓会についてのお問い合わせは下記アドレスまでよろしくお願いいたします。またESSの全ての卒業生の方と連絡を取れているわけではないので、連絡が来ていないという方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。

東京外国語大学ESS同窓会実行委員会
E-mail:tufs_ess_reunion@yahoo.co.jp

投稿者「東京外国語大学ESS同窓会実行委員会 細田 悠里」

 

 

ヴァイオリン&ギターコンサートのお知らせ

こちらの会員便りには初めて投稿いたします。
1995年スペイン語科卒業のクラシックギタリスト、坪川真理子です。結婚&出産しましたが、旧姓のまま活動を続けています。

今月10月14日(月・祝)、スイス在住の赤木春次(シュンジ)氏とのコンサート「ヴァイオリンとギターの夕べ」に出演しますのでご案内させて下さい。

偶然、今回の主催はチューリッヒ駐在時代に赤木氏にヴァイオリンを習われていた、1980年英米科卒業の河田英宅(ひでと)氏です。外語時代はコール・ソレイユで活動されていたそうです。

10月14日(月・祝) 17:00-
東京/下北沢:東京都民教会 http://church.ne.jp/seinan/seek/church.info/tokyotomin.html

出演:赤木春次(Vn)、坪川真理子(G)
入場料:前売り2500円 当日3000円
問合せ:090-1735-0351 河田(平日は19時以降)
guitarristamari@nifty.com

予定プログラム:
J.S.バッハ  ソナタト短調BWV1001より アダージョ、フーガ(Vn ソロ)
J.マラッツ  スペイン・セレナーデ(Gソロ)
F.タレガ   アルハンブラの想い出(Gソロ)
M.デ・ファリャ 「7つのスペイン民謡」より ムーア人の織物、子守唄(デュオ)
J.S.バッハ パルティータニ短調BWV1004より サラバンド、ジーグ(Vnソロ)
N.パガニーニ ヴァイオリンとギターのためのソナタ 第1番 イ短調(デュオ)

<後半>
J.S.バッハ BWV1000 フーガ(Gソロ)
J.S.バッハ パルティータホ長調BWV1006より ルール、ロンド=ガボット(Vnソロ)
J.アルカス 椿姫幻想曲 (Gソロ)
M.デ・ファリャ スペイン舞曲第1番(デュオ)
N.パガニーニ  ヴァイオリンとギターのためのソナタ 第4番 イ長調(デュオ)
赤木氏が最初はバッハとパガニーニだけでコンサートをやりたいと思われたそうで、それに私が得意とするスペイン物が加わったような曲目になっています。

ご興味をお持ちの方は是非いらして下さい♪

■坪川 真理子  1995年卒業 スペイン語