宮城支部が4年振りに懇親会を開催~新学長の講演会と交流で盛り上る

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11月16日(土)の午後、仙台市の国際ホテルで久し振りに外語会宮城支部の懇親会が開催された。東日本大震災に見舞われたこともあり4年振りの開催であったが、立石新学長をお迎えしてのご講演と田中外語会副理事長と白鳥外語会支部委員長のご参加もいただいて、28名の出席がありなかなかの盛会であった。当日は前日までの悪天候がうそであったように東北ならではの秋晴れと暖かい日和に恵まれ、佐々木支部長以下仙台在住の幹事一同ほっとした次第である。

石巻市を訪問しサンファン号を見学

当日の午前中には、立石新学長のご意向もあって宮城県では仙台市に次ぐ第2の大都市石巻市を訪問、400年前に遣欧使節を運んだサンファン・バチスタ号と博物館を見学した。石巻市は先の大震災で大きな被害に見舞われたくさんの被災者を出しただけでなく、復元し展示されていたサンファン号も壊滅的な被害を受け、ようやく復旧し見学者を受け入れる運びになり訪問することが出来た。新学長のご講演はこの使節をめぐるお話であっただけに、実物大のサンファン号の修復された船体を目の当たりにし、また未だ瓦礫の残る被災地の状況を見ていただけたのは、地元支部としても貴重な機会となった。

この見学には、東京からの立石学長と田中外語会副理事長とともに宮城支部の幹事4名がジャンボ・タクシーでご一緒し、午前9時に仙台を出発、現地では石巻専修大学に奉職されている大津先生が合流され案内をいただいた。昼食は復旧途上の石巻港にオープンし営業中の仮設食堂で海鮮定食をいただき、午後2時半頃に仙台に戻った。

午後3時からは、仙台国際ホテルで立石新学長の講演会に引き続き懇親会を開催した。出席者は前回とほぼ同じ28名で、東京からは立石学長と田中外語会副理事長、白鳥外語会支部委員長が参加され、宮城支部からは戦後の新制大学卒業生の大先輩から平成20年卒の若手まで、また卒業生のご両親やご友人も出席をいただいた。

遣欧使節について学び親睦を深める

立石学長は、講演に先立ち、21世紀を切り拓く“「対話Dialogue」と「共創Co-operation」の場に!”というスローガンを掲げたTUFSアクションプランについて、グランド・デザインやそれを実現するための諸課題を説明された。その後1時間近くにわたり『支倉常長と慶長遣欧使節』と題して講演をいただき、今話題になっているテーマについてご専門のスペイン語と歴史学の立場からの貴重なお話をうかがうことが出来た。

東日本大震災からの復興は現在の東北の最大の課題であるが、400年前にも大震災に見舞われていることから、遣欧使節と復興を重ね合わせる見方は東北でにわかに話題になっている。この秋には仙台博物館で特別展が開催され、地元紙河北新報は復興キャンペーンの中で取り上げ、仙台では「常長の祈り」とのミュージカルも上演されているほどである。史実からやや離れた地元の復興期待感が先行しているきらいがあったが、立石学長は当時の欧州や徳川幕府の状況からいくつかの疑念に言及された。歴史的に重要な出来事であっただけに、学問的にきちっとした客観的分析にもとづくさらなる研究と再評価が求められていると啓発を受けた。

学長の講演に加えて、田中氏と白鳥氏からは外語会の現状の報告をいただき、支部活動の大切さと外語会への協力を要請された。宮城支部の活動については大震災の影響もあって4年振りの開催となったが、これからはこのような機会を定期的に持ってお互いの絆を強めたいと思う。懇親会は、出席者全員が飲食を楽しみながら近況を語り合い、「白河の関」を越えて日本一となった東北楽天ゴールデンイーグルスの活躍、2020年に開催が決まった東京オリンピックへの期待等の話題で、午後6時近くまで盛り上がった。そして、各位の今後のますますの健勝と外語大のさらなる発展、それに遅れている東北の早期復興を祈念して、1本締めで懇親会は盛況のうちに締めくくられた。

(東京外大外語会宮城支部幹事一同)
幹事代表 山崎恭平(IP昭41)