お子さん、お孫さんたちへの“読み聞かせ”のすすめ

2月13日付「東京外語会会報への投稿について」を読みました。長文でも短文でも投稿願いたいとの趣旨でしたので、ちょっと長文のものを用意しました。私自身、毎号、会報をいただきながら感じていたことの一つが、ファクトだけの情報誌であることへの欲求不満でした。優秀な先輩、同僚、後輩がいるのに思想やアイディアの発信、交換がないことでした。今回、小生が浅学菲才を省みず拙文をお送りしますが、気持ちは、気持ちの通い合うメディアに発展していって欲しいと思ったからです。

投稿文「お子さん、お孫さんたちへの“読み聞かせ”のすすめ」はこちら

外語会長野支部だより

長野支部会写真

さる平成26年11月30日に,長野市のホテル信濃路において,第10回外語会定期総会および委員会が開催されました。来賓として,東京外語会長長谷川康司理事長をお迎えしました。
総会に先立って役員会が開催され,市川嘉章支部長から,今後も支部活動として大学および外語会を支えて頂きたいというご挨拶を頂戴しました。
総会では,長谷川理事長から外語大および外語会の現況報告がなされ,長野支部の現況報告,活動方針の確認,会計報告,役員改選等について協議が行われました。
役員改選の結果,支部長に市川嘉章氏(外E1956 留任),副支部長に木下俊佐氏(外M1963 留任),坂部明氏(外H1965 留任),新参与に草間文男氏(外D1958),花岡頼充氏(外I 1958),幹事長に岩下隆氏(外C1970 留任),新副幹事長に山田眞史氏(外E
1967)および斉藤憲氏(外H1973),新事務局長に私中山千晶(外V2004),事務局次長に阿部敏子さん(外F1979 留任)と決まり,他の役員についても全員留任と決まりました。
総会後の懇親会は,出席者各自の現況報告のほか,長谷川理事長の経歴紹介,囲碁の起源(坂部明氏・外H1965),中国の病院事情(斉藤憲氏・外H1973),韓国留学事情(宮島陽子さん・外D1990)等,様々な話題で大変盛り上がりました。
次回の総会は,3年後(平成29年)に松本市で開催される予定です。県内在住のOB・OGの皆様におかれましては,ぜひご出席下さい。

出席者の方々(敬称略)
伊藤芳之(外C1943),市川嘉章(外E1956),西村春枝(外C1956),木下俊佐(外M1963),坂部明(外H1965),山田眞史(外E1967),岩下隆(外C1970),斉藤憲(外H1973),宮島陽子(外D1990),中山千晶(外V2004)

(長野支部連絡先)
〒380-0843 長野県長野市長門町1096番地3
中山法律事務所内 事務局長中山千晶
(TEL)026-235-4692 (FAX)026-235-4693
(メールアドレス)mchiaki@hotmail.co.jp

投稿者: 中山 千晶  ヴェトナム語 2004年卒

Po語科ルジタニア会総会・懇親会開催

ルジタニア会2

 ルジタニア会(世話人代表:大島勇次郎 1962)の定時総会・懇親会が去る2月21日(土)12:00より15:00の間、昨年同様都内の市ヶ谷私学会館において下記卒業生21名(敬称略)の参加を得て開催されました。

(登録会員)
森健佑(1956)香山徳二(1961)村上智之(1961)大島勇次郎(1962)中川博之(1962)
小島伸生(1962)宮崎善嗣(1962)安藤雍男(1963)大沢教男(1963)畑宏幸(1963)
菅井啓祐(1965)大林丈史(1966)金七紀男(1966)遠藤紘樹(1966)須田實(1966)
山田裕子(1968)川上直久(1971)池内昇(1974)
(一般会員)
清水盈雄(1962)今井邦雄(1975)瀬戸徹(1975)

投稿者: 須田 實  ポルトガル語 1966年卒

 

文部科学省 FLS(Foreign Language School)会 「新春の集い」開催報告

FSL新春の会

文部科学省及び同省関連法人の東京外国語学校・大学OBと歴代学長による交流会「FLS会」の「新春の集い」が、去る2月7日、霞ヶ関の「頤和園」で開催され、立石東京外国語大学学長(S昭51)、井上元バングラデシュ大使(U昭47、現公益財団法人日本国際教育支援協会理事長)他、13名が参集しました。
FLS会は40年以上の歴史を有し、現在会員は約70名。現役文部科学省職員をはじめ、関連独立行政法人・財団法人等の職員の他、各方面で活躍するこれらの機関のOBなどで構成されています。年明けの交流会は毎年恒例で、各機関が順番に幹事役を務めて開催。
会では、最長老の笹岡氏(C昭21)の発声で乾杯した後、各人が順に自己紹介と近況報告を行いました。立石学長からはスーパーグローバル大学創成支援に選定されたことやそれに伴い世界各地にGlobal Japan Officeを設置していることについての説明がありました。最後に一本締めを行い、皆で1年後の再開を誓いました。
今年は少人数での開催となりましたが、会は終始和やかな雰囲気の中で行われました。
(出席者)
立石博高学長(S昭51)、笹岡太一(C昭21)、井上正幸(U昭47)、吉尾啓介(E昭55)、澤野由紀子(R昭58)、丹生久美子(D平1)、椚山典子(I平1)、大関恭彦(K平3)、稲葉(杉田)尚子(E平5)、飯塚潤(Pl平14)、谷村隆昌(R平16)、吉光紗綾子(C平17)、小川美穂(Pl平18)、大熊祐子(S平22)、磯山秋人(I平24)

投稿者: 磯山秋人  イタリア語 2012年卒

 

“売り込み合戦”でテレビ中継の企画募集も NY支部が会合

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東京外語会ニューヨーク支部の会合が2月20日夜、ニューヨーク・マンハッタンの日本料理店「しゃぶしゃぶ神戸」ミッドタウン店で開かれて11人が参加した。初参加となるコロンビア大学中世日本研究所・日本文化戦略研究所の青木研・副所長(英米語1993年卒)が「雅楽などのコンサートをニューヨークで3月に開催予定なので是非ご来場ください」と口火を切ったのを契機に、和やかな雰囲気の中にも“売り込み合戦”の展開に。

日本テレビ放送網の小野高弘ニューヨーク支局長(ポルトガル語1996年卒)は「当社の夕方のニュース番組で海外から3分間生中継するコーナーがある。今までカップケーキの自動販売機などを取り上げてきたが、ネタ探しに苦労しているので皆様のお知恵を借りたい」と生中継する企画のアイデアを募集。採用する場合はそのコーナーに“通行人”としてエキストラ出演させると約束した。

共同通信社ニューヨーク支局の大塚圭一郎記者(フランス語1997年卒)は「提案した企画が日テレで漏れても、うちで採用するかもしれませんよ」と“敗者復活戦”に名乗りを上げた。これに対し、東京外国語大学の中国語専攻3年生で、提携校のニューヨーク州立大学オールバニ校に留学中の丘文奈さんは「就職活動を控えており、マスコミ業界などでインターンを受け入れてくれる企業を探しています」と社会人顔負けのセールストークを繰り広げた。

また、寺前憲人幹事長(チェコ語1999年卒)はホテルマンの視点から米国のサービス業を論じ、中川琢弥氏(ポルトガル語1999年卒)は最近の出張でレンタカーを運転中に起きたハプニングを紹介。清水淳子さん(ポルトガル語1999年卒)は子育てで手いっぱいの自分を置いたまま夫が昨年のワールドカップ(W杯)サッカー・ブラジル大会へ赴いたという暴露話、ラバリエガ・レイコさん(大学院地域研究科北アメリカコース修士課程1989年修了)は音楽家を目指している娘の英才教育をそれぞれ披露。国際連合の職員として紛争地域に足を踏み入れてきたという伊東孝一氏(韓国語1999年卒)が武勇伝に触発され、中村麻理子さん(韓国語1999年卒)は韓国語で話し掛けた潘基文・国連事務総長の夫人に「あなたは韓国人なの?」と尋ねられたエピソードを“ドヤ顔”で明かす場面も。

会合の締めくくりに当たり、杉田守支部長(英米語1999年卒)はことし9月にマンハッタンで開催予定の次回会合に向けて「東京外大にゆかりがある皆様にお気軽に参加してほしいと考えており、お誘い合わせの上で是非いらしてほしい」と売り込み合戦の“有終の美”を飾った。

なお、本会合の様子を伝える記事が、ニューヨーク在住の日本人を中心に広く愛読されている日本語無料紙の『バイデイリーサン・ニューヨーク』と『週刊NY生活』で紹介された。

本稿でご紹介した売り込み内容へのご提案やご質問を含めて、お問い合わせがある方はメールアドレスgaigo.ny.gaigo@gmail.com(寺前幹事長)までご連絡ください。

 

投稿者 : 大塚圭一郎  フランス語 1997年卒

邦楽演奏会「日本の四季III」のご案内

平成元年(1989年)英米語学科卒業の小林と申します。
2015都民芸術フェスティバル参加公演・第45回邦楽演奏会「日本の四季III」のご案内です。

平成27年3月7日(土)国立劇場 小劇場 http://www.ntj.jac.go.jp/kokuritsu/access.html
完全入れ替え制・全席自由
第1部 11:00開場、12:00開演
第2部 15:30開場、16:00開演
入場料 一般各3000円(前売り、当日とも)/学生各1500円(要学生証提示、当日券のみ)

さまざまなジャンルの日本の伝統音楽で日本の四季を綴るシリーズ、今年で3回目を迎えます。
第1部・第2部とも邦楽になじみのない方にも楽しんでいただけるよう、解説入りの無料プログラムを配布、演奏中は電光字幕で詞章(歌詞)を表示し、幕間にも演奏内容や鑑賞ポイントの解説がございます。

第1部開演前(11時~12時)と休憩時間には会場ロビーにて、三味線・琴・尺八などの体験指導コーナーもございます。

「邦楽って普段はなかなか聴く機会がないけれど、ちょっと興味はある」という方がいらっしゃいましたら、ぜひお運びください。

詳細・問い合わせ先などにつきましては、チラシおよび下記URLをご参照ください。

http://tomin-fes.com/list/hougaku.html
http://eplus.jp/sys/T1U89P0101P006001P0050001P002147170P0030001P0006
http://eplus.jp/images/20150113144707048.pdf

私は師事しております師匠とともに第1部に出演いたしますので、第1部のみ、若干ですが手元にチケットがございます。
ご興味をお持ちのかたがいらっしゃいましたら、お気軽に下記までお問い合わせください。

小林由香利 koine138@gmail.com

投稿者: 小林由香利 英米語 1989年卒業

 

東京外語大・九条の会、講演会開催

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2月7日、イタリア・レストラン文流がテナントで入居している高田馬場F・Iビルで今年も講演会と懇親会を開催しました。F・Iビルでの開催はこれで3年連続となり、定例化しつつあります。今年は講師役を本学卒業生で日本ユーラシア協会常任理事としてウクライナ情勢にも明るい堀江則雄さん(外R1971)にお願いして、「激変する世界とユーラシア」という演題で講演してもらいました。

ウクライナではベラルーシの首都ミンスクで開催されたロシア、ドイツ、フランス、ウクライナの首脳による会談に基づいて2月15日からの停戦が合意されてはいますが、依然として武力衝突が頻発しており、停戦継続が危ぶまれております。堀江さんはウクライナが国家として存在したのはソビエト連邦消滅以前では帝政ロシアの崩壊からソビエト連邦発足までのわずか4年強の期間だけであり、かつ歴史的な観点からもロシアとの結びつきは強く、解決には時間がかかると見ています。つまり、ウクライナ問題を「新冷戦」あるいは「文明の衝突」と捉えるのではなく、短期的にはポスト冷戦で作られたシステム崩壊、長期的には欧米支配からの脱却、つまり多様化によるものと捉えるべきだとの見解です。一方ソ連邦崩壊に伴う経済の大混乱により一旦は国際的な地位を大きく低下させたロシアですが、プーチン戦略の下、ユーラシア経済連合を立ち上げ、SCO(上海協力機構)、BRICSなどを通して徐々にその存在感を高めてきつつあるとも見ています。

講演終了後は、本会会員の西村さん(外I1956)が会長に就いておられる文流からケイタリングしてもらい懇親会に移りました。出席者がそれぞれの思いを吐露しましたが、集団的自衛権発動、憲法改変などが俎上に上っているだけに、以前にも増して危機意識を反映した発言が相次ぎました。なお、5月16日には著名な詩人アーサー・ビナード氏をお招きしての記念講演会を行います。(平成27年2月19日記)

投稿者: 鈴木 俊明  スペイン語 1972年卒業

スマート・チェンジ 悪い習慣を良い習慣に作り変える5つの戦略

本スマートチェンジ

おかげさまでこのたび拙訳書が刊行されましたので、ご案内申し上げます。
ご高覧下さいましたら幸甚です。

『スマート・チェンジ 悪い習慣を良い習慣に作り変える5つの戦略』
アート・マークマン著、小林由香利訳
CCCメディアハウス刊
2015年1月発売
定価 本体1700円+税
ISBN978-4-484-15103-8 C0030
電子書籍あり

著者はP&Gなど大手企業のコンサルティングも多く手がけている認知心理学者。「思考のスキル」を重点的に解説した前著『スマート・シンキング』に続いて、本書では望ましくない行動を望みどおりの行動に変える戦略を伝授しています。脳の「動機付けシステム」を活用して、悪い習慣を断ち切り、良い習慣を定着させるためのヒントが詰まった1冊です。

目次など詳細に関しましては、こちらをご覧ください。
http://books.cccmh.co.jp/list/detail/1605/

どうぞよろしくお願い申し上げます。

投稿者: 小林由香利 英米語 1989年卒業

昭和35年ドイツ語科卒クラス会開催報告

2014年5月21日(水)中華料理店富徳(青山)で昼食を挟んで集まった。出席者は常連の9名で、いつもよりやや少なかった。
当日は生憎の風雨であったが、旧交を温め歓談した。

2014年11月23日(日)語劇鑑賞を兼ね1時半武蔵境駅集合。紅虎にて中華料理を楽しむ。出席者は7名と小人数だったがその中の一人はアメリカ(東海岸在住)からはるばる駆けつけてくれた。歓談の後、2名はここで帰った。残る5名で4時過ぎ東外大着。ゲルマニア会を通して座席の確保をお願いしてあったので、私達は劇が始まるまで構内散策や語劇祭の様子などを見た。尚、1名はこの時帰った。

投稿者: 木下郁子、青木禧江、神能謙之   ドイツ語 1960年卒業

ロシア語科S36年卒S32年入学同窓会

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昨年の3月25日桜前線が北上する中、銀座の桃杏楼で一昨年に引き続き第3回のクラス会が開かれた。11名が出席、泉下の友16名の冥福を祈る黙祷で始まった。近況報告も緊迫するウクライナ情勢に中澤孝之君や飯田健一君(元NHK)の解説を含め歓談のうちに終了した。75歳から82歳まで昔の西が原の思い出に花を咲かせ、また元気なら来年と散会した。

(幹事宮崎・城内)

投稿者: 城内 繁  ロシア語 1961年卒業

本(訳書)の紹介:一葉の震え

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原著の著者ウイリアム・サマセット・モームは、最近卒業した若い世代はそうでもないでしょうが、東京外語のかなり前の卒業生なら、おそらく馴染みのある名前ではないかと思います。『人間の絆』や『月と六ペンス』などが最も知られていますが、本書の六つの短編の中の「雨」も人気の点ではそれらに劣らないと思います。

我が国でもつとに評判の高かった短編小説集ですから、すでに邦訳は出ていますが、一人の訳者が全六篇を訳出したものは世に出ていなくて、その意味では拙訳が本邦初の全訳です。どんな名訳でも五十年も前の刊行であれば、やはり随所にかび臭さが鼻をつきます。拙訳は、自画自尊すれば、その意味で古い革袋を新しいものに変え、古かったワインに新しいフレーバーを与えたものと言えるでしょう。

モームはこの南海の諸島を舞台にした短編を書く前に、ほぼ半年間ハワイ、サモア、フィージー、タヒチ、トンガ、ニュージーランドを訪れています。その経験が起爆剤となり、彼の物語作家としての創造力に翼を与え、彼はリアリストとしての冷徹な視線に皮肉と諧謔を交えて、南海の暑い空気と自由な生活に憧れる西洋人の夢と現実を描いています。

今なお世界の読者に愛される文豪モームの珠玉を多くの人に味わっていただきたいと願っています。
目次は次のとおりです。

一. 太平洋(前書き)
二. マッキントッシュ
三. エドワード・バーナードの凋落ちょうらく
四. レッド
五. 小川のふち
六. ホノルル
七. 雨
八. エピローグ

訳者あとがき
訳者の私は、1965年に英米科を卒業し、サラリーマン生活の安定と享楽(私個人の話です)を捨て、中老年に差し掛かって大学における英語教育に身を転じた者です。大学は四年前に定年となりました。翻訳としてはこれが三冊目です。
題名:『一葉ひとはの震え』―「雨」ほか、南海の小島にまつわる短編集 (334ページ)
訳者:小牟田 康彦(こむたやすひこ)
原作:ウイリアム・サマセット・モーム作 The Trembling of a Leaf; The Stories of the South Sea Islands
発行所:近代文藝社
第1刷:2015年1月20日
定価:2,000円+税
ISBN:978-4-7733-7967-9 C0097

投稿者 : 小牟田 康彦 英米語 1965年卒業

ジャカルタ支部便り

ジャカルタ支部2014年11月

東京外語会 ジャカルタ支部は去る11月29日(土)、ジャカルタ市内で定例懇親会を開催いたしました。当日はメンバーやその家族ら合計22名が集まり、交流を深めました。

会場にはメンバーの居住アパート内にあるファンクションルームを提供頂いたため、メンバーのみで気兼ねせずに会話や食事を楽しむことができました。今回も4名の初参加者から、当地在住通算20年のベテランなど多彩な顔ぶれが集まり、生活情報の交換や各種アドバイスなど、尽きる事無い話題に花を咲かせました。

当支部は近年新規メンバーの加入が続いており、2013年末に50名弱だった会員数が2014年末には60名を超えました。今後も世代や活躍する分野を超えた外語大メンバーとしての結束を深め、当地における外語大の存在感をより強化して参りたいと考えております。次回催しは第102回ゴルフコンペが2月14日に予定されています。

投稿者 : 橋本 高洋  インドネシア語 2001年卒

本出版の案内(ペンネーム 神谷和弘) 全4冊

下中野本紹介20141114

神谷和弘のペンネームで本を4冊出版しましたので、ご案内させていただきます。

1.小説 「我に祝福を」
精神科医・詩人の著者が世に問う、現代の「罪と罰」。
神谷和弘 著  星雲社   定価 本体1,500円

2.詩集 「40人」
神谷和弘 著  星和書店  定価 本体1,800円

3.詩集 「ENIGMA」
神谷和弘 著  土曜美術社出版販売  定価 本体1,600円

4.詩集「夕日と狂気」
神谷和弘 著  土曜美術社出版販売  定価 本体1,600円
「我に祝福を」と「40人」につきましては、表紙の写真とあらすじをご紹介いたします。

小説 「我に祝福を」
主人公は、中野道夫、22歳。無職。高校2年生の頃から幻聴や独語が出現している。医学的診断は精神分裂病(現在は統合失調症と呼ばれている;ただし、専門家は読むと分かると思いますが、筆者はアスペルガー症候群を意識して書いています)。
陽子という名の妹がいたが、障害者であり、脳性麻痺と心臓にも病気があった。その子は道夫が8歳のとき、心臓の手術中に亡くなった。
父親はパイロットだが、ピアニストになりたいと真剣に思っていた時期があった。母親はどことなく冷たく、道夫は「隙間」を感じている。

道夫の独語がひどいため、大学病院を訪れ、5月の連休明け頃に、精神科に入院となる。主にその後の1年程にもなる入院生活がこの小説で描かれる。その中で、道夫の発病の背後にある事件、父親の(罪を犯したものとしての)自死、陽子による道夫の魂の救いといった、「罪と罰」がこの小説の主題である。

詩集 「40人」
大きく道を変えて、精神科医となった、筆者が出あった、忘れ難い患者(それ以外の、筆者の外語大時代の友人で自死をとげた人なども、含む)の独白を、詩の形で書いてみた。疾患としては、統合失調症、うつ病、今や国民的な問題ともなっている認知症、アルコール依存症、自閉症など。うまく書けているかは今一つ、自信がありません。

投稿者: 下中野 大人  ロシア語 1980年卒業

 

メキシコ外語会

メキシコ支部20150109

去る12月20日、地方都市からの参加者も含む総勢18名(OB14名・現役3名・ゲスト1名)が集結し、メキシコ支部2014年度忘年会が、メキシコシティ南部の日本食レストラン「奈が岡」にて行われた。10月25日に、立石学長ご一行が来墨され、集まったばかりということもあり、多くの参加者で盛り上がった。
メキシコは自動車関連の日系企業進出が相次いでおり、同企業やそれらに対するサービス強化を図る企業に於いて、当学OBの活躍の場も増えている。 特に、自動車関連企業が集中するバヒオ地区でのOB会支部開設の可能性も話題になった。
また、現役留学生3名に対するOB諸氏からの就活アドバイスもあり、今後、現役留学生とOBとの交流も深まることが期待される。
最後に今後の支部会の活動の充実の為、支部長の選任と幹事追加が議題となり、出席者全員の賛同により、支部長はPo1986卒の富所(パナソニック)、幹事は継続となるMP2002卒の山田さん(日本郵船)に加え、H2014卒の藤脇さん(日本通運)が選任された。

皆様も、メキシコにお越しの際は、是非ご一報下さい。

<連絡先>
支部長: 富所 亮 (外Po1986) (Wataru Tomidokoro) tomidokoro.wataru@jp.panasonic.com
幹事 : 山田 瑠美(院MP2002) (Rumi Yamada) Rumi.Yamada@mx.nykline.com
幹事 : 藤脇 弥有(外H2014) (Miyu Fujiwaki) miyu_fujiwaki@nittsu.com

投稿者: 富所 亮 ポルトガル科 1986年卒業


第1回福州支部食事会

福州支部

2014年10月23日(水)に、福州・倉山万達広場にある粤半湾で第1回福州支部の食事会を行いました。福州支部は2013年2月に結成したばかりで、単独では今回が初めての活動となりました。参加者は福州支部8名に加え、東京からいらした阿部賢一さん(Cz平7、DP平15)をお迎えし、総数9名となりました。写真向かって左側前列から、福州大学客員教授の井手啓二さん、阿部さん、福州客員教授の岩松研吉郎さん、写真向かって左側後列より、福州大学至誠学院の板久詩織さん(J平成24)、福州支部長で福州大学の潘秀蓉さん(DP平18)、守屋、福州大学の木村史人さん、葛茜さん、越野優子さんです。井手さん、岩松さん、木村さん、葛さん、越野さんは外語卒ではありませんが、福州支部に準会員として参加しています。
阿部さんは今回、福州大学で学生を相手にご講義をされ、学生たちと積極的な交流をなさいました。福州支部長の潘さんとは博士課程時代の先輩後輩にあたるため、その縁もあり食事会を開催いたしました。
食事は広東料理で、とろみのあるスープやローストされたチキン、レタスのオイスターソースがけなど多種多様なお料理に舌鼓を打ちながら、当時の外語のようすについてさまざまなお話をうかがいました。外語卒の参加者は在学中のことを懐かしみながら、外語卒でない参加者は個性あふれる外語の学生の話に興味津々の様子でした。
福州支部はメンバーが少なく、なかなか活動の機会を持つことができません。しかし、今年は外語の在学生からの連絡を受け、福州の観光案内もいたしました。皆様もぜひ福建省にお越しの際は外語会福州支部にご連絡ください。

投稿者: 守屋 久美子  大学院博士課程前期 2011年卒業

S1984年生、入学30周年を祝う

1984年スペイン科

2014年は、私たち1984年入学生にとっては、大学入学30年の節目の年だ。在学時から何かと賑やかだったスペイン語学科(当時の呼称)の仲間のうち何人かは、卒業後もかなりの頻度で顔を合わせてはいたが、さすがに節目の年には、いつものメンバーだけではなく、机を並べた同期全員に声をかけ、大々的に祝おうではないかとの発案がなされ、実現した。2014年9月6日(土)、池袋のレストランのパーティールームを貸し切り、東京外国語大学外国語学部スペイン語学科1984年入学生入学30周年記念会が開催された。
友人関係を辿り、部活動・サークルの仲間に訊ね、当時作ったガリ版刷りの名簿を引っ張り出し、場合によっては実家に連絡し、インターネット検索をかけ、可能な限りのメンバーに声をかけた。当日集まったのは32 名。二次会から参加の者がひとりいたので、33 名ということになる。30年前、実際に入学式に現れたのが69名、うちひとりは卒業後すぐに亡くなったので、68名中の33 名だ。この数字が大きいのか小さいのかはわからない。ともかく、家庭の事情で初年度前期で退学した者や、4年で留学に出たきり卒業しなかった者も出席したことは慶賀すべき。
イタリアやスイス、コロンビア、アメリカ合衆国、オーストラリア、中国にいて参加できなかった者はしかたがない。けれども、カラチ 、ニューヨーク、メキシコ市からわざわざ駆けつけた者もいて嬉しかった。加えて、当時10名を数えた学科の専任の先生方のうち、エンリケ・コントレーラス、寺崎英樹、清水透の3先生にもご列席をたまわった。御大・原誠先生はのっぴきならない事情で 拝顔できずじまいではあったものの、幹事への詫び状が読みあげられた。手紙だけでも(だからこそ?)充分な存在感であった。
最初に現れた女性3人組を前に私(柳原)が言葉を探していると、すかさずそのうちのひとりがぱしっと肩を叩き、「名前、忘れたんでしょう」と笑う。そうそう、彼女はこうした仕草がキュートな人であったと、たちどころに記憶がよみがえる。私たちを隔てた26年の時間(卒業後ということ)が背後にしりぞく。同窓会とは、実にそうしたものだ。肩への一撃で過去を取り戻す瞬間の喜びだ。その日は40?ばかりのパーティールームのあちこちで、肩への一撃が、それに類するさまざまな仕草が繰り広げられていた。
その日やむをえず欠席したある人の近況を、しばらく経ってから仕事をともにした友人が皆に教えてくれた。9月の集まりを機に私たちは、ところどころで新たな関係の網の目を築き始めたようだ。

投稿者: 柳原 孝敦  スペイン語 1989年卒業

 

2014年秋季 ゲルマニア会世話人/有志会 報告

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秋晴れの11月16日(日)今年2回目のゲルマニア会世話人/有志会が本郷サテライトで開催されました。
出席者は女性3名の参加を得て16名でした。
会誌「ゲルマニア」の次号発行準備状況、外語祭のドイツ語劇観劇の件、決算報告、次回総会の開催についてなどの説明があったあと懇話会に移り、お招きしたドイツ大使館通訳・翻訳部長のBeate von der Osten 女史のスピーチがありました。

テーマは「日本語へのきっかけ~私と日本~」―通訳・翻訳の現場―
女史の流暢な日本語による数々の逸話を交えた体験談は時が経つのも忘れるほど興味深く内容も深いものがありました。
ミスが許されない過酷な外交の現場で鍛えられた女史の完璧な通訳を目指すプロ意識、苦労もあるが達成感も大きい通訳という職業への誇りと愛情まで感じられる熱い思いがひしひしと伝わる素晴らしいスピーチでした。
外国語を学ぶことで母国語への理解も深まること、相手国の国民性・歴史・文化などを理解しなければ本当の通訳は出来ないことなど母校の学生に聴かせたい話ばかりで、是非その機会を持ちたいとの思いを強くしました。

懇話会に続く懇親会では女史からプライベートな秘話も披露され大いに盛り上がり、近年お招きしたスピーカーの中で女史は最も感銘を受けたゲストとの感想を皆が漏らしておりました。

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ゲルマニア会総会開催に向けてそろそろ心積もりをする時期との指摘もあり、女史に刺激を受け、元気をもらった世話人一同は若い世代にも参加を働きかけゲルマニア会の一層の活性化に向けて励もうと張り切っております。

投稿者 : 浦辺 克美  ドイツ語1972年卒業

 

 

 

Delhi 東京外語会

  • 日時: 2014年12月14日(日)
    午後7時より
  • 場所: Park Balluchi Restaurant
    Inside Deer Park, Hauz Khas Village, New Delhi 110016
    Tel +91 11 26859369, +91 11 26969829, Fax +91 11 26859085
    http://www.parkballuchihauzkhas.com/

2014年12月14日(日)午後7時より、インドの首都ニューデリーにて、Delhi近郊に在住の東京外国語大学卒業生の会が催されました。12月の北インドは、朝夕の寒暖の差もありますが、当日は終日曇り空で午後から雨や雷の悪天気となり、あいにくの空模様でした。そのような足元の悪い中ではありましたが、13名の外語大卒業生及び現役外語大生が集うことができました。今回の会場は、デリーの「代官山」とも言われているHauz Khas Village内にあるDeer Parkにあるインド料理レストラン「Park Balluchi」での開催となりました。参加者は各々本場北インド料理に舌鼓を打ちつつ、歓談・談笑をすることができました

デリー

今回の参加者は、写真向かって右側前列より、現役外語大生の倉畑さん、多田さん、加納さん、Jabalpurにて日本語教師をされている芳賀さん(昭和42年ウルドゥー語科卒)、日本大使館に勤務の佐藤さん(昭和63年ヒンディー語科卒)、日立インド勤務の伊藤さん(平成9年ヒンディー語科卒)、写真向かって後方右側より、インドヤクルト勤務の三次さん(平成13年ラオス語科卒)、日本通運インドに勤務の十二町さん(平成8年チェコ語科卒)、Toyota Material Handling India社長の石原さん(昭和55年ポルトガル・ブラジル語科卒)、オディシャ在住で舞踏家としてご活躍の小野さん(平成8年ウルドゥー語科卒)、西遊インド勤務の橋本さん(平成21年ウルドゥー語科卒)、東芝インド勤務の渡邉さん(平成4年独語科卒)、当会の取り纏めをしている第一三共インドの内田(平成9年ヒンディー語科卒:本会の幹事)、以上13名です。

自己紹介を交え、現在の職場環境での課題やインドで生活するためのノウハウ、現役の外語大生の生活スタイル?等々、話題は尽きることがありませんでした。お陰様で、会は穏やかにそして和やかに進行し、当会の幹事としましては、皆様が愉快な時間を共有することが出来たものと確信しております。次回(2015年6月を予定)の再会を約束し、散会となりましたが、Delhi外語会のネットワークの基盤づくり・更なる会の活性化・継続した定期会合の開催等々、今後も更に推進して参りますので、引き続き皆様方のご協力とご支援を宜しくお願い申し上げます。

投稿者 : 内田 祥夫 外ヒンディー1997年卒

 

 

 

福岡支部

福岡支部写真

11月30日(土)、ブラジル料理店『ドイス・ラゴス』にて、福岡支部外語会を開催しました。今年は残念ながら、例年参加している会員が数名欠席した中での開催となりましたが、森山支部長(1977年 C科卒)はじめ総勢14名の参加となりました。

初参加のメンバーが自己紹介を終えた後、懇親会に移行、各会員が近況報告を行いました。やはり新しい会員に会えることは大変嬉しいものです。今年度も、佐賀や遠く佐世保からご参加いただいた先輩方もおられ、支部の存在意義を再認識した会でもありました。同世代と旧交を温めることは勿論、人生経験豊富な先輩方のお話を聞くことができることも、外語会の醍醐味であると感じた次第です。

今年(2014年)夏に開催されたブラジルワールドカップに思いを馳せながらブラジル料理に舌鼓を打ち、また余興でも盛り上がり、会員一同充実した初冬の一夜を過ごすことができました。

来年もまた会員一同、元気な姿で集まれることを心より楽しみにしております。

投稿者: 安部有樹  中国語 2002年卒

昭和44年入学英米科クラス会

英米

毎年恒例となった昭和44(1969)年東京外国語大学・英米語学科に入学した同窓生のクラス会を今年は12月6日(土)午後5時から、有楽町の小洞天で開きました。

参加者は21名(毎年、20名弱がこの集いに参加しています)。遠く雪の新潟からの参加あり、また京都に漂泊の旅を続けている幹事ありで、多士済々が集まりました。入学当時は、安田講堂が学生運動家らに占拠され、東大紛争の真っ最中。東大の入試がないという異常事態の中、予備校などで入学試験を受け合格した面々です。それぞれ個性が強く、一言居士ばかり。近況報告では一人3分を割り当てたものの、とても終わらず、昔話に花が咲きました。クラス会に出席できるのは、時間とお金に余裕があり、しかも健康でなければなりません。これからも元気で再会ができるよう、誓い合って分かれました。そして、はやくも来年(2015)のクラス会日程を11月14日(土)午後と決定し、その準備に動き出しています。 以上。

投稿者: 奥川 光昭 英米科 1973年卒業