東京外語会ニューヨーク支部の会合が2月20日夜、ニューヨーク・マンハッタンの日本料理店「しゃぶしゃぶ神戸」ミッドタウン店で開かれて11人が参加した。初参加となるコロンビア大学中世日本研究所・日本文化戦略研究所の青木研・副所長(英米語1993年卒)が「雅楽などのコンサートをニューヨークで3月に開催予定なので是非ご来場ください」と口火を切ったのを契機に、和やかな雰囲気の中にも“売り込み合戦”の展開に。
日本テレビ放送網の小野高弘ニューヨーク支局長(ポルトガル語1996年卒)は「当社の夕方のニュース番組で海外から3分間生中継するコーナーがある。今までカップケーキの自動販売機などを取り上げてきたが、ネタ探しに苦労しているので皆様のお知恵を借りたい」と生中継する企画のアイデアを募集。採用する場合はそのコーナーに“通行人”としてエキストラ出演させると約束した。
共同通信社ニューヨーク支局の大塚圭一郎記者(フランス語1997年卒)は「提案した企画が日テレで漏れても、うちで採用するかもしれませんよ」と“敗者復活戦”に名乗りを上げた。これに対し、東京外国語大学の中国語専攻3年生で、提携校のニューヨーク州立大学オールバニ校に留学中の丘文奈さんは「就職活動を控えており、マスコミ業界などでインターンを受け入れてくれる企業を探しています」と社会人顔負けのセールストークを繰り広げた。
また、寺前憲人幹事長(チェコ語1999年卒)はホテルマンの視点から米国のサービス業を論じ、中川琢弥氏(ポルトガル語1999年卒)は最近の出張でレンタカーを運転中に起きたハプニングを紹介。清水淳子さん(ポルトガル語1999年卒)は子育てで手いっぱいの自分を置いたまま夫が昨年のワールドカップ(W杯)サッカー・ブラジル大会へ赴いたという暴露話、ラバリエガ・レイコさん(大学院地域研究科北アメリカコース修士課程1989年修了)は音楽家を目指している娘の英才教育をそれぞれ披露。国際連合の職員として紛争地域に足を踏み入れてきたという伊東孝一氏(韓国語1999年卒)が武勇伝に触発され、中村麻理子さん(韓国語1999年卒)は韓国語で話し掛けた潘基文・国連事務総長の夫人に「あなたは韓国人なの?」と尋ねられたエピソードを“ドヤ顔”で明かす場面も。
会合の締めくくりに当たり、杉田守支部長(英米語1999年卒)はことし9月にマンハッタンで開催予定の次回会合に向けて「東京外大にゆかりがある皆様にお気軽に参加してほしいと考えており、お誘い合わせの上で是非いらしてほしい」と売り込み合戦の“有終の美”を飾った。
なお、本会合の様子を伝える記事が、ニューヨーク在住の日本人を中心に広く愛読されている日本語無料紙の『バイデイリーサン・ニューヨーク』と『週刊NY生活』で紹介された。
本稿でご紹介した売り込み内容へのご提案やご質問を含めて、お問い合わせがある方はメールアドレスgaigo.ny.gaigo@gmail.com(寺前幹事長)までご連絡ください。
投稿者 : 大塚圭一郎 フランス語 1997年卒