共に進もう、「楽生超寿」の道

天空に飛翔する鵬の心で、我々を逍遥游の世界に誘う東洋賢人の一人荘周には次のような言葉(荘子)がある。
労我以生・佚我以老・息我以死
意訳を許されるなら、
天は人を働かすべく一生を与え、楽しますに老いを与え、最後に息う(いこう)ために死を与えた。
2300年前の東洋の賢人は、まるで現在の元気なシニア社会到来を予想していたかのようだ。老いては楽しき生を究めよと。
現代の話に戻る。英国の研究機関レガタム社は毎年「世界の繁栄度ランキング」を発表。その健康分野のランクに限定して話します。
我が国は世界に冠たる長寿社会を示現し、国民皆健保制度・医療機関へのアクセスの良さ・長寿等から健康度は世界トップランクにある。
欧米社会が自慢する「幸福度ランク」などで上位は北欧、西欧、オランダ・スイスが常連だが、健康分野では日本がフロントランナーであり、それに医食同源の東アジア諸国(シンガポール・台湾・香港)が続く。
今回のテーマは、「健康で長寿」。長生き模範国日本の超寿これからに触れたい。
銀行員生活も終わる頃本屋で手にした書物が、「63歳まで健康な人は何故100歳まで元気か」という刺激的なタイトルだった。2014年発刊だからもう10年も前の内容、世の中的には人生80年時代のことだ。人生には大きな節目に四度厄年があり、63歳が最後の大厄年。それを大病せず乗り切るためのアドバイス満載の本であった。

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投稿者:佐々木洋 英米語 1973年卒業

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カナダの日本語メディアで唯一の鉄道連載コラムが“発進”

カナダ西部バンクーバーに拠点を置く日本語主体のオンラインメディア「日加トゥデイ(JC Today)」で、カナダの鉄道の魅力を伝える連載コラム「カナダ“乗り鉄”の旅」を6月に始めました。

日本語ニュースサイトで唯一のカナダの鉄道に特化した連載コラムとなる「カナダ“乗り鉄”の旅」は毎月第1木曜日に更新し、リンク先<https://www.japancanadatoday.ca/category/column/noritetsu/>から無料で読めます。

6月1日に掲載された第1回「空港行き列車UP利用も、あわやタイムアップに」<https://www.japancanadatoday.ca/2023/06/01/noritetsu-otsuka-keiichiro-1/>で紹介されたのはカナダ最大の都市、トロントの中心部にあるユニオン駅とトロント・ピアソン国際空港を約25分で結ぶ鉄道「ユニオン・ピアソン・エクスプレス」(UPエクスプレス)。15分おきに走っている利便性に信頼を寄せ、トロントの中心部にある自立式電波塔で高さ世界3位のCNタワー(約553メートル)の展望台からの眺望を航空便出発の2時間20分前まで満喫していたところ、「ある理由」で予約した航空旅客便を逃しかねないピンチに直面します…。

日加トゥデイでは山野内勘二・駐カナダ大使(インドシナ語1984年卒)も連載「音楽の楽園~もう一つのカナダ」<https://www.japancanadatoday.ca/category/column/canadian-music/>を受け持っていらっしゃいます。

筆者は優れた鉄道旅行を表彰する賞「鉄旅オブザイヤー」の審査員を務める鉄道旅行好きで、VIA鉄道カナダの公式愛好家団体「VIAクラブ日本支部」会員としてカナダの10州全てに足を踏み入れました。広々とした美しい国土、多様なバックグラウンドを持つ人々の素晴らしさ、その土地の名産品を生かした美食に訪れるたびに魅了され、癒やされてきました。

日加トゥデイの新連載「カナダ“乗り鉄”の旅」を通じて読者の皆様にカナダおよび現地の様々な鉄道への関心を高めていただき、ひいては日本とカナダの友好関係の一層の発展に誠に微力ながら貢献できれば幸いです。
(共同通信社ワシントン支局次長、東京外語会広報委員・元理事)

【写真説明】
・写真上:2017年に東京・汐留の共同通信本社ビル「汐留メディアタワー」で開かれた「汐留鉄道倶楽部展」でカナダの列車の写真を紹介する筆者
・写真中央:「カナダ“乗り鉄”の旅」の第1回に登場するUPエクスプレス(手前)とCNタワー(カナダ・トロントで筆者撮影)
・写真下:カナダ・オンタリオ州の駅で停車中のVIA鉄道カナダの列車(筆者撮影)

投稿者: 大塚 圭一郎 フランス語 1997年卒業

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