柳澤さん講演:『戦争しない国』であり続けることこそ重要

早いもので6月3日の元防衛官僚・柳澤協二さんの講演会から1か月近くが経ちます。当日は心配されていた前日の台風2号崩れの強風雨も朝には上がり、晴れ間も見えました。

講演会は例年通り、「東京外語大・九条の会」年次総会に引き続き14時から行われましたが、場所がいつもと異なっており、研究講義棟ではなく本部管理棟内の通常は教授会などが開かれる大会議室となりました。しかし、当方のスタッフ不足から案内に十分人を掛けられないこともあり、中には講演の半分が過ぎた頃に入場する人もいました。この点は今後の反省材料にしたいと思います。

「非戦の安全保障論―戦争不安の時代に考える戦争回避の道筋」というタイトルの下に始まった柳澤さんの講演は、昨年の安保3文書の問題点の指摘からスタートし、「反撃能力」論へと展開し、国際世論を結集してグローバルに非戦の秩序を形成することと述べています。そして、柳澤さんは「戦争とは、国家の意思を実現するための暴力行使。だからその意思の実現に別の手段があればなくせるはずだ」とし、「日本は何を目指すのか。戦わないこと、すなわち戦争回避を唯一最大の目標にしたい」と述べました。また、台湾有事については「中国と台湾の戦争。そこへ米国が参戦し、中国と米国との戦争になる。だが、それは即日本有事にはならない。つまり、日本からの米軍の出動は日米安保条約の事前協議の対象であり、日本がこれを断ればよいだけだ。しかし、こうすれば当然、日米同盟は崩壊する。日米同盟の崩壊を避けるためには、戦争の回避、つまり外交努力が決定的に重要になる」と続け、「戦争は政治が選択するのだが、その政治を選択するのは国民だ。九条を守る会の活動も『戦争しない国』であり続けることを鮮明に打ち出してはどうか」と結びました(柳澤さんの講演についてはご希望の方にはレジメを用意しています)。

いつもなら記念講演については事後の報告だけでしたが、今回は事前の案内も本メールマガジンに投稿したところ、柳澤さんと中学校時代の同級生だったという本学の卒業生(非会員)も講演会に参加され、60年振りの再会を果たしました。こうして盛会裏に講演会を終えることができました。

16時過ぎからは場所をホール・ダイニングに移して2019年以来、4年振りに懇親会も開催し、19時前に本年の年次総会を閉じました。

投稿者: 鈴木 俊明  スペイン語  1972年卒業

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「栄誉証書」を受賞して

この度、南開大学より「栄誉証書」を授与され、大変名誉なことと感謝致しております。

私はこれまでに「孫文を助けた山田良政兄弟を巡る旅」(2016年彩流社)、『孫婉 孫文愛嬢の波乱の生涯』(2017年日中言語文化出版社、訳書)、「中国革命と写真」(2020年彩流社)などの本を上梓してきました。それらの本はすべて南開大学教授・刘鑫全先生を通じ南開大学外国語学院図書館に寄贈してきました。

先生は十年に亘り「聊斋志異」を教えて下さった恩師であり、先生のご指導と励ましがあったからこそ、これらの本を書いたり訳したりすることが出来ました。深謝致します。

これらの本を通して、すこしでも近代中国の歴史を理解していただけたらと思います。

投稿者: 岡井 禮子  中国語 1956年卒業

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「雲井の余所」(村山りおん著)

村山則子さん(ペンネーム:村山りおん、1968年本学フランス科卒)が「雲井の余所」というタイトルの新刊書を出されました。

雲をつかむような(物語の展開予想の出来ない感じの)クラシックな題名です。従来からの(古い?)「家制度」が崩れ、個人主義的で自由な家庭生活が一般的になって来た現代社会において改めて「血縁とは?地縁とは?人間関係とは?」などいろいろ考えさせられる本
です。「他人の空似」とそれに重なる懐かしい面影。人生で繰り返される出会いと別れ。「過去の抜け殻」とも言うべき思い出、そして思い出は、やがて雲の彼方に。

話しの進展と共に徐々に明かされていく登場人物の人的背景(背負って来た運命的過去)、現在、そして時々の心理状況など興味深く読むことが出来ます。キエルケゴール(デンマークの哲学者)が言ったように、物事はすべて「関係」(無関係も含めて)で示され、繋がっているのかも知れません。是非、ご一読をお薦めします。

村山さんは「石の花冠」で2008年、審査員先生方の一押しで第5回小島信夫賞を受賞されています。その後東京藝術大学大学院(音楽文芸)で学術論文などを纏められ、修士号、博士号も取られています。又、絵画の方も個展を開催されるなど多彩な方です。今回の新刊図書の表紙絵もご自身が描かれたものです。

尚、本書をご希望の方は下記村山則子さんにご連絡いただくか(rion@h4.dion.ne.jp)、書店でお買い求め下さい。
「雲井の余所」(村山りおん著)作品社刊 定価:1,400円(税別)

投稿者: 金澤脩介  フランス語 1968年卒業

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第11回「ゲルマニア会総会」を開催

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好天に恵まれた11月9日、第11回「ゲルマニア会総会」が開催された。前回第10回が開催されたのが2015年、4年振りの開催である。会場は神田一ツ橋の如水会館。50名程の会員が待機する中、着任間もないイーナ・レーペル駐日ドイツ大使が到着。ご挨拶もそこそこに先ず会場前での記念写真に臨まれた。大使は初の女性大使、穏やかな物腰が印象的である。元パキスタン大使も歴任されたアジア通の女性大使である。
会場「オリオン」の間で総会が開催され、先ず来賓として大使、本学犬飼理事、長谷川東京外語会理事長が紹介された。田邊隆一当会会長(D1970)の挨拶に続き、当日の日程も考慮し先ず大使に『日独関係を展望して』と題してご懇話を戴いた。日独関係のみならず、揺れ動くEUとドイツ、EUの対米関係など、国際問題全般につき外交官の立場から次々と主要テーマへの言及と分析が披露された。当日の大使通訳は大使館の石川桂子さん(D1991)が務められた。
乾杯後は大使始め参加者に、会員による琴(大治はるみ:D1984) とフルート(小倉正広:D1982) のデュエットで「春の海」、「さくら変奏曲」などを鑑賞戴き、大使が会員との交流を終え退席後、来賓のご挨拶を戴き、本学の現状等をご説明戴いた。
その後総会議事に移行し、会則改定や会計・監事報告、役員紹介など議案通り承認され、更に慶祝会員(卒50年組)への大使館記念冊子の贈呈、最後に当日参加の学部生、院生の紹介により、第11回総会は予定議事の全てを終了しその幕を閉じた。
本総会のために、半年ほど前から企画・準備に取組んで来た世話人幹事/世話人/有志の皆様のご支援、ご協力に心よりお礼を申し上げます。

能登 崇(世話人幹事長 D1966) 大治はるみ (総会共同進行者 D1984)

投稿者: 能登 崇 ドイツ語 1966年卒業

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タイトル
①『修復的司法とは何か――応報から関係修復へ』
著者名:ハワード・ゼア;Howard Zehr
監訳=西村春夫・細居洋子・高橋則夫 訳者:浅川エリ子他14名
出版社:新泉社、2003.6.30初版 第3版出版 価格:2800円+税
②『修復司法の根本を問う』
著者名:ゲリー・ジョンストン;Gerry Johnstone
監訳=西村春夫 訳者:浅川エリ子他5名
出版社:成文堂、2006.5.31 価格:5300円+税
③『これからの犯罪被害者学――被害者中心的司法への険しい道』
著者名:ジョー・グディJo Goody
監訳=西村春夫 訳者:浅川エリ子他6名
出版社:成文堂、2011.6.10 価格;8000円+税

50代から取り組んだ翻訳作業の集大成として、3冊の専門書を共同出版しました。①と②は修復的司法〈Restorative Justice〉という近代刑事司法の新たな流れ、③は犯罪被害者学〈Victims and Victimology :Research, Policy and Practice〉という原題の通り、主に被害者の権利主張、被害者支援を扱った内容となっています。

《以下はこちらよりお読みください。》

投稿者:浅川(旧姓西村)エリ子 IP 1958年卒業

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外語祭、「第4回学園祭グランプリ」でMVP受賞

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90回外語祭の終了から一か月が経とうとしたある日、私たち外語祭実行委員会のもとにビッグニュースが飛び込んできました。

先日行われた「第4回学園祭グランプリ」の表彰式にて、外語祭は首都圏66の学園祭の頂点となるMVPを獲得いたしました。「学園祭グランプリ」とはレッツエンジョイ東京主催の学園祭のNo.1を決めるコンテストで、多くの大学の学園祭実行委員会の憧れでもあります。

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また、外語祭での飲酒事故対策が評価されペルノ・リカール・ジャパン社の協賛によるNO IKKI!賞」も頂きダブル受賞という快挙を果たしました。こうした大変栄誉ある賞を頂くことができたのは、現役外大生のみならず90回にも及ぶ外語祭の歴史を築き、現在も外語祭を愛し支えてくださるOBOGの皆様のお陰でもあります。

このMVPは外語祭に関わる皆さん全員で取った賞ですので、この喜びを少しでも多くの方と分かち合えれば幸いです。

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 文責:外語祭実行委員会広報局 日本語専攻2年 澄川裕貴子

第3回 Delhi東京外語会開催

Delhi 東京外語会

  • 日時:2012年12月8日(土)
  • 午後7時半より
  • 場所:Olive Bar & Kitchen
    Address: One Style Mile, Mehrauli, New Delhi-30
    Phone: 91-11-2957-4444 Fax: 91-11-2664-4860

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2012年12月8日(土)午後7時半より、インド・デリー市内にて、Delhi近郊に在住の東京外国語大学卒業生の会が催されました。今回は前回(2012年6月24日(日))の開催に続き、第3回目の会合となりました。この季節の北インドは冬の訪れと共に、朝晩の冷え込みが日に日に厳しくなる時期ではありますが、そのような師走の多忙な時節にもかかわらず、11名の同窓生が集うことができました。

会場は世界遺産でも有名なクトゥブ・ミーナール(12世紀末に北インドを征服したクトゥブッディーン・アイバクにより創建されたインド最古のミナレット)の近隣にあるOlive Bar & Kitchenという、モダンに洗練されたイタリアレストランで開催されました。本レストランは、中庭にはオープンスペースのテーブル席があり、また室内にはしゃれたバーカウンターや客室が設営され、2階のパーティー会場からはクトゥブ・ミーナールを間近に眺めることもでき、最近では南デリーのおしゃれスポットのひとつになっております。

今回の参加者は、写真向かって右側前列より、De Diamond Electric India社長の石井さん(昭和46年独卒)、岡谷鋼機インドの古居さん(平成22年ヒンディー語科卒)、ヒロハマインド勤務の湯浅さん(平成24年ウルドゥー語科卒)、デンソーインド勤務の吉田さん(平成22年ヒンディー語科卒)、写真向かって右側後列より、キャノンインド勤務の安田さん(平成21年英語科卒)、Toyota Material Handling India社長の石原さん(昭和55年ポルトガル・ブラジル語科卒)、日立インド勤務の伊藤さん(平成9年度ヒンディー語科卒)、ランバクシー・ラボラトリーズ・リミテッド社に勤務の内田(平成9年度ヒンディー語科卒:本会の幹事)、川崎重工業デリー事務所の木村さん(昭和61年インドシナ語科タイ語卒)、ヤクルトインド勤務の三次さん(平成12年ラオス語科卒)、それに長期出張でDelhiに滞在中の日立製作所の柏木さん(平成16年独卒)で、合計11名の参加者となりました。

お陰様で、会は穏やかにそして和やかに進行し、様々な話題に花が咲きました。何ゆえ外語大を受験したのか?、語科選考の(不純な?)動機について、デリーの生活状況や職場環境について等々、話題は尽きることがありませんでした。参加された皆様方におかれましては、大変寛いだご様子で、当会の幹事としましては、皆様が愉快な時間を共有することが出来たものと確信しております。

次回(来年の6月前後を予定)の再会を約束し、本会は散会となりましたが、Delhi外語会のネットワークの基盤づくり・更なる会の活性化・継続した定期会合の開催等々、今後も更に推し進めて参りますので、引き続き皆様方のご協力とご支援を宜しくお願い申し上げます。

アルコールパスポート ~ 外語祭のアルコール販売への取り組み

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「パスポートいらずのワールドツアー」。これは先日行われた第90回外語祭のテーマですが、この言葉どおり、外語祭は世界中の文化を楽しめる国際的な学園祭です。もちろんお酒も例外ではなく、外語祭では毎年文化紹介の一つとしてアルコールが販売されており「世界中のお酒が楽しめる」と大変な人気を集めています。今年も、料理店や模擬店など全部で40団体がアルコールを販売しました。

一方で、学園祭でのアルコール販売については反対の声も多く聞かれます。外語祭でも、かつては酩酊者のために救急車を呼ぶといった事態が起こっていました。また、東京大学の駒場祭、一橋大学の一橋祭など、アルコールに関するトラブルから学校側の意向によりアルコールの販売が禁止となった学園祭も少なくありません。

こうした「禁酒」の流れの中で、外語祭の特色である文化紹介としてのアルコール販売をどうすれば守っていけるのか。外語祭実行委員会では学園祭でアルコールを販売することの責任を重く受け止め、さまざまな対策を行ってきました。

その一つが「アルコールパスポート」、通称「アルパス」です。20歳以上であることを確認したうえでアルパスを配布し、アルコール1品購入ごとに貼られるシールが8枚までたまったらそれ以上アルコールを購入できなくなる仕組みです。第86回外語祭から始まり、以来5年間、大きな飲酒事故のない安全な外語祭に貢献してきました。

毎年外語祭でお酒を楽しんでいる方は、今年のアルパスが去年までとはかなり変わったことに驚かれたかもしれません。去年までただのA5サイズ のコピー用紙だったアルパスが、今年は「携帯しやすく」を目指して、首から下げられるひも付きの小さなカードになったのです。外語祭の半年以上前から、アンケートをもとに何度も話し合いを重ね、たくさんの人の協力で今年の「新生アルパス」が誕生しました。しかし、アルパスをすべて手作業で作るのは簡単ではありません。11月の外語祭に向けて、9月から実行委員全員で作り始めましたが、外語祭期間中に足りなくなり深夜に翌日分を慌てて作ったこともありました。しかしその甲斐あって今年は例年を大きく上回る、およそ1万枚のアルパスを配布することができました。

アルパスなどアルコールに関しての対策を行っていると、自分は自由で楽しい学園祭に水を差しているのではないかと感じることも多々ありました。しかし私は、外語祭は来場した誰もが気持ちよく楽しめる学園祭であるべきだと思うし、そうあるために常に努力をする外語祭に誇りを持っています。

「他の学園祭は適当だけど、外語祭はちゃんとしてて好きだなあ。」

アルパスを配布している際に来場者の方のこの言葉を聞いたとき、アルパスも確かに「誰もが気持ちよく楽しめる」外語祭の力になれているのかもしれないと、とても誇らしく思ったことを覚えています。

文化紹介の一環としてのアルコール販売は外語祭の素晴らしい伝統の一つであり、多くの来場者や外大生自身の楽しみの一つでもあります。この伝統を続けていくことは容易ではありませんが、来年以降も外語祭でたくさんの人に世界中のお酒を楽しんでもらえること、そしてアルパスが少しでもその助けとなることを願っています。

 

第90回外語祭実行委員会事務局 アルコール担当 木曽 千尋

外語祭「アルパス」ホームページ

http://gaigosai.com/alcoholpass/

 

 

イタリア支部 2012年度総会 開催

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去る12月1日(土)同窓会イタリア支部2012年度総会を開催いたしました。

会員総数29名中、ヴェネツィア、ボローニャ等の遠方からの参加者も含め総勢11名がクリスマスに向けてイルミネーションの飾りつけも始まったミラノ市内に集合、支部再開後の第三回目となる本年は、趣向を変えてのインド料理店にての開催となりました。

大島支部長よりのイタリアと日本をめぐる社会、経済環境への考察を含めたご挨拶、事務局よりの会員加入状況等の説明、記念写真撮影を経て、一同久し振りのカレー料理に舌鼓を打ちながらの懇親会となりました。西ヶ原を知らない若い世代からイタリア在住20年を超えるベテランまで、それぞれの近況報告に始まり、インド在住経験者によるタンドリーチキンへの薀蓄、文化広報活動への勧誘、はてはイタリア式ソムリエ資格獲得術に至るまで、話題は尽きることなく和気あいあいの3時間があっという間に過ぎてゆきました。

食事後はバールに場所を変えてのお喋りが続き、気が付いた時にはすでにあたりは薄暗く、イルミネーションが一層華やかににきらめき始める中、全員が再会を誓ってそれぞれの家路につきました。例年、会員数の多い北部ミラノ市での開催となっていますが、来年以降、時期も含めて、トスカーナ、ローマ等の中、南部イタリアの在住者も手軽に参加できるような方式を検討してゆきたいと思っています。 

松田二郎 (I昭52)

アメフト部第二回ICU定期戦開催と2012年シーズン(関東2部)のご紹介 ~  アメリカンフットボール部PHANTOMS

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アメリカンフットボール部PHANTOMS(ファントムズ)は、2012年5月26日(土)、外大グランドにて、国際基督教大学(以下ICU)アメリカンフットボール部APOSTLES(アポッスルズ)との第二回定期戦を行い、秋の本シーズンに向けお互いの力を出し合い、交流を深めた。9月1日拓殖大戦で始まる2012年シーズン(関東2部)にて外大OBOGの皆様のご参加・ご声援をいただければ幸甚である。

 

ICUとの定期戦発足について

2012年5月26日(土)、晴れ渡る空の下、東京外国語大学グランドにて、ICUアメリカンフットボール部APOSTLESとの第二回定期戦が開催された。

ICUとのアメリカンフットボール定期戦は、2010年7月、創部25周年・関東大学連盟加盟20周年記念パーティにて来賓としてご臨席いただいた亀山学長からのご提案に端を発する。伝統の「外大戦」なきあと、2009年3月「教育・研究交流協定」を締結した両大学の定期戦をまずはアメフト部が先導し開催しようと、ICUアメフト関係者と協議を行い、両大学学長の合意の下、昨年度より実現したものである。

アミノバイタルフィールド(味の素スタジアム横のアメフト球場)にて行った第一回定期戦では、外語会・学生後援会幹部の皆様にも多数ご来場いただいたにも関わらず、生憎の大雨の中、54-6の大敗に終わった。昨年度、外大は秋のリーグ戦で無敗・入替戦にも勝利し2部に昇格した。ICUは依然3部リーグ所属、今年は上位リーグの意地を見せ、リベンジしたいところ。

白熱の第2回定期戦

6a0148c7d6bc93970c0177440b4c06970d-800wi亀山外大学長、日比谷ICU学長によるコイントスにより、熱戦の火蓋が切って落とされる。双方ともにディフェンスが踏ん張り、一進一退の攻防が続く。第2クオーターに入り、外大は#9藤原(ベトナム科4年)のロングゲインなどでゴール前に迫り、フィールドゴール(以下FG)で3点先制。しかし、ロングパスによりICUがタッチダウン(以下TD)、3-7と逆転される。これに対し、外大はすぐに反撃を開始、じわじわと敵陣へと進入、最後は#83御法川(中国科2年)へのTDパスが決まり再逆転、10-7と3点リードでハーフタイムを迎
えると思ったのも束の間、ICUは残り時間15秒でロングパスを選択、これが見事に成功し、10-13で前半を折り返す。後半開始早々負けられない外大は、次々と秘策を繰り出すが成功せず、結局、後半2本のFGを確実に決めたICUが10-19で勝利を収めた。

 

6a0148c7d6bc93970c01676930399e970b終了後の両大学懇親会には、両大学学長、アメフト部OB 会幹部など総勢102名が集まり、親交を深めた。 ICU中西OB会長から、ホストした外大側への感謝と、次回ICUがホスト校となることが述べられた。この場を借りて当日ご支援を賜った皆様に厚く御礼を申し上げたい。

 

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アメフト部2012年シーズンのご案内

なお、2012年度シーズン、ファントムズは拓殖、国士舘、帝京、横浜国立などの強豪と戦う。極めて厳しい戦いになるが、これを勝ち抜くには母校の皆さんの応援が欠かせない。アミノバイタルフィールド、川崎球場、駒沢第2など公共スタジアムでの試合もあり、ぜひとも足を運んでいただき母校の奮闘に声援を送っていただければ幸いである。(ファントムズ会副会長・外語会理事 佐藤 拓 H5U科卒)

 

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■2012年度 リーグ戦日程■

<関東学生アメリカンフットボール連盟2部Bブロック>

9/1 (土)  10:45- vs拓殖大学    @国士舘大学永山(小田急・京王線 永山駅よりバス)
9/16(日)  10:30- vs国士舘大学  @アミノバイタルフィールド (京王線 飛田給駅より徒歩5分)
9/30(日)  10:30- vs帝京大学    @駒沢第2球技場(東急田園都市線駒沢大学駅より徒歩10分)
10/14(日) 11:00- vs 横浜国立大学 @アミノバイタルフィールド(京王線 飛田給駅より徒歩5分)
10/28(日) 11:00- vs 東洋大学   @拓殖大学八王子(JR中央線・京王線 高尾駅よりバス5分)
11/11(日) 11:00- vs 青山学院大学 @拓殖大学八王子(JR中央線・京王線 高尾駅よりバス5分)

11/24(土) 11:00- vs 成蹊大学 @川崎球場(JR川崎駅より徒歩10分)

詳細は、関東学生アメリカンフットボール連盟WEBサイトをご覧ください。

http://www.kcfa.jp/2012sche-all.html

PHANTOMS公式WEBサイト:  http://www.tufsphantoms.net/ ※ マネージャ日記更新中!
お問い合わせ先:  info@tufsphantoms.net

東京外国語大学英米科昭和37年卒業生卒業50周年のつどい

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さる平成246月23日(土)東京外語会が母校で開催頂いた卒業50周年慶祝行事では英米科昭37卒(昭33入学)生は11名の出席でした。その二次会的な同窓会が6月30日(土)帝国ホテルにて開催されました。高橋(重)、田中(洋) 両君が幹事で、出席者は25名でした(青木、阿部、伊形、五十嵐、石田、碓井、大木、岡島、垣内、片塩、小林、清水、諏訪部、大道、高橋(重)、滝川、田中(和)、田中(洋)、土田、永井、中川、長窪、原田、湯澤、吉成)。

今年5月に急逝された秋山正義君他亡くなられた方々への黙祷に続き、乾杯、校歌斉唱。余興を交えて出席者全員のスピーチがありました。各々流石に卒業半世紀、自然体で個性たっぷりの聞かせるスピーチで全く退屈しませんでした。予定を大きく超えて3時間半のあっという間の楽しいひとときでありました。両幹事の名采配でした。次回はまた2年後ということで新幹事は諏訪部仁君、永井義人君のお二人に決まりました。この楽しい会が永く続く事を期待しております。(E昭37 岡島敏夫)

 

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第2回 東京外語会デリー支部のつどい

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2012年6月24日(日)午後7時より、インド・デリー市内にて、Delhi近郊に在住の東京外国語大学卒業生の会が催されました。今回は昨年末(2011年12月9日(金))の開催に続き、第2回目の集会となります。この時期、北インドは日中の気温が45度を超える猛暑の時期に当たりますが、厳しい自然環境の中にもかかわらず、7名の同窓生が集うことができました。

会場はNew Delhi市内のSundar Nagar(「美しい街」の意)にある、モダンに洗練されたイタリアレストラン「BACI」です。本レストランは、1階にはしゃれたバーカウンターが設置され、2階がレストランとなっており、メニューも豊富に取り揃えており、参加したメンバーは皆、本場イタリアさながらの味を楽しむことができました。

今回の参加者は、写真向かって右側より、インド三井物産にお勤めの増田さん(平成19年ウルドゥー語科卒)、インドPWC勤務の平川さん(平成19年ウルドゥー語科卒)、日本大使館勤務の藤田さん(平成14年マレー語科卒)、藤田さんの奥様の藤田明子さん(平成15年マレー語科卒)、Toyota Material Handling India社長の石原さん(昭和55年ポルトガル・ブラジル語科卒)、川崎重工業デリー事務所の木村さん(昭和61年インドシナ語科タイ語卒)、ランバクシー・ラボラトリーズ・リミテッド社に勤務の内田(平成9年度ヒンディー語科卒:本会の幹事)の7名が集いました。

お陰様で、会は穏やかにそして和やかに進行し、様々な話題に花が咲きました。西ヶ原時代の外語大の様子、府中キャンパスについて、学生時代のクラブ活動環境、デリーの生活状況やインドでスペイン語を学ぶには?等々、話題は尽きることがありませんでした。参加された皆様方におかれましては、大変寛いだご様子で、当会の幹事としましては、皆様が愉快な時間を共有することが出来たものと確信しております。

次回(本年の年末を予定)の再会を約束し、本会は散会となりましたが、Delhi外語会のネットワークの基盤づくり・更なる会の活性化・継続した定期会合の開催等々、今後も更に推し進めて参りますので、引き続き皆様方のご協力とご支援を宜しくお願い申し上げます。

 

関西支部総会・懇親会開催報告

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2012年の関西支部総会が 4月28日(土)にラマダホテル大阪にて開催されました。今年はGWの初日の開催となりましたが、東京からはご多忙にもかかわらず、宮崎恒二・大学理事、東京外語会・上原尚剛理事長(S昭34)、また、特別講師の加藤千洋氏(C昭47)、大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)の同窓会「咲耶会」からも3名ご来場いただき、今年も総勢約70名が参加しました。
6a0148c7d6bc93970c0168eb98876b970cまず三村正治関西支部長(C昭41)開会の挨拶で総会が始まりました。上原理事長からは、新たにスタートした大学をさらに後方支援するなど、外語会の期待される役割についてお話があり、さらに「咲耶会」少德会長からもご来賓の挨拶を頂きました。宮崎理事は、4月から「言語文化学部」と「国際社会学部」二学部制として新しい東京外国語大学がスタートしたことについて詳しくお話くださいました。これからの学生達が  ますます世界に躍進し、貢献することへの期待が膨らみます。

総会の後は関西支部の目玉である『特別講演会』です。毎年 いろいろなジャンルでご活躍の同窓生を講師としてお招きしています。今年は、中国語科卒で、長年朝日新聞の編集委員としてご活躍され、現在同志社大学教授の加藤千洋氏をお招きし、「気になる隣人・中国をどう見るか」をテーマにお話頂きました。報道番組のコメンテーターとしてテレビでご活躍されただけに、わかりやすく、興味深い講演でした。

 
6a0148c7d6bc93970c016305a2ec45970d講演会の余韻に浸りつつ、お楽しみの懇親会に移りました。詩吟もあり、美味しい食事とお酒も入って、ど

のテーブルもおしゃべりに花が咲き、和気藹々とした雰囲気。今年は加藤氏の講演もあり、中国語科の参加者が今まで最大の18名と多く、懇親会の最後には有志で「草原情歌」を中国語で歌い、場を盛り上げてくれました。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、来年もまた元気で再会できるように、と願って散会しました。今年も、関西在住のみならず東京、徳島、上海からご参加いただきました。最近は女性、平成卒の参加者が増えてきて、年齢、語科などの垣根を越えて楽しめる会となっています。遠方からのご参加や、就職・結婚で関西に来られた若い世代の皆様も大歓迎です。ぜひ関西支部の総会・懇親会にご参加ください。お待ちしております。 (会報126号(10月1日付発行予定)「支部便り」に詳細を掲載予定です)

 

文責 関西支部幹事 安井紀子(S53)

 

東外大有志、ユネスコ本部で東北復興写真展 開催

東日本大震災から1年を迎えた2012年3月11日、東外大の有志学生で結成した東北復興写真展実行委員会は、ユネスコパリ本部にて「東北復興写真展」を開催しました。2011年10月から半年間を費やし準備を進めてきましたが、当日は1300名以上の来場者に鑑賞していただき大成功を収めました。東北復興写真展の開催に合わせましては、外語会の皆様方には多くのご寄附やご助言を頂戴いたしました。改めまして、深く御礼申し上げます。

東日本大震災後、東外大内にも被災地を支援するボランティアサークル・「外大東北復興支援隊」が立ち上がりました。このサークルを通じて宮城県石巻市でのボランティアを現在まで続けてきましたが、被災地では「今回の震災を忘れないでほしい」、「被災地から発信する情報を受け取ってほしい」という声を多く聞くようになりました。そういった被災地の声に応える形で企画したのが今回の東北復興写真展でした。

具体的な方法としては、被災地で活動を続ける10団体にご協力をいただき、それぞれの団体の取り組みを捉えた写真をご提供いただきました。この写真を展示することで、1年という時間が過ぎ去った今、被災地の現状はどうなっているのか、復興はどれくらい進んでいるのかを観賞者に伝えやすくしました。また、震災直後からどれほど生活状況が改善しているのかを一段とわかりやすく伝えるために、今回の協賛企業であった河北新報社から震災直後の様子を捉えた報道写真をお借りしました。結果的に、約100枚の写真パネルを展示することになりました。

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写真展開催に合わせ、日本からは3名が渡仏をしました。また、現在パリで留学生活を送っている

5名も仲間に加え、写真展当日は8名によって鑑賞者を迎えました。14時の開場とともに鑑賞者の人数は増え
てゆき、18時30分の閉場までの間に約1400名の方々に写真をご覧いただくことが出来ました。これまでの震
災関連の写真展では震災直後の被害状況を伝えるものが多かったように思いますが、今回の私たちの写真展では上述の通り、被災地の「今」を伝える写真も展示しました。その結果、鑑賞者からは「東北の現状を知る機会がこれまで少なかったため、今回の写真展は非常に興味深かったし見に来てよかった」、「被災地で頑張っている人を見たので、これからも応援し続けていきたいと強く思った」など、非常に嬉しい感想をいただくことが出来ました。

 

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また、写真展を通じて日本人と外国人の心をつなげるため、来場者から被災地に向けてメッセージを頂戴しました。フランス在住の日本人はさることながら、フランス人からも暖かい応援メッセージが寄せられました。写真展終了までに集めた約100件のメッセージはtwitterを利用して随時発信し、被災地に住む方々へ届けました。

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今回の東北復興写真展を通じて、私たちは今後も被災地からの情報を受ける受信者でもあり、世界中の人々にその現状を伝える発信者でもあり続ける必要があることを痛切に感じました。被災地の復興には十年以上かかると言われていますが、人々の生活は時間の経過とともに変化しています。仮設住宅に入居し生活水準の改善は進んでいるものの、雇用問題など今後も向き合っていかなければならない問題は山積みだといいます。こういった逐一変化する状況を私たちが世間に向かって代弁することは、東京にいながらもボランティアとして被災地と向き合える方法の一つだと感じています。東北復興写真展は上述のように成功をもって終了いたしましたが、今後は写真展で展示をした写真を東外大の26専攻語で紹介している多言語ウェブサイト、“Tohoku 10 × 26 windows”の更新を続けることにしています。今回ご協力をいただいた被災地の10団体とは、今後とも末永いお付き合いをさせていただくことにしています。

今回の写真展開催にあたり、東京外語会の皆様方にはご寄附を頂戴するなど大変お世話になりました。また、外語会パリ支部の方々には写真展前に激励会を開催していただきました。異国の地にて活躍されているOBOGの皆様とのお話は大変刺激的であり、同じ外語大生として目指すべき姿の数々でした。

 

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改めまして、この度は東北復興写真展開催にあたり多大なるご協力をいただき、誠にありがとうございました。今後とも東外大の学生ならではの方法で被災地と向き合っていく所存ですので末永く見守っていただけますと幸いです。

今回の皆様方のご協力に対し、この場をお借りして深く御礼申し上げます。

東北復興写真展実行委員会
代表 田中大一

大盛会の福岡支部外語会開催報告

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11月26日(土)、中華料理店『萬福楼』にて、福岡支部外語会を開催しました。

当日参加、また大阪外大の卒業生も含め総勢27名の参加となり、ここ数年では一番の盛り上がりとなりました。瀬頭先輩(1959年 ロシア語卒)による乾杯で開会、初参加のメンバーが自己紹介を終えた後、懇親会に移行し、各会員が近況報告を行いました。特に諸先輩方のご活躍ぶりを伺うにつけ、我々の世代も負けてはいられない、との思いを新たにした次第です。美味しい中華料理に舌鼓を打ち、余興のビンゴゲームでも盛り上がり、会員一同充実した秋の一夜を過ごすことができました。

今後の会の在り方についても意見が出されました。各会員が自分の専門分野に関して『講話』をしてはどうかというものです。諸先輩方は勿論、各界で活動している他会員の話に耳を傾けることは大変有意義なものであり、来年以降是非、実施したいと思います。

最後に、今年で福岡を離れる野口先輩(1974年 フランス語卒)の前途を祝し、「博多手一本」で閉会となりました。来年もまた会員一同、元気な姿で集まれることを心より楽しみにしております。(文責:外語会福岡支部 安部有樹 C平14卒)

アメフト部、入替戦で武蔵大を破り、創部26年目で初の2部昇格!アメリカンフットボール部Phantoms


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2011年9月、立正大戦よりPhantoms21年目のシーズンが始まった。17対16と接戦の勝利が選手たちに自信を植え付け、埼玉大戦(6対6)の引分けを除き、芝浦工業大戦(24対3)、宇都宮大戦(57対3)と勝利し、迎えた最終戦の相手は電通大を試合開始より攻守で圧倒、58-7で勝利し、通算4勝0敗1分で10年ぶり3度目の3部優勝、入替戦出場を決めた。
6a0148c7d6bc93970c01675ebbab0d970b-800wiそして運命の12月10日、武蔵大学との入替戦。外大、FGで3点を先制するもセーフティで2点を返される。ゴール前に迫った外大は、QB木口が走りタッチダウン、10-2で前半を折り返す。膠着状態のまま迎えた第4クオーター、武蔵大QBの投じたパスをLB深瀬がインターセプト!そのままエンドゾーンに駆け込みタッチダウン、17-2と15点のリード。その後、武蔵大の猛攻により13点を奪われるも、17-15のまま、300名を超す外大応援団とチームが一体となり、勝利へのカウントダウンが始まる、「10・・・3,2,1,ゼロー!」。会場内に歓声と号泣する声が入り交る中、創部26年目、連盟加盟21年目にして初の2部昇格が決まった。2012年9月から、国士舘大学、拓殖大学、横浜国立大学等と同じ関東2部Bブロックにて念願の1部昇格を目指す(http://www.kcfa.jp/2012blk.html)。

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今シーズンも多くの方々のサポートがチームの力となった。この場を借りてご声援、ご支援を賜った皆様に厚く御礼を申し上げたい。(文責:佐藤 拓 H5年U科卒)

PHANTOMS公式WEBサイト: http://www.tufsphantoms.net/
お問い合わせ先: info@tufsphantoms.net

 

サッカー部OB会恒例の「蹴球祭」

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1964年10月10日(東京オリンピック開会式)に当時のサッカー部員有志が西ヶ原グランドに集まり、卒業後もこの日にサッカーを楽しもうと誓い合ったのが起源です。


毎年10月10日(体育の日)に開催し、OBと学生部員でサッカーを楽しんできましたが、10年程前から学生の秋季リーグ終了後の11月初旬に変更しました。20年程前から大阪外語サッカー部OBも招いて、大阪外語との対抗戦の番外編を繰り広げています。近年女子サッカー部(外語なでしこ)も活発に活動しており、シニアOBは女子部との試合を楽しみにしています。今年は11月5日(土)に本学グランドで開催。学生サッカー部員(男子・女子)、東京OB(19名)、大阪OB(7名)の総勢67名が参加しました。(S55谷口茂)

アメフト部、無敗でリーグ優勝、創部26年目で初の2部入替戦出場!アメリカンフットボール部PHANTOMS

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アメリカンフットボール部PHANTOMSは、電気通信大学との今シーズン最終戦を58-7と圧勝、通算4勝0敗1分で関東学生アメリカンフットボール連盟3部Aブロック優勝、創部26年目で、初の2部入替戦に挑む。

2011年9月25日(日)、東京外国語大学で開催された立正大戦よりPHANTOMS(ファントムズ)の21年目のシーズンが始まった。昨年から主力16選手が抜け、春のICU第1回交流戦に敗れた後、厳しい練習で自らを追い込み、秋のリーグ戦に向け準備してきた。初戦は確実にキックを決めた外大が17対16と辛勝、しかしこの勝利が選手たちに自信を植え付けた。その後は、大雨の中、引分けに終わった埼玉大戦(6対6)を除き、芝浦工業大戦(24対3)、宇都宮大戦(57対3)で確実に勝利をおさめ、最終戦を残し首位に立った。

11月20日(日)、駒沢第2球技場での最終戦にて電気通信大学を迎えた。思えば電通大は、初めて連盟に加盟した1991年、4部リーグ最終戦で惜敗し、優勝を逃した運命の相手。その直前、2位の芝浦工業大学が34対17で勝利したため、優勝するには、最低でも引き分けが必要だが、気持ちよく勝利で優勝を飾りたい。

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試合開始より、外大の攻撃陣が爆発、ランで21点を挙げる一方、守備陣もファンブルボールを奪いタッチダウン、第1クオーターだけで28点をリード。その後、安定した攻撃と守備により、電通大を圧倒、後半、タッチ




ダウンを1本奪われたものの、58-7の大差で外大が勝利を収め、10年ぶり3回目の3部優勝(過去2回は得失点差で入替戦出場ならず)、そして、創部26年目、連盟加盟21年目にして初の入れ替え戦出場を決めた。相手は2部の強豪・武蔵大学、12月10日(土)アミノバイタルフィールドにて雌雄を決する。

今シーズンも多くの方々のサポートがチームの力となった。この場を借りてご声援、ご支援を賜った皆様に厚く御礼を申し上げたい。(文責:佐藤 拓 H5年U科卒)

 

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■2011年度 リーグ戦結果・日程■
対戦成績:4勝0敗1分・3部Aブロック優勝
9/25(日)  ○外大 17 vs   16 立正大学    @東京外大Gr.
10/9(日)  ○外大 24 vs    3 芝浦工業大学 @立正大熊谷Gr.
10/22(土)  △外大   6 vs    6 埼玉大学  @埼玉大北浦和Gr.
11/6(日)  ○外大 57 vs   3 宇都宮大学  @アミノバイタルフィールド
11/20(日)  ○外大 58 vs    7 電気通信大学 @駒沢第二球技場

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※マネージャ日記更新中!お問い合わせ先: info@tufsphantoms.net

秋たけなわ、外語祭もたけなわです。

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第89回外語祭が19日(土)から23日(水)まで府中キャンパスにて開催されております。

 

6a0148c7d6bc93970c0162fcb20584970d-800wi外語祭実行委員会のサイトhttp://www.gaigosai.com/を見ると、語劇はもちろんですが、各国の料理 屋、世界各地のダンス、音楽など満載で、他の大学の学園祭とは一味違ったユニークさを感じさせられます。昨年同様「世界の文字で綴る私の名前」コーナーには人だかりがしていましたし、「着てみよう民族衣装」コーナーではユニークな衣装を着て写真を撮っている人がたくさん居られました。小生は初日19日、20日と訪問させていただきましたが、在校生諸君のエネルギーに圧倒されることばかりでした。

6a0148c7d6bc93970c0162fcb2096b970d-800wi残念ながら初日は大雨で、びしょぬれ(とくに足元が悪かった)になりましたが、それでも熱心に中央野外ステージの前でロックを楽しんでいる人がおおぜいいました。当日はこの日にあわせて大学主催の「保護者説明会」が開催され、保護者の皆様に大学の教育システム、キャリアー形成教育システム、就活支援、留学支援などなどの説明があり、また、就職が内定した学生による留学・就活の体験報告などもあり、充実した内容と思いました。伺ったところ随分遠距離からこのためにお越しいただいた保護者の方も居られた由で、お天気が悪いのが本当に残念に思えました。この日は恒例の学長による講演会「全体的不幸を見つめるドストエフスキー」が開催されました。

 

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20日(日)は昨日とは打って変わって秋晴れのすがすがしい一日でした。キャンパスの木々が紅葉の最盛
期を迎えており本当にきれいでした。時間的な制限があり(とくに語劇は各国語一回しか上演されませ
んので全てを見ることはまず不可能です)断片的な感想しかないのですが、研究講義棟の各教室などでは

ゼミ単位の展示・発表もあり、かなり充実したものになっていました。天気がよいので野外ステージにおおぜいの人が詰めかけ、舞台との交流もかなり活発に行なわれているように見えました。この日は大学がオープンキャンパスを企画し、受験生諸君の姿が散見されました。優秀な人材を受け入れるために、外語祭も一役買っているようです。

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というわけで、あまりにも盛りだくさんで、全ての企画を見たり聞いたりすることは出来ませんが、大いに楽しめました。皆さまにも是非キャンパスを訪問していただきたく筆を取りました。今年から野外ステージの正面に外語会のテントを設けましたので、是非お越しいただきたくご案内申し上げます。コーヒー(といってもインスタントですが)お茶など温かい飲み物を用意しておりますので暫しのお休みに利用していただければ幸甚です。

東京外語会広報小委員長
淡野武司(S39)

 

【速報】外語大アメフト部、2011年度リーグ戦で開幕2連勝!埼玉大と同率で首位を快走!(東京外国語大学アメリカンフットボール部PHANTOMS)

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アメリカンフットボール部PHANTOMSは、9月25日(日)に開幕した関東アメリカンフットボール連盟3部Aブロック初戦、立正大学戦を激しい接戦の末、17対16で制した。芝浦工業大学との第2戦では24対3と圧勝し、開幕2連勝、同ブロックの首位に立った。

 

両試合における詳細は後述のとおりだが、次節10月22日(土)は、埼玉大北浦和グラウンド(http://www.saitama-u.ac.jp/access/accessmap.html)にて、埼玉大学との同率首位全勝対決。昨年度も同じブロックで敗れたこともあり必勝を誓いたい。

 

第4節 宇都宮大学戦(11/6(日)13:15 キックオフ)は、味の素スタジアム横のアミノバイタルフィールド(http://www.kcfa.jp/GR-K.files/AJISTA.htm)、第5戦 電気通信大学戦(11/20(日)13:15 キックオフ)は駒沢第二球技場(http://www.tef.or.jp/kopgp/guide/ballgame_2.html)、と観戦席があり、座って観戦いただける公共競技場での開催となる。一人でも多くの外大OB・OGの皆様にお越しいただき、ご支援・ご協力を賜れれば幸甚である。

 

2部昇格、そして、第2回ICU定期戦での勝利を目指し、GO, PHANTOMS!

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■2011年度 リーグ戦結果・日程■

対戦成績:2勝0敗0分・3部Aブロック首位(10月15日現在)

9/25(日)  ○ 外大 17vs16  立正大学    14:00 キックオフ @東京外大Gr.
10/9(日)  ○ 外大 24vs 3  芝浦工業大学  11:00 キックオフ @立正大熊谷Gr.
10/22(土)  外大    vs  埼玉大学  13:45 キックオフ @埼玉大北浦和Gr.
11/6(日)  外大    vs  宇都宮大学  13:15 キックオフ @アミノバイタルフィールド
11/20(日)  外大    vs  電気通信大学  13:15 キックオフ @駒沢第二球技場

PHANTOMS公式WEBサイト: http://www.tufsphantoms.net/ ※ マネージャ日記更新中!
お問い合わせ先: info@tufsphantoms.net
対戦成績進捗・会場情報: http://www.kcfa.jp/(関東大学アメリカンフットボール連盟)

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●第1戦:東京外国語大学PHANTOMS vs.立正大学BULLDOGS ●

2011年9月25日(日)    天候:晴れ   14:00 kick off    於:東京外国語大学飛田給Gr.

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爽やかな秋晴れの下、外大ホームグラウンドでの第一戦となった。第1回ICU定期戦大敗へのリベンジを目指し、夏合宿でチーム一丸となり、自分を追い込んだ、その結果がこの試合で明らかになる。立正大のキックオフにより試合開始。外大#81 荒居(2)が自陣13yds地点よりいきなり32ydsのビッグリターンを決め、外大自陣45yds地点より攻撃開始。外大QB #8 羽石(3)が順調に1st-down取った直後、投じたパスを立正大がインターセプト!58ydsのロングゲインを許し立正大タッチダウン!PAT失敗で外大0-6立正大とリードを許す。 立正大のキックオフをリターンし、外大の攻撃。立正大の好守に阻まれパントに追い込まれる。しかし、外大#9 P 藤原(3)の好キックにより、立正大の攻撃は自陣3ydsから開始。2nd-downからの立正大パスを外大#47 LB 木村(4)がインターセプト!そのまま3ydsを走りタッチダウン! PATも成功し、外大7-6立正大と逆転!

外大は、続く立正大の攻撃を封じ、パントに追い込む。しかし、外大も自陣からの攻撃を封じられ、パントを選択。さらに、スナップミスによりパントが蹴れず、敵陣(外大陣5yds)の好位置から立正大の攻撃となった。ここで外大ディフェンスが踏ん張りタッチダウンを許さないが、立正大は4th-downでFGを選択。これを成功させ、外大7-9立正大と再び逆転を許す。第2クオーターに入り、一進一退の攻防が続くが、外大がじわじわと敵陣に攻め込み、敵陣11yds地点から外大#37 K 石橋(2)のFGが成功、外大10-9立正大と逆転に成功したところで前半が終了。
外大キックオフにより後半開始。立正大は最初の攻撃を封じられパント。続く外大の攻撃では、立正大がパスをインターセプト!攻守交替となる。ここで、外大ディフェンスが踏ん張り、立正大のゲインを許さない。その結果、立正大、敵陣20yds地点よりFGを選択、成功すれば再逆転となる。しかし、これが失敗に終わり、外大はピンチを逃れる。一進一退の攻防が続いたのち、外大は自陣20yds地点から攻撃開始。外大#6 QB 山口(2)が投げたパスを#88 TE 多奈田(5)がキャッチし、立正大ディフェンスを抜き去り26ydsのゲイン!順調にゲインを進める中、外大にホールディングの反則があり、15ydsの罰退。その結果、新たに1st-downを更新できず、外大はパントを行い、再び立正大の攻撃となる。ここで2nd-downでの立正大のパスを外大#10 SF 三浦(4)がインターセプト!攻撃権を奪う。ここで第3クオーターが終了。

最終第4クオーターでは、敵陣37yds地点より外大のオフェンス。外大#6 QB 山口(2)の投じたパスを#88 TE 多奈田(5)がキャッチし、27ydsのゲイン!しかし、タッチダウンまで10ydsのところで投じたパスがまたしてもインターセプトされる!立正大は一気に46ydsをリターン。その後も立正大の攻撃は続き次々とロングゲイン、そして外大自陣9ydsからのパスがついに成功し、タッチダウン!PATも成功し、外大10-16立正大と再び逆転を許す。
試合終了が迫る中、立正大のキックオフにより試合再開。自陣45yds地点より外大の攻撃、タッチダウンの得られるエンドーンまで残り55 yds。立正大がロングゲインを警戒する中、外大#10 TB 三浦(4)がロングゲインを重ねる。そして、敵陣10ydsより外大の攻撃。ボールを受けた外大#10 TB 三浦(4)はエンドゾーンまで一気に駆け抜けタッチダウン!外大16-16立正大と同点に。プレッシャーがかかる中、外大#37 K 石橋(2)のキックは見事成功、PATの1点を加え、外大17-16立正大とついに逆転!同スコアのまま試合終了、初戦勝利を飾った。

外大は、獲得ヤードが300ヤードと、立正大の4倍以上の攻撃力を見せ、逆転を繰り返す一進一退の攻防を制し、春からの成長が感じられる試合となった。

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●第2戦:東京外国語大学PHANTOMS vs.芝浦工業大学FIGHTING ENGENEERS●
2011年10月9日(日)  天候:晴れ 11:00 kick off   於:立正大学熊谷Gr.

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第2戦は、昨年まで2部に所属した宇都宮大学を下した芝浦工業大学との対戦。外大のキックオフにより試合開始。芝工大、1st-downを繰り返し、じわじわと外大陣へ攻め込み、FGを成功、試合開始早々、外大0-3芝工大とリードを許す。芝工大のキックオフにより試合再開、外大自陣28yds地点より1st-10。外大#10 TB 三浦(4)ランにより1st-down獲得!しかし、次のシリーズでは最終的にパントに追い込まれる。続く芝工大の攻撃は一度1st-downを取られるものの、最終的にはパントに追い込み、外大の攻撃となったところで第1クオーター終了。第2クオーターに入り、両校ともに大きなゲインを得られず、パントの蹴り合いが続く。自陣25yds地点から始まった外大の攻撃では確実なゲインを重ね自陣50ydsへ。ここで、外大はスペシャルプレー「フリッカーロングパス」を選択、#7 QB木口(4)からボールを受けた#6 TB山口(2)が#81 WR荒居(2)ロングパス!これが見事決まり、50ydsを独走、逆転のタッチダウン!外大#37 K石橋(2)のPATも成功、外大7-3芝工大。続く芝工大の攻撃を抑え、前半が終了。
6a0148c7d6bc93970c0154365936de970c-800wi後半は、芝工大のキックオフにより試合再開。外大は#6 QB山口(2)が自らボールを持ち、OLがナイスブロックでこじ開けた道を通って、54ydsを駆け抜ける!敵陣4ydsより再び攻撃を開始するも、エンドゾーンを目前にしてなかなか前に進めない。しかし、迎えた3rd-downで#10 TB三浦(4)が3ydsを走り抜けタッチダウン!#37 K石橋(2)のPATも成功し、外大14-3芝工大とさらにリードを広げる。

外大キックオフで試合再開。芝工大もヤードを重ねるものの、外大ディフェンスが踏ん張り、攻守交替。外大の攻撃となり、3rd-downでは外大#7 QB木口(4)から#88 TE多奈田(5)にパスが通り、芝工大ディフェンスを薙ぎ払って71ydsを独走しタッチダウン!続く外大#37 K石橋(2)のPATも成功し、外大21-3芝工大。 外大キックオフにより試合再開、芝工大攻撃となるが、3rd-down投じられたパスを外大#10 SF三浦(4)がインターセプト!攻守交替して敵陣36yds地点より外大の攻撃。まずは外大#6 QB山口(2)が走り14ydsゲインするなど敵陣22ydsまで攻め込み、外大#37 K石橋(2)のFGが成功、外大24-3芝工大。  外大キックオフ後、芝工大の攻撃を抑え、再び外大オフェンスに変わるがパントに終わる。続く芝工大の攻撃では、パスがいいところで決まり、ゲインを重ねるが、最終的には外大#88 DL多奈田(5)がQBサックをして7ydsのロスを与え攻守交替。その後 外大、芝工大とも大きなゲインなく、時間切れ、外大24-3芝工大にて外大の勝利となった。

前節 2部からの降格校を破り、厳しい試合が予想されていたが、外大ディフェンスが奮起し、タッチダウンを一本も許さず、また、攻撃陣も確実なラン攻撃に加え、要所でのパスが成功したほか、前回4回あったインターセプトが0回と攻守ともにスキのない勝利となった。
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◆東京外国語大学アメリカンフットボール部PHANTOMS◆

1986年創部、1991年に関東大学アメリカンフットボール連盟に加盟。昨年は元1部の防衛大学校と引き分け、惜しくも優勝を逃したが、2部昇格を目指して活動中。部員総数58名。OB/OG約160名のうち、過去20名強が社会人1部リーグ(X League)で活躍。中でも現ヘッドコーチ大津俊郎(M98年卒)は、社会人の強豪・富士通フロンティアーズで活躍、日本代表に選出され、第2回W杯ドイツ大会に出場、日本の優勝に貢献した。目標は、2部昇格・第2回ICU定期戦勝利。

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