外大9条の会、本年の例会は李昤京(リ・リョンギョン)さんで

20190305-1    20190305-2

本年2月9日、7回目となる高田馬場F・Iビルでの“ミニ講演会&ワインで交流会”が開催され、5年間ほど本学で学部生に「平和学」の視点をベースにして「現代社会の諸問題」を講義した李昤京(リ・リョンギョン)さんに「朝鮮半島の大転換―平和と人権の時代に向かって」というテーマで講演していただきました。インフルエンザの流行に加えて数日前からの大雪の可能性に言及した天気予報とで出席予定の会員5人以上が参加を取りやめ、開催そのものが危ぶまれましたが何とか20人以上の参加で予定通りの開催にこぎつけた次第です。

先ず李さんは『災』という昨年を表す漢字について、昨年は日本では災害が多発し、また殆ど解明されなかったモリカケ疑惑やセクハラ問題を見ると妥当かも知れないが、朝鮮半島について言えば「改革」「変革」の『革』という字を選びたいとのことでした。確かに昨年6月のシンガポールでの会談に続き、今年は2月27日にハノイで2回目となる米朝首脳会談が開かれ、朝鮮半島をめぐる情勢は大きく変わりつつあります。李さんは「啐啄(そったく)同時」という禅語を引用し、現今の機運は内外から同時的に「殻」を破る動きに触発された結果だとの見解を述べています。もちろん韓国国内では朝鮮半島における緊張状態から何らかの利益を得ている層が存在しており、彼らにとっては「南北統一」は好ましくはないけれど、李さんは長期的には「休戦」状態にある朝鮮半島の「終戦」を実現した後の「統一」実現に向けた動きが加速していると見ています。ただし、その第一歩はEUの初期段階のような「南北連合」を想定しています。

徴用工裁判以来、日本と韓国との間にはギクシャクしたものがありますが、李さんは韓国での「反日」とは「反・日本帝国」であり、時間をきちんと分けて考える必要があるとも述べています。そして、今年1月末に92歳で亡くなった元慰安婦の金福童(キム・ボクドン)さんについて次のように語りました。

― 彼女はベトナム戦争の際に韓国軍の兵士によって性暴力を受けたベトナムの被害者のために基金を創った。また、東日本大震災のニュースを知って、真っ先に救援募金に応じた。かつての日本は彼女にとって悪い国だが、今の日本は友達の国なのだ ―

李さんは「金さんが苦しむ人々に対して抱く想像力は彼女の経験によるのではなく人間性に根ざしている、そこが今の大転換の時代に日本がもっと必要なことではないのか」と講演を締めくくりました。講演終了後は講演内容について質疑応答しながらワインを飲み、文流で用意していただいたイタリア料理を賞味しつつ歓談しました。

なお、本年6月15日、毎日新聞での評論など多方面にわたって活躍されている本学出身の作家・吉永みち子さんに記念講演をしていただくことになっていますので、お問い合わせ等ありましたら下記メールアドレスにご一報願います。

tufs_peace9@yahoo.co.jp

投稿者:鈴木 俊明 スペイン語 1972年卒業

本投稿へのご意見、ご感想等はこちらまで

第12回ポルトガル語科ルジタニア会総会・懇親会の開催

20190227

去る23日(土)、ルジタニア会(代表 大島勇次郎、1962卒)は本年度の総会を昨年同様、新橋亭新館において会員22名の出席のもと11:30より開催しました。

また、総会終了後に開催の懇親会には本年度をもって退官される母校の立石博高学長のご臨席を頂きました。
先ず、総会は川上直久副代表(1971卒)の司会で開会。
冒頭、今期中に亡くなられたPo語科同窓生のご冥福をお祈りして黙祷を捧げた後、議事に入りました。
議事では初めに定例的な議案である2018年度の各種報告(事業報告・会計報告・監事監査報報告)と2019年度事業と新役員の執行部案が満場一致で承認されました。加えて、新規議案として付議された外語祭語劇支援と母校Po語専攻在学生が主導して他5大学と共同して活動を開始した「ポルトガル語学生交流団プロジェクト:「Estudamos Português」に対する会資金を含む支援案が執行部案に沿って採決されました。

次いで、12:30開始の懇親会では参加者全員からショートスピーチがあり、近況、在学時やその後想い出話などで和やかに交歓しました。又、立石学長の御挨拶では、母校の近況と共に卒業生の引き続いての支援に期待するところ大とのご説明がありました。なお、ご在任中、例年開催される在学生との集いに臨席されるなど、会活動にご高配を賜った立石学長に謝意を表すべく席上心ばかりの花束贈呈をいたしました。
最後に出席者の集合写真を撮影したのち、定刻15:00に散会しました。

投稿者:須田 實 ポルトガル語 1966年卒業

本投稿へのご意見、ご感想等はこちらまで

東京外語大・旧西が原キャンパスから六義園、そして本郷・東大へ

attach-20190107-c1 attach-20190107-c2 attach-20190107-c3

ロシア語科1967(昭和42)年卒の同窓会、名称:「望露会」は、定年退職後会員の親睦と健康維持を兼ねて「トレッキング部」を発足させ、日帰りか一泊で「山登り」と「温泉」と「酒」をフルコースとして楽しみながら12年間で100回を数えました。その記念と「外語会・総会」での50年慶祝組の行事に合わせて、山梨の「身延山」に登山した時の様子を一昨年6月にもこの「会員便り」に寄稿させていただきました。今回はその続編になりますが、特に昨年末の109回例会には大勢が参加してくれ「拡大望露会」となりました。70代後半になってさすがに登山回数も半減してきたとはいえ今年もなんとか続けたいものです。

(1) 昨年12月のトレッキング例会は日頃の山登りではなくて、東京都内の「駒込駅」から「お茶の水駅」まで街中を10キロ以上歩くことにした。東京なら参加者も増えるだろうし「忘年会」もにぎやかになりそうだと期待して。今回のテーマは「50年前にタイムスリップしよう」で、我々が学んだ東京外語大の跡地「北区西が原」に集合し、明治時代の開校の地「お茶の水・昌平坂学問所」までをたどるコースだった。この道は私たちがよく「巣鴨」から路面電車に乗って神保町の「ナウカ」や古書街に行くのに利用した。今はその都電も廃止されてその下を「地下鉄三田線」が走っている。
(2) いつものロシア語科同窓生4人(小沼、青山、田尻、尾上)にさらに4人が初参加してくれて記念すべき「109回例会」になった。加藤一夫(元静岡福祉大学・学長)、金山文彦(元ユニバーサル商事社長)、水野正俊(元伊藤忠・モスクワ事務所)、そして乳井正(元NHK放送文化研究所)である。今は北区の「みんなの公園」として親しまれている思い出のキャンパス跡地に、予定の正午懐かしい顔が次々と現れた。昔の食堂に降りる階段のあたりに「あずまや」があり、持ち寄りの弁当でウォーキングの腹ごしらえをした。
(3) 正門のあったあたりに「東京外国語大学西が原キャンパス跡地」のえんじ色の石碑がたつ。8人の記念写真を撮ってさあ出発しよう。向かいの女子高「武蔵野高校」がモダンな校舎になって今は中高一貫の男女共学だった。私たちの前庭だったあたりが高校のコートになっていた。大学本部とサークル棟だった昔の木造校舎の跡地は大きな高級老人ホームに変わっていた。その前の「下瀬坂」を下って、通学路だった「染井霊園」の中を通りわれらがロシア語科の大先輩、日本近代文学の嚆矢「二葉亭四迷」の霊前で手を合わせた。墓碑は「長谷川辰之助」の本名が刻まれた一枚岩の大きなものだった。
(4) 次に向かった駒込駅の「名勝・六義園」のすばらしさには驚愕した。喧噪の大都会の片隅にこんな静寂の大きな空間が残っているとは!ここは江戸時代には柳沢吉保の大名屋敷で「心字池」をめぐる大庭園だった。松の銘木には積雪に備えて縄の「雪つり」がかけられ水面に映って美しいし、燃え立つような紅葉がまだまだ見ごろだった。ここでは仲間の足並みが乱れて予定以上の時間を食った。常連の4人、「北岳」「白馬岳」も私と共に登ったスポーツ万能の青山克也(元住友商事)とフェイスブック用の写真撮りに夢中の田尻肇(厚労省勤務、元住友商事)。「茶屋」に立ち寄り一人甘酒を味わっていた「大魔人」こと小沼利英(あの研究社露和辞典・和露辞典を編んだのはこの人!)。そして最後尾からガラケーでみんなの後姿を記録している幹事の尾上敏起(英語塾主宰、元静岡県立高校教諭)が自由行動だった。
(5) 名勝「六義園」をゆっくり散策した後、「白山通り」つまり江戸時代の街道「中山道」を歩きとおして「本郷追分」から「本郷通り」に合流した。赤いレンガの塀にそって「農学部」と「工学部」を抜けるといよいよ「東大正門」だ。黄色く色づいたイチョウ並木の下を歩いて真正面にそびえる「安田講堂」に向かった。さあ、皆で記念写真を撮ろうよ。「今やっと東大に入れたよ!」とつぶやきながら微笑んだ。私も含めてほとんどがここを受験して落ちた人ばかりだった。しかし乳井君は卒業後「教育学部」に編入学したそうだし、加藤君は外語大卒業後「東大大学院」に挑戦して合格し、さらに5年間研究を続けて国際関係論で「博士課程」を修了した。田尻君の弟・三千夫さんも外語大の「ドイツ語科」から同じコースで努力し最近まで「東大教授」だった。
(6) 夏目漱石の小説にちなんで名づけられた「三四郎池」は、赤や黄色の楓が見事な森の中だった。ここはかつて「加賀百万石」といわれた「前田家」の大名屋敷跡で昔のままだ。池をぐるりと巡って教育学部の校舎前を通り有名な「赤門」をくぐった。再び「本郷通り」を歩いて「外語大・本郷サテライト」ののっぽビルに立ち寄ってみた。ここでは小沼君が今もポーランド語、小松さんがロシア語の講座に毎週参加して勉学に励んでいる。そしていよいよゴールの「お茶の水駅」に向かった。ガラケーの万歩計をみたらなんと2万歩、計画した6キロの2倍で12キロも歩いていた。
(7) 最後の「昌平坂学問所跡」と「湯島聖堂」に着いた頃は薄暗くなって16時の閉門をすぎていていた。加藤君の話で、昭和40年代の「学園紛争」で外語大のキャンパスが閉鎖されていた頃、この聖堂内に外語大の事務局が設置されていたというのには驚いた。やはりここが我々のルーツだったのだ。「お茶の水」駅前にできた「ソラシティ」の地階「エビスバー」に設けた「打ち上げと忘年会」の会場には、かつての我々のマドンナ2人、大森浩子(旧姓堀江、元日本航空モスクワ路線)と小松あやめ(元ロシア通商)が駆けつけて8人の快挙を祝ってくれた。

投稿者:尾上敏起 ロシア語 1967年卒業

本投稿へのご意見、ご感想等はこちらまで

かるた会設立30周年記念行事開催

attach-20190107-b1 attach-20190107-b2 attach-20190107-b3

東京外国語大学かるた会は、1988年に設立され、昨年で30周年を迎えました。これを記念し、2018年12月15日(土)に記念行事「参拾周年を遊ぶ会」を開催しました。

記念行事では、現役会員、OB会員(合計26人)参加による3人1組の競技かるた団体戦を行いました。参加者を8つの国と地域に分けた形式で行い、3回戦全勝で決勝に進んだ「コスタリカ代表」と「USA代表」の間で決勝戦(ジャンケン)が行われ、「コスタリカ代表」が見事優勝を飾りました。また、記念品として、ネーム入り爪切り(写真左上、※注)、記念冊子(写真右上)を作成し、会員に配布致しました。
夜の部の懇親会ではこれまでの30年の歴史を振り返る動画を視聴するなど、現役・OBの交流を深めるとともに、次の40周年・50周年に向けて活発なサークル活動を継続していくことを確認しました。
外大かるた会はこれからも競技かるたの技能向上に努めるとともに、日本文化の発信に貢献して行きます。
(※注:かるたは爪が伸びていると相手に怪我をさせてしまうため、爪の手入れが重要。)

<かるた会 概要>
練習日: 木曜日(春・秋学期12:40~20:00)
(夏・冬学期12:10~20:00)
土曜日(全学期:  9:30~20:00)
練習場所: 大学会館1階和室
現役所属会員数: 28人(海外留学生含む)

投稿者: 若松 賢 スペイン語 1992年卒業 / 齊藤 里奈 ポルトガル語 3年

本投稿へのご意見、ご感想等はこちらまで

ポルトガル語科同窓会「ルジタニア会」登録会員の集い

ルジタニア会(世話人代表 大島勇次郎氏―1962卒)では、恒例の行事として第13回登録会員の集いを2018年12月8日(土)12;00よりAGORAワイズエステック新宿店で下記15名の会員の参加のもと開催しました。

懇親の集いは、先ず、黙祷を捧げて最近にお亡くなりされた会員のご冥福をお祈りした後、開宴し、早速、懇談に入りました。

席上、執行部より活動活性化や語劇支援の在り方など喫緊の課題があり、次回総会に向けて検討したい旨説明がありましたが、有志によるショートスピーチでも、母校の近況や会活動に関するご意見などが寄せられ、今後の参考になりました。

定刻の14:00 再会を期してお開きになりました。

参加者(敬称略)
橋本文男(外Po1959)香山徳二(外Po1961)大島勇次郎(外Po1962)小島伸生(外Po1962)西山龍美(外Po1963)高岡淳二(外Po1964) 遠藤紘樹(外Po1966)須田實(外Po1966)川上直久(外Po1971)池内昇(外Po1974)中村保雄(外Po1974)名井良三(外Po1975)沼田行雄(外Po1975)岸本憲明(外S1976)岸和田仁(外Po1976)

投稿者:須田實 ポルトガル語 1966年卒業 

本投稿へのご意見、ご感想等はこちらまで

メコン会総会、講演会、懇親会の開催報告

20181128-b1

2018年11月25日、東京外国語大学の構内でメコン会総会、講演会、懇親会を開催しました。
総会では、就職活動中であった4年生が卒業生の的確なアドバイスにより希望する会社から就職内定を得たことなどが報告されました。

講演会では、タイ語科卒の斎藤佐知子さんが
~「ピクンの花」から始める小さなタイ国民話の旅~ と題して講演を行いました。
講演の後半で斎藤さんが本年絵本として出版した「ピクンの花」を朗読され、聴講した会員等は興味深く聴き入っておりました。講演会にはNHK国際放送局の取材があり、講演の内容は12月9日にオンエアされることになっております。
懇親会には昭和32年の卒業生から在校生まで集まり、楽しい時間を過ごしました。

投稿者:野崎 正人 ベトナム語 1971年卒業 (メコン会会長)

本投稿へのご意見、ご感想等はこちらまで

2018年サロン仏友会《講演とボジョレ・ヌヴォを楽しむ会》

20181128-a1

去る11月18日(日)恒例のサロン仏友会が本郷サテライト3階で開催されました。当日は過去最高の67名の出席者(院生と現役学生各1人を含む)で賑わいました。

藤倉会長(1970年卒)の挨拶の後、愛知県立大学英米学科准教授であり、現役の同時通訳でもある袖川裕美氏(1980年卒)による講演が行われました。演題は「ある同時通訳者の悲喜こもごも―日本語と英語のはざまで―」。氏は、卒業後、野村総研、辞書編集会社を経てカナダに留学。英語で修士号を取って帰国し、サイマルで社内翻訳の仕事に就かれました。その後、1994年から4年間BBC ワールド(ロンドン)の放送通訳として活躍された後フリーランスとなって、NHK・BS、BBCワールド(東京)、CNNを中心に放送通訳や会議通訳に従事してこられました。オバマ大統領の広島スピーチの同時通訳などの経験を雑誌に寄稿した文章をもとに、『同時通訳はやめられない』『通訳七つ道具』などの著書を出版。朝日新聞の天声人語でも紹介されて注目されました。

当日の講演では、今年6月のトランプ大統領と金正恩総書記とのシンガポール対談後のトランプ大統領記者会見や、マクロン大統領が経済財政大臣だった頃早稲田大学で講演した時の同時通訳のエピソードを交え、同時通訳という仕事の大変さや醍醐味をわかりやすく紹介されました。会場いっぱいの参加者たちは、もともと言語に関心の深い方がたの集まりだけに、熱心に聞き入っていました。

講演会終了後は7階に移動し、いよいよ当日の懇親会のハイライト、ボジョレ・ヌヴォを楽しむ会が始まりました。2018年産の品質は、夏場の好天に恵まれ、色が濃くてしっかりした味わい。今年は特に1ランク上のボジョレ・ヴィラージュ・ヌヴォを用意できたため、例年にもましておいしいと評判でした。

今回のサロン仏友会では、6名の方が初参加。また、飛び入り参加もあって本郷サテライトの会場はまさに満席。スペースの限界に達しましたが、事故もなく参加者の皆さんに楽しんでいただくことができて大盛会となりました。今回も大勢の方にお手伝いいただき、後片付けも順調に終了することができました。皆様のご協力に感謝申し上げます。

投稿者: 中村 日出男  フランス語 1974年卒業(仏友会幹事)

本投稿へのご意見、ご感想等はこちらまで

FLSゴルフ会へのお誘い

20181011-golf

東京外国語大学同窓生の皆さんは同窓生の懇親ゴルフ会があるのをご存じでしょうか。 長い歴史と伝統を誇り、この秋235回目のコンペを埼玉県の鳩山カントリークラブで開催しました。 毎年4回都内近郊のゴルフ場で5-6組前後でコンペを実施しております。
現在会員総数は約40名でシニアーの先輩から、若手の同窓生男性女性が同窓会の雰囲気で楽しくプレイをしております。
近年、年配の方も増えていることから、是非若手の同窓生に参加して頂いて、母校を共有する仲間として、ゴルフを通じて親睦を図りたいと願っております。
年会費は5千円で、毎回参加される毎に3千円の参加費の支払い受ける以外、入退会は自由で、やかましい規約もありません。
入会ご希望の方は、幹事の前田憲一 (メールアドレスkmaeda@s4.dion.ne.jp 携帯電話: 080-3364-8885)までご連絡下さい。

FLS会 会長 清水 良雄  (F1965)
幹事 前田 憲一  (E1966)
会計幹事 町田 光子(F1966)

投稿者: 清水 良雄 フランス語 1965年卒業

本投稿へのご意見、ご感想等はこちらまで

卒業生同士のコラボイベントを開催します

20180924

以前、こちらの会員便りに、「最近知り合った卒業生同士で桜まつりに遊びに行った」エピソードを投稿しました。

あれから、半年。

そのメンバーで、フラメンコとワインのイベントを開催することが決定しました!!

スペイン語科卒生がグラナダで習得したフラメンコを披露し、
ドイツ語科卒生が営む卸のワインを心ゆくまで味わう。

もちろんスタッフも全員外語大卒!

ぜひご家族やご友人をお誘いあわせの上、ご参加いただければ幸いです。

★フラメンコとワインのイベント@odex japanグラスハウス2★

●日時:2018年10月20日(土)13時~15時
●場所:odex japanグラスハウス2
●内容:フラメンコショー、出演者からのお話、Odex森俊彦氏からのお話、ワイン試飲会(5種)、ワイン販売(8種)
●定員:20名
●参加費:5500円~(ワインプレゼント付)

詳しい内容・お申し込み方法は、下記からご覧ください。

・FBページ https://www.facebook.com/events/235194950491816/
・アメブロ https://ameblo.jp/tufsfw/entry-12406073990.html

※どちらも内容は同じですが、
FBされてない方(ログインしてない時)は、アメブロの方が見やすいと思います。

投稿者 宮台 智子 モンゴル語 2001年卒業

本投稿へのご意見、ご感想等はこちらまで

9月19日 国際金融公社(IFC)で未来のキャリアを~IFCヤング・プロフェッショナル・プログラム キャリアセミナー

今回のキャリアセミナーでは、IFCのヤング・プロフェッショナル・プログラム(IFC YPP)をご紹介いたします。今年のIFC YPPの応募締切は10月2日(火)です。

IFC YPPは、発展途上国の民間セクターを金融の立場から支援に取り組む投資担当者として、キャリアをスタートさせる意欲ある若手の皆様へ機会を提供する採用プログラムです。

このプログラムは、経営学(MBA)またはその他関連のある修士号取得に向けた最終学年に在籍する学生、または近年に取得した方を対象としています。

<スピーカー>
ソフィア・チヨウ 上級人事担当官 (HR)
中山 幸穂 シニア・インベストメント・オフィサー(Manufacturing, Agribusiness & Services) 他

■日時 2018年 9月19日(水) 午後7時00分~午後8時30分

■場所 IFC東京事務所
世界銀行東京事務所東京都千代田区内幸町2-2-2富国生命ビル10階
地下鉄三田線内幸町駅直結、千代田線・日比谷線・丸の内線霞ヶ関駅C4出口下車
*本セミナーは当日ライブ配信も行います。
https://www.youtube.com/watch?v=T3aHCtKkJIU

■言語 英語

■お問合せ IFC東京事務所
E-mail: ifctokyonews@ifc.org
Tel:03-3597-6657

■お申込み
ご出席をご希望される方は、2018年9月17日(月)までに次の情報をE-mailにてご送付ください。また、差し支えなければ英語CVおよびカバーレター(Statement of Interest)を添付いただけますと幸いです。
ご芳名、ご所属、電話番号

投稿者: 小野口荒太 中国語 1986年卒業

本投稿へのご意見、ご感想等はこちらまで

「外大9条の会」総会、記念講演は本学大学院 中山教授

attach-20180706-5

本年の総会は6月9日午後1時から、昨年と同じ研究講義棟115大教室で行われました。涌井さん(外C1971)から昨年度の活動経過ならびに収支報告がなされ、続いて今年度の活動計画・予算案が提示され、いずれも拍手で承認されました。そして小休止を挟んで午後2時から本学大学院総合国際学研究院教授で経済思想史が専門の中山智香子先生に「戦争と経済―パックス・アメリカーナの行方」という演題で講演していただきました。本講演についての要約は以下のようになります。

第一次大戦後「パックス・ブリタニカ」から「パックス・アメリカーナ」の時代となった。前の時代と大きく異なるのは、「科学的平和」、換言すれば「経済的に合理的な平和」が核心になったことだ。つまり、コスト・パフォーマンス、コスト・ベネフィットを重視する考え方で、「領土拡大など時代遅れだ」と言うもののベネフィットが大きければ「戦争も厭わない」ということにもなる。然らば何故「科学的平和」の概念が生まれたか? すなわち20世紀の戦争は総動員・総力戦になり、これを遂行するには経済力が重要なファクターになり、結果「平和」概念にも影響することになった。
冷戦終結を経て21世紀になった途端「9.11」が発生し戦争の在り方が決定的に変わる一方、戦後の国際通貨・金融制度であるブレトンウッズ体制のほころびが明らかになったことにより、戦後世界の矛盾を背負っていた覆いが軍事・金融両面で取れてしまい、「パックス・アメリカーナ」の崩壊につながった。
かかる状況下、トランプ大統領は国際社会におけるヘゲモニーを何とか握り続けようとして米朝首脳会談に臨む一方で、場当たり的な「貿易戦争」を仕掛け自国の農業・工業などの産業を守るため自由貿易に反対さえしている。もはや国際自由主義システムそのものが限界に達しており、大きな曲がり角に差し掛かっている。
それでは私たちはどうするか? もはや経済的な論点にさえ「情報」という概念が関わってくるが、情報(記録、記憶、知ること)を奪われないための闘いが大切。そこで紹介したい言葉が「抵抗の第一歩は、記憶を抹消されないことだ」(映画『ショック・ドクトリン』)。抵抗を持続していくためには、時に他人とも記憶を共有しながら、その記憶を抹消されぬようにしてゆくことだ。

そして、あの人種主義者、性差別主義者のトランプでさえ「私は人種主義者ではない」と発言するに至ったのは、息の長い闘いの結果、「人種主義は悪いものだ」という見方が定着してきたからだという事例を引いて、中山先生は参加者に「しつこく闘っていこうではないか」と呼び掛けました。参加者からは「日頃よく分からないままにしていた事がだいぶ整理され、大いに役に立った」という感想が多数寄せられました。講演終了後、午後5時から懇親会を催しましたが、今年は中山先生の他に先生の同僚やゼミ生など関係者も出席したこともあり、いつもよりは若返ったかも知れません。また、50年ぶりの再会など、劇的な出会いもありました。

昨年よりさらに劣化した政治状況をこのまま看過してよいのかという個々人の良識が問われている今、少しでも事態を改善しなければと思われる方は下記までご連絡下さい。ともに現状打破に向けて歩もうではありませんか。

連絡先: (Eメール)  tufs_peace9@yahoo.co.jp

投稿者: 鈴木 俊明 スペイン語 1972年卒業

本投稿へのご意見、ご感想等はこちらまで

ルジタニア会主催「第12回ルジタニア会新入生歓迎・在学生との懇親の集い」の開催

20180627

去る6月15日(金)母校キャンパスで恒例の集いが開催されました。開催に当たっては母校のご協力を賜り、立石博高学長には懇親会でご挨拶を頂戴し、また、武田千香副学長には講演会と懇親会に臨席いただきました。

第一部の「講演会」は、17:45より研究講義棟110号室で行われました。
開演冒頭の挨拶で、大島勇次郎世話人代表(外1962卒)より、入学祝辞とともに、挨拶文を配布の上、キャンパス生活が充実したものとなるよう期待とアドバイスなどが伝えられました。

次いで、1976年Po語科卒の岸和田仁氏が通算21年という長期のブラジル駐在を通して蓄積された知見をもとに、「ノルデスチの熱帯灌漑農業フロンティア~私の“僻地“体験から」の演題で講演されました。

先ず、ブラジルが多様なコントラスト性を呈する特異な国であることを説明したのち、ブラジル第三の大河、サンフランシスコ河流域で過酷な自然環境を克服して「新しいフロンティア」と呼ばれる画期的な農業フロンティアを確立した灌漑農業開発のプロセス並びにその成果と課題について概要が簡明に語られました。一同耳を傍立てて聞き入りました。席上、学生との質疑応答があり、入学間もない学生には改めて気を引き締め直したことと思います。

第二部の「懇親会」は会場を特別食堂へ移し、19:00より参加最年長の橋本文男氏(外1959卒)による乾杯のご発声で開宴しました。
参加者(学生19名、卒業生12名)一同は和やかに懇談しながら、交流を深めました。
なお、席上、立石学長のご挨拶では、学生と卒業生のネットワーク強化と母校運営に対する引き続いての卒業生支援について期待が寄せられました。
集合写真に納まって、定刻20:30 お開きとなりました。

投稿者:須田 實  ポルトガル語 1966年卒業

本投稿へのご意見、ご感想等はこちらまで

関西支部 2018総会

「現在のロシア、イデオロギーなき ミニソ連!」斎藤氏 吠える

20180612-1

2018 東京外語会・関西支部総会 開催
毎年6月上旬に開催している外語会・関西支部総会が、今年も6月3日の日曜日に大阪のリーガロイヤルホテルで行われ、総勢45名が出席。立石学長、長谷川理事長、旧大阪外国語大学同窓会「咲耶会」の少徳会長、井上副会長、大水副会長、東京から樽井副会長に出席いただき、盛大に行われました。
今回の講演は昭和47年ロシア語卒の斎藤 勉さん(産経新聞社副社長・大阪代表)による『ソ連の呪縛と世界 ~「独裁者の時代」をどう生きるか~』
講演の直前に、壇上にプーチン、トランプ、習近平、金正恩の面々(?)が飛び出して来て、ずらりと立ち並び(写真参照)、講演前の斎藤さんにユーモラスな威圧を加えました。

20180612-2

お話の前半は、ソ連からロシアに変わった折のモスクワ特派員時代の体験談が中心。 当時、外務省から同地に派遣されていた、あの佐藤 優氏との交流模様や(彼から提示されるアポイントは何時何分、どこそこでという分単位のもので、少し時間がずれると、既に他の場所に移動してしまっている神出鬼没ぶり)、また、現地の情報機関からのいやがらせ(車のタイヤをいっぺんに4本パンクさせる)(単身赴任の齋藤さんが自宅に戻ると、「お前を見張っている」と言わんばかりにテレビと花瓶の位置が変わっている、地震のないロシアなのに本棚が倒れている)とか、記者としての苦労が窺えるエピソードを披露されました。
後半は、今回の講演のタイトルを踏まえ、ソ連時代の独裁者スターリンが行なった他国への数々の干渉(北朝鮮建国時の金日成の擁立、中国建国時の毛沢東へのチベットを取れとの指示)の根底にある彼の思想の流れが、これら両国に今でも連綿と続いている。更に、その呪縛たるや世界中に拡がっていると指摘。従って、我々日本人にとっても、今はまさに「日本の岐路」というべき重要な時であると警鐘を鳴らされました。そして、今のロシアのプーチン大統領は、二つの帝国の崩壊(KBGの長女といわれた東ドイツの崩壊と、ソ連の崩壊) を経験し、ソ連時代の領土を取り戻し、ソ連の栄光を復興させるのを目標とした「イデオロギーなきミニ・ソ連」を運営しようとしているとのことでした。
また、今後注目のキーワードとしてGRU(グルー)という、ロシアの軍の情報機関の名前を挙げられました。かつてのゾルゲ(ゾルゲ事件の)が属していた組織で、現在はサイバー攻撃を行ったり、領土問題を管轄する機関で、スローガンは、「領土は血。1mmといえど、与えない」だそうです。北方領土の一部でも返還するかもしれないという淡い期待を抱いている筆者には頭から冷水のご指摘でした。
講演の後、来賓のご挨拶をいただきました。
御堂筋線の延伸による阪大の外国語学部の移転で、新しいビルの中に「大阪外国語大学」の記念コーナーが出来ることを非常に喜んでおられた「咲耶会」の少徳会長のお姿が印象的でした。ただ、そのための寄付金にご苦労されてもいるとのことで、会長は我々外語会のお知恵拝借とおっしゃいましたが、正直、耳が痛いハナシではないでしょうか。
立石学長からの挨拶は、任期の終了が近く、今回が最後のご挨拶になりそうだということでした。もう五年だそうで、就任の時から、欠かさずご参加いただき、感謝の念に堪えません。初参加の折は、温厚な学者さんのイメージが強く、タフネゴシエーターとはお見受けしませんでしたが、年々貫録を増し、今回は、文部科学省からの補助金削減に何とかして立ち向かう(理系の大学では、研究施設を貸し出したりするだけで、かなり潤うが、外大ではそれも望めず、研究内容の真剣勝負になるとのこと)「戦う学長」の雄姿に接し、もし出来れば、お引き止めしたいとの気持ちが強くなりまた。まあ、卒業生としては、多少の寄付で勇退する学長への「はなむけ」ということになるのでしょうか。
最後に、今回の特筆事項として、今春の卒業生の参加があったことです。京都の企業に就職したラオス語の大橋さんで、この夏には、平成の会の催し物「夏の大人の外語祭」を大阪梅田で行うとのアナウンスメントがありました。【2018年8月4日(土)18:00スタート@ツェープラス(梅田)】フェースブックを活用しての集客だそうで、若者らしい企画になりそうです。間近かになりましたら、またこのメルマガを通じてもお知らせすることになります。平成の会とはいうものの、昭和のメンバーもウエルカムとのこと。ご参集いただけば幸いです。    お問い合わせ 大橋氏 メアド 大橋聡平 tufs.0408.os@gmail.com

20180612-3

投稿者: 幹事・石田 眞 中国語 1975年卒業

本投稿へのご意見、ご感想等はこちらまで

2018年 仏友会総会・懇親会

20180515

4月21日(土)恒例の仏友会総会が東京・大手町サンケイプラザで開催されました。当日は天候にも恵まれ、総勢58名の出席者(現役学生3名を含む)で賑わいました。

はじめに藤倉会長(1970/昭45)の挨拶があり、金澤副会長(1968/昭43)の会務報告の後、会計・監査報告が承認されました。今年は、2年に一度の幹事改選の年でしたが、藤倉会長以下、現在のメンバーが再任されたほか、新たに村上直久氏(1974/昭49)が加わることになりました。

続く講演会の部では、幹事の谷川徹三氏(2000/平12)を講師に迎えて1時間ほどお話しいただきました。氏は、外語卒には珍しく弁護士資格を取得。5年前に新橋IT法律事務所を設立され、企業法務を中心に、個人に関するインターネット上の誹謗中傷問題・交通事故・不動産取引などの民事事件、交際トラブル・離婚・相続などの家事事件などを幅広く扱っておられます。今回の演題は、“今知っておくべき「さしすせそ」”。シニアの聴衆が多いことを念頭に、詐欺・死後離婚・ストーカー・成年後見人制度・相続の関心事項について明快に解説され、その軽妙な語り口に、時折どっと笑い声が起きていました。

懇親会に移る前の休憩時間を利用して、出席者一同を1970/昭45以降卒の<ジュニア組>と1969/昭44以前卒の<シニア組>に分け、記念写真を撮影しました。なお、講師と現役学生と会長には、両方の写真に登場してもらっています。

続く懇親会では、南仏産の赤白ワインのグラスを手に、参加者たちは昔話に花を咲かせたり、お互いの近況を尋ねたりしながら、仏友会伝統の和やかな雰囲気を楽しんでいました。現役学生3名は、昨年秋の外語祭のフランス語劇”Notre-Dame de Paris”出演者代表の3年生2人と、今年語劇にチャレンジする2年生1人。懇親会の中で自己紹介の場も設けて、ご挨拶いただきました。

出席者の皆さんからは、「講演の内容が本当に勉強になった」「これからは、困った時は谷川さんに相談!を肝に銘じておきます」などの感想を多数いただき、喜んでいただけたようです。また、懇親会では、「50年近くお会いできなかった方達にも再会できて嬉しく思っています」といった喜びの声も聞かれました。中には、はるばるスウェーデンから駆けつけて参加された方(上田香さん 1969/昭44)もいて、活気に満ちた会になりました。

次回の集まりは、11/18(日) 本郷サテライトで開催予定の「サロン仏友会」。こちらでは、講演の後、ボジョレ・ヌヴォを軽食とともに楽しむのが恒例となっています。参加者一同、秋の再会を約して散会し、一部の方々は二次会に場所を変えて旧交を温めておられました。

投稿者: 中村 日出男  フランス語 1974年卒業

本投稿へのご意見、ご感想等はこちらまで

卒業生3人で卒業生が営むワイン会社へ遊びに行きました

attach-20180426-2

3月に如水会館で開催された4大学ビジネス交流会で知り合ったのが、宮本洋子さん(D1991卒)と羽二生知美さん(S2016卒)。
短い時間でしたがすっかり意気投合した私たち。
宮本さんのドイツ科の先輩が白金高輪でワインの輸入会社を経営されていて、街の桜まつりに出店する(美味しいワインがイベント価格で購入・試飲できる!)ということで、遊びに行く約束をしました。
以前に私がアルバイト先で知り合った由佐奈緒子さん(S1991卒)もお誘いして、語科も卒業年度もバラバラな女性3人で、行ってまいりました。
そんな私たちを気さくに迎えてくださったのが、株式会社オーデックス・ジャパンの森俊彦さん(D1968卒)。フランス・イタリア・スペイン・オーストリア・ポルトガルワインの輸入卸を営んでいます。
桜まつり会場で全種類のワインを試飲させていただいたのですが、ありがたいことに会社にも連れてってくださり、そこでまたゆっくりとオススメワインをごちそうしていただきました。
ご自身が在籍していたドイツ語を含め今では10ヶ国語を駆使し、世界中にお友達がいるそうです。初対面に関わらず、森さんのお話しや美味しいワインにすっかり引き込まれてしまいました。
ちょうど桜が散り始めた頃でしたので、艶のある赤紫が満たされたグラスにかわいいピンクが浮かんだりして、自然が創るとても風流な演出をも楽しませていただきました。
たった2年前に外大を卒業したばかりの羽二生さんはフラメンコが踊れるとのこと。森さんのご厚意で、オーデックス・ジャパンのアトリエをお借りして、フラメンコイベントをやろう!という話になりました!
木と自然光をテーマに無駄を一切省いた建築スペースですので、これまた日常とは切り離された素晴らしい時間となりそうです。
開催は秋を予定しております。

美しい場所、美味しいワイン、感情を揺さぶるフラメンコの共演。
ぜひ外大卒業生・現役生の皆様、遊びに来てください♪
卒業してからこうして同じ外大卒生と新たに出会い交流できるのはいいものですね。

※下記にメールいただければ、フラメンコイベント詳細が決まり次第ご案内します。
colpro05_12illbbck★yahoo.co.jp←★を@に変えて送信
または、https://www.facebook.com/satoko.miyadai

投稿者: 宮台 智子  モンゴル語  2001年卒業

本投稿へのご意見、ご感想等はこちらまで