去る6月15日(金)母校キャンパスで恒例の集いが開催されました。開催に当たっては母校のご協力を賜り、立石博高学長には懇親会でご挨拶を頂戴し、また、武田千香副学長には講演会と懇親会に臨席いただきました。
第一部の「講演会」は、17:45より研究講義棟110号室で行われました。
開演冒頭の挨拶で、大島勇次郎世話人代表(外1962卒)より、入学祝辞とともに、挨拶文を配布の上、キャンパス生活が充実したものとなるよう期待とアドバイスなどが伝えられました。
次いで、1976年Po語科卒の岸和田仁氏が通算21年という長期のブラジル駐在を通して蓄積された知見をもとに、「ノルデスチの熱帯灌漑農業フロンティア~私の“僻地“体験から」の演題で講演されました。
先ず、ブラジルが多様なコントラスト性を呈する特異な国であることを説明したのち、ブラジル第三の大河、サンフランシスコ河流域で過酷な自然環境を克服して「新しいフロンティア」と呼ばれる画期的な農業フロンティアを確立した灌漑農業開発のプロセス並びにその成果と課題について概要が簡明に語られました。一同耳を傍立てて聞き入りました。席上、学生との質疑応答があり、入学間もない学生には改めて気を引き締め直したことと思います。
第二部の「懇親会」は会場を特別食堂へ移し、19:00より参加最年長の橋本文男氏(外1959卒)による乾杯のご発声で開宴しました。
参加者(学生19名、卒業生12名)一同は和やかに懇談しながら、交流を深めました。
なお、席上、立石学長のご挨拶では、学生と卒業生のネットワーク強化と母校運営に対する引き続いての卒業生支援について期待が寄せられました。
集合写真に納まって、定刻20:30 お開きとなりました。
投稿者:須田 實 ポルトガル語 1966年卒業