「海外支部歴訪の旅を語る会」忘年会

海外支部歴訪の旅忘年会2015

「海外支部歴訪の旅」グループは昨年5月第16回目の海外ツアー(内一回は国内)としてシドニーを訪問し、シドニー外語会との交歓会を終えてまいりました。1995年11月に第1回ツアーとして台湾支部を訪問してからちょうど20年になります。この間、海外18支部を歴訪、参加人員は延べ340人にのぼりました。
この20年目の節目の年に当たり、「20年間の海外ツアーを振り返って」と銘打ち、昨12月10日(木)都内のNEC倶楽部で忘年会を開催しました。出席者は23人、主な出席者は以下の通りです。

(外語会)
長谷川康司理事長、上原尚剛前理事長
田中和子副理事長、小出三郎副理事長
高橋勝義事務局長、古澤晴彦前事務局長
(大学)
浦田和幸学長特命補佐
(咲耶会)
磯田良一元会長、友金守元東京支部長

出席者全員からスピーチをいただき盛会となりましたが、次回の訪問候補地につき、これまでに無く活発なご意見が交わされました。主なものに、ミャンマー、メキシコ・キューバ、イタリアが挙げられ、今後の検討課題となりました。

世話人 代表 石原隆良(D1956)以下7名

(文責 鈴木惟高 F1970)
(写真提供 林義之 F1966)

東京外語会ニューデリー支部

日時:2015年12月19日(土)午後6時半より

場所:
Essex Farms: 4, Aurobindo Marg, Near IIT Flyover, New Delhi, Delhi 110016
http://www.essexfarms.com/index.html
Tel: +91-11-41681919, +91-98-73739393

2015年12月19日(土)午後6時半より、インドの首都(ニューデリー)近郊に在住する東京外国語大学卒業生の会(デリー外語会)が開催されました。年末も押し迫り、当地では朝晩の冷え込みが本格化する中、13名の外語大卒業生及び1名の在学生の合計14名が集うことができました。今回の会場は、首都ニューデリーの南に位置するコンベンション施設で、レストランを併設する「Essex Farms」での開催となりました。参加者は冷えた生ビールやソフトドリンクに本場インド料理に舌鼓を打ちつつ、歓談・談笑をすることができました。

20151227

今回の参加者は、写真向かって右側前列より、ベンガルール(バンガロール)でJCSSコンサルティングに勤務の久保木 さん(1971年ヒンディー語科卒)、西遊インド勤務の橋本さん(2009年ウルドゥー語科卒)、日立インド勤務の伊藤さん(1997年ヒンディー語科卒)、日本大使館に勤務の佐藤さん(1988年ヒンディー語科卒)、オーミインダストリーズアジア勤務の齊藤さん(1971年スペイン語科卒)、中央前列右側より、日本大使館に勤務で公使の磯俣さん(1985年英米語科卒)、毎日新聞特派員の金子さん(2006年ヒンディー語科卒)、中央後列右側より、インドヤクルト勤務の三次さん(2001年ラオス語科卒)、日本語センターで日本語教師を勤める額谷さん(1974年ヒンディー語科卒)、インドヤクルト勤務の中嶋さん(2000年スペイン語科卒)、東芝インド勤務の渡邉さん(1992年独語科卒)、カタックダンスを修行中の石井さん(2009年ウルドゥー語科卒)、デリーに留学中のウルドゥー語専攻の加納さん、当会の取り纏めをしている第一三共インドの内田(1997年ヒンディー語科卒:本会の幹事)、以上14名です。

参加者は名刺交換・自己紹介を交え、現在の業務内容や各企業が直面する課題、インド高速鉄道への日本の新幹線システムの導入など安倍首相訪印の成果、 深刻なデリーの大気汚染について、インドでの子供の養育について、インドでの正月の過ごし方、どうしてインド人は地図を読めないのか?等々、尽きない話題に花を咲かせ、歓談することができました。お陰様で、会は穏やかにそして和やかに進行し、当会の幹事としましては、皆様が愉快な時間を共有することが出来たものと確信しております。次回(2016年6月を予定)の再会を約束し散会となりましたが、デリー外語会のネットワークの基盤づくり・更なる会の活性化・継続した定期会合の開催等々、今後も更に推進して参りますので、引き続き皆様方のご協力とご支援を宜しくお願い申し上げます。

投稿者: 内田祥夫  ヒンディー語 1997年卒業

 

外語大中部支部総会のご報告

中部支部2015

中部支部総会は秋晴れの11月29日(日)、名古屋市東区の聖ヨゼフ館で開かれました。立石博高学長、長谷川康司外語会理事長はじめ、一昨年春に名古屋外語大学長に就任された亀山郁夫前学長にも臨席いただいた約2年半ぶりの総会は、50人が参加して盛大に行われました。立石学長は当日、海外出張の予定があったにもかかわらず名古屋までお運びいただき、その足で出張先のスペインへ旅立たれました。

会は、1990年ロシア科卒、山本美華さんのバイオリン演奏で和やかに始まりました。立石学長から外語大の現状について説明いただいた後、7~8人ずつのテーブルごとに懇談。途中、長年の商社勤めから一念発起、フランスに留学してバイオリニストに転身された山本さんのミニコンサートがあり、食事を楽しみながら美しい音色に聴き入りました。

出席者の年代は多岐にわたり、戦時中の1944年の卒業生から本年度卒業したばかりの若者まで、最年長と最年少の差は戦後史に重なる70年以上(!)。男女比はほぼ半々、平成卒と昭和卒が6:4と、参加者のバランスが取れていたのも特徴的でした。

閉会後は、「新カラマーゾフの兄弟」を上梓されたばかりの亀山前学長の即売サイン会(?)もあり、最後まで会場のあちらこちらで笑顔の花が咲いていました。

投稿者: 焼石千晶  イタリア語1989年卒業

外語会イタリア支部総会の報告

外語イタリア総会 2015年11月

2015年11月21日(土)、秋も深まり気温も下がり始めたミラノにて、東外大イタリア支部2015年総会を行いました。今回は以前にも総会を行ったことのある、なじみの中華料理店「シャングリラ」で、ゆっくりと料理を楽しみながら歓談に興じました。

支部長からご挨拶と日本の東外大イタリア会のご案内をいただいた後、一番若手の長久さんの音頭で乾杯を交わしました。

参加者は、竹下利明(外I1963)大島悦子(外I1974)松山二郎(外I1975) 松田二郎(外I1977) 藤沼緑(外I1980) 今野里美(外I1990)丸山圭子(外I1991) 古川澄子(外I1994)山﨑真理子(外I1994) 工藤尚美(外I1996)神尾光臣(外I1996)長久翠(外I2008)の12名。ボローニャやフィレンツェなど、遠方から足を運んでくださる参加者の方々もいらっしゃいました。

昭和38年卒の大先輩から平成20年卒までが一同に会し、イタリアではお酢を洗濯機に入れてお掃除するといいらしいという日常生活の知恵から、頭を痛めることの多い労働許可の問題、サッカー取材の裏話、さらには日本人でない配偶者との間に生まれた子供たちの子育てそして日本語教育など、さまざまなテーマについておしゃべりの花を咲かせました。話題豊富な面々のため、出席者各人の『手短な』近況報告だけで、予定していた会のお開きの時間がきてしまったほど、あっという間に楽しい時間が過ぎていきました。

その後、2次会は中華料理店の向かいにあるホテルで行われました。「来年の総会はボローニャで」というアイデアも出されましたので、来年はまた趣向の変わった総会になるかもしれません。皆様楽しみにしてください。(了)

投稿者: 今野 里美 イタリア語1990年卒業

 

帰任の小野・日本テレビ支局長を送り出す ニューヨーク支部

O東京外語会ニューヨーク支部は2015年11月24日、日本テレビ放送網の小野高弘ニューヨーク支局長(ポルトガル語1996年卒)の歓送会を米国ニューヨーク中心部マンハッタンの居酒屋「有吉」で開いた。小野さんは、12月1日付で東京の本社報道局国際部への帰任。計9人が出席し、主賓の小野さんの人柄を映し出すように明るくて楽しく、和やかな会合となった。
大手報道機関では50歳代後半の栄転ポストなっているニューヨーク支局長の要職に40歳代前半で務め、2012年12月から3年にわたって全力疾走してきた。ニュース番組で現地からの中継や取材、大手企業の米国法人トップとの会合、表向きはゴルフという形で外交筋に密着して一挙手一投足を取材するなど、支局長の枠を超えて八面六臂の活躍を繰り広げてきた。
筆者はニューヨーク支部の会合のほか、「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長の共同インタビューでご一緒した際、米国事業の業績を自賛する柳井氏に対して「ユニクロの米国事業は赤字だと関係者から聞き、確認を取っている。経営の課題を率直に教えてほしい」と切り込んだのが印象に残っている。日本の代表的な経営者にも決してひるまず、迎合せず、事実をつかんで報じようとする小野さんの“ジャーナリスト魂”を目の当たりにして、「かくあらねばならない」とあらためて肝に銘じた。
ただ、あまりにも過酷な任務だっただけに、慣れない海外生活と子育てに忙殺された奥様が不満を爆発させたこともあったとか。“罪滅ぼし”のために駐在生活最後の10日間の滞在期間はニューヨークの名所巡りと家族孝行に充てるとして「野球の大リーグ観戦、オペラやミュージカルの観劇、有名ステーキハウスでの食事など分刻みのスケジュールだよ」と笑った。それでも見所満載のニューヨークを制覇する道は遠く、「家内の希望で、早くもこの冬休みに家族でニューヨークを再訪することになった」と明かした。
一方、そんな仕事に忙殺された日々だったにもかかわらず、在任中のニューヨーク支部会合への出席率は9割を超えた。多忙な際は会合に10分だけでも顔を見せてくださったり、出張中でやむを得ず欠席した際はメッセージを託したりと支部運営に気配りを欠かさなかった。杉田守支部長(英米語1999年卒、ニューヨーク市立大学クイーンズ校准教授)は「小野さんは盛り上げるだけでなく、しっかりとまとめてくださり、支部運営で大いに助けられた。帰任はとても残念だし、支部にとっても打撃だが、さらなるご活躍をお祈りしたい」とエールを贈った。
小野さんは最後に「ニューヨークで多方面の知己ができたが、東京外語会の皆さんは最も気軽な仲間となった。生涯の仲間を見つけた気持ちだ」とあいさつ。出席者全員にお土産の菓子を贈呈し、最後まで心遣いを見せた。
今回は、山中健太郎さん(富士フイルム、フィリピン語1999年卒)が初参加となった。ほかにポルトガル語からベルかおり(海老沢)さん(1994年卒)、木下義貴さん(外務省、1996年卒)、清水淳子さん(1999年卒)、中川琢弥さん(三菱UFJ信託銀行、1999年卒)が出席したほか、寺前憲人幹事長(ホテルニューオータニ、チェコ語1999年卒)、大塚圭一郎(共同通信社、フランス語1997年卒)も参加した。
ニューヨーク支部へのお問い合わせは、メールアドレスgaigo.ny.gaigo@gmail.com(寺前幹事長)までお気軽にご連絡ください。

投稿者:大塚 圭一郎  フランス語学科 1997年卒

「鎌倉地区外語会(湘南外語会)第11回年次総会開催」

1湘南外語会

平成27年11月7日(土)大船駅近くの「稻庭うどん“鴇”」で年次総会が開催されました。出席者は18名。(会員は26名)今回は上原尚剛前理事長のお口添えで母校の立石博高学長(大船市に隣接する横浜市栄区にお住まい。)の初参加を頂き、大学の現状についてご懇篤なご説明を受けることができました。

当初鎌倉市の在住者を中心に発足しましたが、その後逗子市、葉山町、横浜市、茅ケ崎市、横須賀市と大幅な広がりを見せてきたことに鑑み、会の名称を「湘南外語会」とするよう提案があり全員一致で採択されました。また名誉幹事に藤井宏氏(F1956)常任幹事に鈴木が任命されました。

次回開催は平成28年11月5日(土)の予定。

投稿者  鈴木惟高 フランス語 1970年卒業

NY支部会合、海外旅行中の学生も駆けつけ「若返り」

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国立大学法人東京外国語大学の同窓会「東京外語会」のニューヨーク支部会合が9月11日夜、ニューヨーク中心部マンハッタンの日本料理店「Shinbashi」で開かれた。参加した17人のうち5人が現役大学生という顔ぶれとなり、大手企業幹部ら40~50歳代の卒業生が中心だった2年前と比べて出席者の平均年齢が10歳以上も若返った。

この日は世界中枢同時テロから丸14年に当たり、杉田守支部長(E1999、ニューヨーク市立大学クイーンズ校准教授)はテロの発生日について「当時は大学院生でユニオンスクエア近くの自宅におり、消防車のサイレンが鳴り響き、焦げ臭いようなにおいが漂ってきたのを鮮明に覚えている」と述懐。テロでは東京外大の卒業生も犠牲になっており、出席者一同は亡くなった方々に哀悼の意を捧げた。

この日参加した学生には留学中の地元在住者に加え、それぞれ「グレイハウンド」の長距離バスなどを利用した米国旅行の途中で英語専攻3年の岩本千裕さん、タイ語専攻4年の関谷昴さんも。重さ約20キロに達する大きなリュックサックを抱えて現れた関谷さんは「低予算の旅行なので、先日はニューヨークのバスターミナルの待合室で1泊した。この会合が終わった後にボストンへ向かうバスに乗り、その後はカナダのモントリオールなどを巡る」と語り、旺盛な行動力で卒業生らを驚かせた。

一方、北米各地を移動中の岩本さんも「ビザなしで米国に滞在できる3カ月間を50万円の予算で過ごし、半分以上を移動費に充てるため主婦顔負けの節約術を駆使してきた。他人の食べ残しで食いつなぎ、海岸や草むらで夜を明かすこともしばしばだ」と苦労談を打ち明けた。その上で「極限の貧乏旅行だけに些細な他人のやさしさ、思いやりに深く感動することができる。日々の発見にあふれており、日本で平和に暮らすだけでは得られないインスピレーションを全身で感じ取っている」と意義を強調し、得た経験を将来に生かしたいと訴えた。

日本の若年層に「内向き志向」が広がっているとされるのとは対照的に、海外旅行で見聞を積極的に広げようとする学生を迎えた支部会合は大いに盛り上がった。大部分の出席者が顔を出した2次会は翌日明け方まで続き、会合は全体で8時間以上に及んだ。

今回は、ご主人の転勤で東京に戻られる中村麻里子さん(K99)の送別会を兼ねて実施された。他に出席した卒業生は卒業年順で以下の通り。斎藤孝さん(F91)、ベルかおり(海老沢)さん(Po94)、小野高弘さん(Po96)、大塚圭一郎(F97)、清水淳子さん(Po99)、中川琢弥さん(Po99)、寺前憲人さん(Cz99)、大林秀如さん(S04)、鈴木野絵さん(P08)、蓑田淑未さん(D10)。大学生は、ウルドゥー語専攻4年の熊千歳さん、中国語4年の瀬尾奈苗さん、ポルトガル語専攻3年の山口かれんさん。

東京外語会ニューヨーク支部は1987年に設立され、会員は約40人。原則として春と秋の年2回に支部会合を兼ねた懇親会を開いているほか、会員の歓送迎会なども随時開催している。東京外大にゆかりのある方の積極的な参加を募っており、お問い合わせはメールアドレス、gaigo.ny.gaigo@gmail.com(寺前幹事長)まで。

投稿者:大塚圭一郎(F1997、共同通信社ニューヨーク支局記者)

東京外語会ニューデリー支部

日時:2015年6月27日(土) 午後6時半より
場所:“Drift” at Epicentre, Apparel House, Gurgaon Sector 44, Gurgaon- 122002, Haryana (Near Power Grid Apartments )
www.epicentre.co.in Tel: +91-124 2715000, +91-124 2715100

2015年6月27日(土)午後6時半より、インドの首都(ニューデリー)近郊に在住する東京外国語大学卒業生の会(デリー外語会)が開催されました。当地では酷暑の峠を越し、モンスーンの時期に入りつつある季節柄でもあり、当日は日中の温度が40度前後で比較的湿度の高い一日でした。そのような状況の中、8名の外語大卒業生が集うことができました。今回の会場は、首都近郊のグルガオンにあるコンベンション施設で、劇場ホール・展示会場・会議室等の多目的の設備を完備するエピセンター内のレストラン「Drift」での開催となりました。参加者は冷えたビールに本場インド料理に舌鼓を打ちつつ、歓談・談笑をすることができました。

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今回の参加者は、写真向かって右側前列より、東芝インド勤務の渡邉さん(1992/平成4年独語科卒)、毎日新聞特派員の金子さん(2006/平成18年ヒンディー語科卒)、写真向かって後方右側より、インドヤクルト勤務の中嶋さん(2000/平成12年スペイン語科卒)、日立インド勤務の伊藤さん(1997/平成9年ヒンディー語科卒)、西遊インド勤務の橋本さん(2009/平成21年ウルドゥー語科卒)、日本大使館に勤務の佐藤さん(1998/昭和63年ヒンディー語科卒)、ご出張で訪印されているBFGジャパンリミテッドの宮本さん(1990/平成2年独語科卒)、当会の取り纏めをしている第一三共インドの内田(1997/平成9年ヒンディー語科卒:本会の幹事)、以上8名です。

各参加者の名刺交換・自己紹介を交え、本年4月に起きたネパール地震の現状について、インドで引越しをする際の苦労話、インド人の距離感について、各地への旅行談、インドでゴルフをする際の留意点等々、話題は尽きることがありませんでした。お陰様で、会は穏やかにそして和やかに進行し、当会の幹事としましては、皆様が愉快な時間を共有することが出来たものと確信しております。次回(2015年12月を予定)の再会を約束し散会となりましたが、デリー外語会のネットワークの基盤づくり・更なる会の活性化・継続した定期会合の開催等々、今後も更に推進して参りますので、引き続き皆様方のご協力とご支援を宜しくお願い申し上げます。

投稿者 : 内田祥夫  ヒンディー科  1997年卒

15年目を迎えた「関西支部同窓会」

去る6月6日(土)に「外語会関西支部」の第15回・同窓会が、大阪市北区の大阪弥生会館で行われ、来賓を含む59名が出席して年1回の会合を楽しみました。

関西支部.1

開会を待つ参会者

午後4時過ぎに始まった総会では、関西支部の三村正治・支部長の開会あいさつに引き続き、初出席の長谷川康司・外語会理事長から「本部の外語会は一昨年も昨年も赤字続きで、あと何年か経てばリザーブ金も食い尽くして、虎の子の基金に手を付けざるを得なくなる」との発言があり、参会者の間で驚きが走りました。その理由は会員数の不足で「卒業生3万4千人のうち、会費を払う会員数はわずか3割の1万人強」とか。でも、その対策として「海外を含む支部活動強化への支援。高齢会員の相続税対策としての外語会や大学への寄付金の奨励。大学や在校生と卒業生の連携を強化して卒業生の帰属意識を高める」など、いま執行部が検討・実施中の意欲的な試みを披露し、「頼りになる外語会」を目指すとの心強いコトバで挨拶を締め括りました。

関西支部.2

長谷川康司・外語会理事長のあいさつ

続いて壇上に立ったのが、本総会に3度目の出席の立石博高・学長。「人と知の循環を支えるネットワーク中核大学」を目指す本学の具体的な3大目標、すなわち、(1) 英語プラス、もう一つの外国語を駆使出来る、真にグローバルな人材を養成するため、4年間の在学中に1人2回以上の海外留学を実現し、また、海外からの受け入れ留学生も大幅に増やす。 (2) 日本語あるいは日本教育の拠点となるGlobal Japan Officeを主要な海外協定校の中に設置し、10年後には拠点数38を目指す。 (3) 日本の他の大学のグローバル化を支援する実に大胆で魅力あるこの構想を聞いて、多くの参会者の目が輝きました。また学長は、挨拶の最後に、2023年に建学150周年を迎えるに当たり、10年間で10億を目標に昨年から募金を開始した「150周年基金」に触れ、先ほど述べた大構想を実現するには、文部科学省の予算だけでは足りず、「本学独自の基金が必要」と強調し、参会者の理解と協力を促しました。

毎年、来賓としてお招きする「咲耶会」(旧・大阪外語大の同窓会)からは、今年はいつもの3名より多い4名に来場いただきました。少徳敬雄・会長からは、母校は大阪大学に吸収されているが、同窓会は引き続き頑張っている旨の挨拶をいただき、「母校が健在」のわが同窓会の有り難さをしみじみとかみしめました。

関西支部.3

来賓席の立石学長(右)と香取俊介・講師(左)

今年、講演会の講師として東京からお招きしたのは、作家・脚本家の香取俊介さん(P1967/42)。関東大震災後の「昭和エロ・グロ・ナンセンス」の世相と「刹那的空気」が支配する「閉塞した時代」である今の世相の怖いような類似点を、珍しい写真などをパワポで操りながら流麗な口調で解説され、参会者の目と耳を釘付けにしました。皆がしらけて「高揚感」なき今の時代にあっては、大学卒業生も単に「母校愛」「帰属意識」などいう雲をつかむようなもので母校と繋がりたいのではなく、何か刺激的なもの、目に見える形での実利を母校に求めるか、あるいは、人間との繋がりなどという面倒くさいことを避けて、自分の世界に閉じ込もってしまうのかもしれないな….等と、香取さんの話しを聞きながら、筆者はつい、こんなことを考えてしまいました。

関西支部.4

昭和の「モボ」「モガ」
香取俊介氏の講演「昭和のエロ・グロ・ナンセンスと今」より

懇親会は最長老の岩田邦郎さん(Po1947/22)の詩吟「国破れて山河あり….」と乾杯の音頭の1人2役で幕を開けました。青年顔負けの朗々たる声が会場一杯に響き渡り、平成卒の人にも大きな刺激を与えたことでしょう。

食事がほぼ終わり、酒もかなりまわった頃合いを見計らって、何人か参会者のショートスピーチが始まりました。今年の珍客〔?〕は、広島から駆けつけた道原 潔さん(F1980/55)と猟山主理さん(S2014/26)の二人。粋な着物姿でマイクを持った道原さんは、近々「広島支部」を立ち上げるために見学がてらに来阪したと告白し、大きな拍手を浴びました。はからずも、長谷川理事長が実践中の「支部の強化」を地でゆくこの準備活動に対して、大きなエールを送りたいと思います。また、徳島から参加された乾 哲夫さん(C1960/35)、有り難うございました。更に、ほぼ毎年、東京から参加いただく大島勇次郎さん(Po1962/37)と秋葉武志さん(C1964/39)、お疲れさまでした。

全てのプログラムが盛況裡に進行し、夜の8時にお開きとなりましたが、関西支部が抱える問題点が若干あることは否めません。長谷川理事長の指摘にもある通り、参会者の分母となる会員数の伸び悩みと、案内状を発送した半数以上の人から返信ハガキが返って来ないという悲しい現実をどう打開するか。本部と支部の緊密な連携プレーが今こそ必要と痛感する次第です。

投稿者: 橋野 博 ドイツ語 1961年卒・

「東京外語会有志による海外支部歴訪の旅」 第16回シドニー外語会訪問に参加して


シドニー1

シドニー2
シドニー3
シドニー4

今回の歴訪の旅は、1995年の第1回ツアー(台湾支部訪問)から数えて20年目に当たる節目の旅でした。今回は16回目の海外支部訪問となり、5/20~25の日程で、総勢17名をもって、舞台を南半球に移し、オーストラリアのシドニーとケアンズ、それに、オプションでエアーズロック(ウルル)を訪れました。
シドニーでは、シドニー外語会と交歓会を行いました。シドニー外語会の特色は、東京外語・大阪外語・神戸市外語の3外大の卒業生が一体となった組織であることであり、1982年発足以来30年余りの活動を行ってきているということです。
現地からは、シドニー外語会会長の中尾尚子さん(タイ語、1980、トヨタモーター勤務)のほか、幹事の河原一夫さん(大阪デンマーク語、1992、オキデータ・オーストラリア勤務)、青木清久さん(イタリア語、1957、元住友商事勤務)ら11名が参加されました。
今回、初めてシドニー以外からの参加があり、キャンベラから、メルボルンからもかけつけてくれました。その意味で、今回、全豪外語会が実現したわけで、中尾会長さんも感慨ひとしおのものがあったようです。我々、訪問団も、来た甲斐があったとの思いを強くいたしました。
我々のツアーは、シドニーのほか、シドニー近郊のブルーマウンテンや、ケアンズ・グレートバリアリーフを訪れ、オプションで数名がエアーズロックを訪れました。
広大なオーストラリア大陸の魅力とシドニー外語会との感激的な交歓会など、詳細は以下でご覧いただけます。

シドニー旅行記1 5月21日から23日(ケアンズ)まで
シドニー旅行記2 5月23日(エアーズロック)から25日まで
メッセージ From 長谷川東京外語会理事長、及び 立石東京外国語大学学長
投稿者: 林 義之 フランス語 1966年卒業

2014年度外語会新潟支部会報告

東京外大新潟支部 (2)

2015年2月22日(日)、新潟市のイタリアレストランOsteria BACCOにて2014年度新潟支部会を開催いたしました。
会は、事務局長の富山栄子さん(R1986)の司会で進められました。まず、開会にあたって、昨年ご病気で亡くなられた栃倉浩さん(R1966)の冥福を祈って、黙祷を捧げました。同氏は長年に亘って新潟支部会を支えてこられました。支部会がここまで続けてこられたのも栃倉さんの御蔭です(合掌)。
続いて、新潟支部会の会計報告等があり、その後、最長老で大先輩の筑木力さん(F1951)から乾杯の音頭を頂き、懇親会の開会となりました。
当日は一昨年度まで支部長を務められ、新潟支部会の発展に多大な貢献をされた稲垣文雄さん(F1974)が勤務先の長岡技術大学を定年退職され、静岡市に転居されるとのことで、その送別会も兼ねての会となりました。稲垣さんに今後の抱負を含めてご挨拶を頂き、その後、出席者自己紹介を兼ねて近況報告を行いました。1年ぶりの再開に話しも弾み、一同、美味しいイタリア料理とワイン等を堪能したのでした。
いつもながらの事務局の会場選びに感服、新潟支部会は事務局の富山栄子さん、守田奈津子さん(R1987)、和泉田祥子さん(R1991)の露語トリオに支えられていることを改めて確認した1日でした。

出席者の方々(敬称略)
筑木力(F1951)、島田久一(C1951)、安藤博臣(F1960)、小池泰子(F1973)、稲垣文雄(F1974)、桐生裕子(E1979)、渡邊登(F1982)、後藤まみ(S1984)、富山栄子(R1986)守田奈津子(R1987)、和泉田祥子(R1991)、桜井裕子(C1991)、吉田麻由子(R1991)、梶原敏甲(M1992)+ご家族、高島浩(C2012)

投稿者: 渡邊登   フランス語 1982年卒業

サンパウロ支部から

サンパウロ支部懇親会

去る5月6日(水)19:30より東洋人街の中華料理店「ジャスミン」にて外語会サンパウロ支部懇親会が開催された。今回は通常6月に開催されているものを外語会の川上直久常務理事の来聖の時期に合わせ、関根支部長以下、出来るだけ大勢の会員の参加が可能な日に設定したこともあり、14名の参加を得て行われた(通常は10名前後)。まず一人一人自己紹介をし、逸話やタレント芸の披露もあり、非常に和気あいあいとした雰囲気の中で行われた。また川上常務理事より、外語大の現状について説明が行われた。武田千香先生が言語文化学部長に就任された話には同期の卒業生支部員から歓声がわきあがる場面もあった。
なお、外語会報の電子化については、ほぼ全員が賛成の意向であることが判明した。
一方、外語会支部委員会より「企業組織的な上からの目線で情報を求めるような方式を改めて、同じ目線から内外の経験・情報を共有するような姿勢にして欲しい」との要請がなされた。
懇親会終了後の集合写真を添付します。前列右から砂古前支部長、川上常務理事、関根現支部長です。

2015年 5月25日 2010 Po 福島壯太

投稿者 : 福島 壯太 ポルトガル語  2010年卒業