帰任の小野・日本テレビ支局長を送り出す ニューヨーク支部

O東京外語会ニューヨーク支部は2015年11月24日、日本テレビ放送網の小野高弘ニューヨーク支局長(ポルトガル語1996年卒)の歓送会を米国ニューヨーク中心部マンハッタンの居酒屋「有吉」で開いた。小野さんは、12月1日付で東京の本社報道局国際部への帰任。計9人が出席し、主賓の小野さんの人柄を映し出すように明るくて楽しく、和やかな会合となった。
大手報道機関では50歳代後半の栄転ポストなっているニューヨーク支局長の要職に40歳代前半で務め、2012年12月から3年にわたって全力疾走してきた。ニュース番組で現地からの中継や取材、大手企業の米国法人トップとの会合、表向きはゴルフという形で外交筋に密着して一挙手一投足を取材するなど、支局長の枠を超えて八面六臂の活躍を繰り広げてきた。
筆者はニューヨーク支部の会合のほか、「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長の共同インタビューでご一緒した際、米国事業の業績を自賛する柳井氏に対して「ユニクロの米国事業は赤字だと関係者から聞き、確認を取っている。経営の課題を率直に教えてほしい」と切り込んだのが印象に残っている。日本の代表的な経営者にも決してひるまず、迎合せず、事実をつかんで報じようとする小野さんの“ジャーナリスト魂”を目の当たりにして、「かくあらねばならない」とあらためて肝に銘じた。
ただ、あまりにも過酷な任務だっただけに、慣れない海外生活と子育てに忙殺された奥様が不満を爆発させたこともあったとか。“罪滅ぼし”のために駐在生活最後の10日間の滞在期間はニューヨークの名所巡りと家族孝行に充てるとして「野球の大リーグ観戦、オペラやミュージカルの観劇、有名ステーキハウスでの食事など分刻みのスケジュールだよ」と笑った。それでも見所満載のニューヨークを制覇する道は遠く、「家内の希望で、早くもこの冬休みに家族でニューヨークを再訪することになった」と明かした。
一方、そんな仕事に忙殺された日々だったにもかかわらず、在任中のニューヨーク支部会合への出席率は9割を超えた。多忙な際は会合に10分だけでも顔を見せてくださったり、出張中でやむを得ず欠席した際はメッセージを託したりと支部運営に気配りを欠かさなかった。杉田守支部長(英米語1999年卒、ニューヨーク市立大学クイーンズ校准教授)は「小野さんは盛り上げるだけでなく、しっかりとまとめてくださり、支部運営で大いに助けられた。帰任はとても残念だし、支部にとっても打撃だが、さらなるご活躍をお祈りしたい」とエールを贈った。
小野さんは最後に「ニューヨークで多方面の知己ができたが、東京外語会の皆さんは最も気軽な仲間となった。生涯の仲間を見つけた気持ちだ」とあいさつ。出席者全員にお土産の菓子を贈呈し、最後まで心遣いを見せた。
今回は、山中健太郎さん(富士フイルム、フィリピン語1999年卒)が初参加となった。ほかにポルトガル語からベルかおり(海老沢)さん(1994年卒)、木下義貴さん(外務省、1996年卒)、清水淳子さん(1999年卒)、中川琢弥さん(三菱UFJ信託銀行、1999年卒)が出席したほか、寺前憲人幹事長(ホテルニューオータニ、チェコ語1999年卒)、大塚圭一郎(共同通信社、フランス語1997年卒)も参加した。
ニューヨーク支部へのお問い合わせは、メールアドレスgaigo.ny.gaigo@gmail.com(寺前幹事長)までお気軽にご連絡ください。

投稿者:大塚 圭一郎  フランス語学科 1997年卒