今月8日、私の編集した書籍『文藝別冊 米原万里』が発売いたしました。
天才ロシア語通訳者であり、優れた作家・エッセイスト、そして東京外国語大学ロシア語学科の卒業生でもあった米原万里さんを一冊で特集したムック本です。
貴重な単行本未収録エッセイなども多数収録。ご高覧いただけましたら幸甚です。
『文藝別冊 米原万里』
河出書房新社 刊
2017年8月8日発売
本体1,300円+税
244ページ
ISBN:978-4-309-97925-0
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309979250/
—目次—
◎巻頭カラー 米原万里アルバム
◎米原万里・発掘コレクション
・エッセイ
「ビリの超能力」
「忘れ得ぬ映画」
「叱る方も叱られる方も思わず笑ってしまうというのにどうやら効果的な叱り方」
・対談
山本美香×米原万里
ボリス・ポクロフスキー×米原万里
・スピーチ
誤訳のおかげで命拾いをした話
・翻訳
チョールヌイ 米原万里訳 風刺(「昔の風景」)
◎特別対談
福岡伸一×河野通和
ガセネッタ(横田佐知子) × シモネッタ(田丸公美子)
井上ユリ×宇野淑子
◎エッセイ他
亀山郁夫、沼野充義、斎藤美奈子、姫野カオルコ、上坂すみれ、小森陽一、ロジャー・パルバース、武田砂鉄 他
◎米原万里ブックガイド
◎略年譜
投稿者: 町田 真穂 チェコ語 2016年卒業
“本の紹介 『文藝別冊 米原万里』発売” への1件のコメント
早速、最寄り駅近くの書店で購入しました。卒業する前の年の暮れ、今はないかも知れませんが、東京駅近くのピーコックという名のレストランで彼女と二人でディナータイムを持ちました。その後、何度か会いましたが、当時彼女が推奨していた映画は『死刑台のメロディー』。本書「忘れ得ぬ映画」の一つに挙げられているかもとの期待は叶いませんでしたが、懐かしく拝読しております。
鈴木 俊明 スペイン語 1972年卒業