本の紹介 田辺敬子の仕事 -教育の主役は子どもたち- イタリアの教育研究から見えたもの

姉田辺敬子(イタリア語科昭37年卒)の没後三年目の命日に間に合わせることができました。共編者青柳啓子さん(イタリア語科昭60年卒)の献身的な作業の賜物です。
地味な本の出版にお力をくださった皆様と社会評論社に心から感謝します。
内容紹介は本の見返しと複数の書評から抜粋しました。
なるべく多くの方に読んでいただけたらうれしいです。

グラフィックス1

書名:田辺敬子の仕事 -教育の主役は子どもたち- イタリアの教育研究から見えたもの
編者:田辺厚子 青柳啓子
出版社:社会評論社 http://www.shahyo.com
発売日:2014年5月1日発行
定価:2,400円+税

内容紹介:イタリアの教育研究者であり子どもを主体とした教育への理想を追求した田辺敬子(イタリア語科 昭37年卒)の業績を俯瞰するもので、第一部にはローディ氏をはじめ故人と親交のあった友人や研究者から寄せられた追悼文が収められ第二部が本人の遺稿になっている。
田辺敬子はイタリア政府留学生としてローマ大学留学以来、イタリアの教育界の状況に注目。 教育共同運動の推進者マリオ・ローディ氏とも親しく交流し、教室に密着して彼の先進的な教育の実践記録『わたしたちの小さな世界の問題』を翻訳した。
また60年代の世界的大学紛争時、教育界に衝撃を与えたというドン・ミラーニ神父の作文教育実践『イタリアの学校変革論―落第生から女教師への手紙』の訳出は当時から今日に至るまで世に光を放つ仕事といえる。
レッジョエミリア市の幼児教育をはじめて日本に紹介したのは田辺敬子であり、近年再び注目を浴び再版されたレッジョの実践的創造的幼児教育の記録『子どもたちの100の言葉』の共訳者でもある。
志なかばで世を去った彼女の業績を実妹と大学後輩が一冊にまとめた。
子どもたちから学ぶ教育を理想とした『田辺敬子の仕事』はこの閉塞した時代の明日を切り開く道標となるであろう。

投稿者 田辺厚子ジョーンズ ドイツ語科 昭39年卒