最近、(ウイグルに続き)南モンゴルの中国による人権蹂躙や文化・言葉の喪失が問われている。外語大OBとしては、言葉の専門学校の一つとして、失われていく言葉に対し何か出来ることはないのかと自問の日々だ。
例えば世の中にある外語大の連合組織が、言葉の専門集団の立場から隣国に対し何か言うすべはないものだろうか。
世界に冠たるテムジンの文化、言葉がなくなることなどあってはならないことだろう。
いま人新世が世に言われる。人類(ホモ・サピエンス)が登場して、地球の自然や生き物と同胞を滅ぼしながら現在まで来ている、仕方ないのかと思いつつ、改めて失われた(失われつつある)言語の数を見せられ愕然とする。
アメリカ191言語、ブラジル190言語、オーストラリア108言語、メキシコ143言語そして中国144言語。
如何にヒト族が同胞の部族、言語、文化を破壊してきたのか一目瞭然だ。
自分は英米語学科なので、少し米国史を勉強したが。アメリカの歴史はまさに戦争史である。
アメリカ一の知性とJFKがいうジェファーソン大統領は、最後まで白人と黒人の知力の差を疑わず、人種差別をアメリカに刻んでしまった。BLMにつながった。
ネイティブ・アメリカンをほぼ抹殺した白人たちは更に西海岸到達後もあきらめず太平洋へ進出。
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投稿者:佐々木 洋 英語 1973年卒業
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