2015年ヒンディー語卒の豊原智恵と申します。
現在私はバングラデシュのチッタゴン丘陵地帯に住むこどもたちと日本の小学生をつなげる、sister school project (SSP)に参加しています。(活動詳細はこちらhttp://www.sister-school-project.com/)
今日は私たちの活動について紹介します。
SSPは約15年前に現在の社会人メンバーが大学生のときに立ち上げました。そのときから東京や埼玉の小学校に国際交流授業として出向き、バングラデシュの国や文化について紹介しています。
授業では、現地の動画、写真を見せたり、一緒にカレー作りや国技であるカバディに取り組んだり、日本にいながらも五感を使って、バングラデシュについて学んでいきます。日本から離れた国は日本とどう違うかな?一緒かな?どんな暮らしをしているのかな?という想像を掻き立てます。
年に一度メンバーがバングラデシュに渡航する際は、日本からバングラデシュの小学生へ自己紹介カードを作ったり、写真や動画を撮って自分たちの町を紹介したり、手作りのプレゼント(ブンブンゴマや手ぬぐいなど)を作成したりします。それをSSPメンバーが現地の子どもたちへ届け、インターネットを介してビデオ通話で交流を行います。お互い、初めてみるバングラデシュ・日本のこどもたち、それぞれの国の風景に好奇心が高まり、たくさんの質問が飛び交う時間となります。
今年は、SSPメンバーの渡航だけでなく、バングラデシュからこども2名と先生1名を日本へ招待し、11月に日本での直接交流を予定しています。渡航の費用を集めるためにクラウドファンディングにも挑戦しています。8月23日(金)までに60万円を集めることが目標です。私たちのプロジェクトの詳細、これまでの授業の様子など写真付きで紹介しているので、ぜひプロジェクトページもご覧ください。https://readyfor.jp/projects/SSP2019
もしご関心頂けましたら、ご支援・情報のご拡散にご協力いただけますと大変ありがたいです。
在学中はもちろん、これまで異国文化と出会う体験をしている外大生であるからこそ、子どもたちの交流が、彼らの原体験になり、異なる文化・考え方を理解しようとする姿勢を育んでいくことに、共感していただけるのではないかと思っています。
このプロジェクトのその後を追いかけることはなかなか難しいのですが、幸いなことに、2010年にバングラデシュの子どもたちと交流をした女の子は、現在大学生となり国際関係学をまなびながら、SSPの大学生メンバーとして活動してくれています。
SSPは、両国の子どもたちに、この経験をきっかけに、他の国々にも興味を持ち、世界中にたくさんの友達を作ってほしいと願っています。
<お問い合わせ> SSPは年に4,5回、都内の小学校で土曜授業を行っています。メンバーは社会人から大学生まで各自時間の許す限り関わっています。参加者も募集しています。お気軽にお問い合わせください。(豊原 chie.toyohara@gmail.com)
投稿者: 豊原智恵 ヒンディー語 2015年卒業