『日本語びいき』(中公文庫)
英米語科を卒業し、あれこれの寄り道を経て、日本語教師になりました。日本語を母語としない人たちに日本語を教え続けて35年、生まれたときから触れてきた日本語が、今もおもしろくてならない!と思う、しあわせな日々です。
言語のひとつとして「外から目線」で見る日本語は、ほんとうに魅力にあふれています。日本語教師としてのそんな発見のひとつひとつを、日本語ネイティブの方にこそ知っていただきたくて書きました。前著『日本人の日本語知らず。』(世界文化社)の増補文庫化です。
今や数々の賞を総なめにしている新進気鋭の絵本作家、ヨシタケシンスケさんが絵を担当してくださいました。文章とイラストの掛け合いもたのしんでいただきたい一冊です。
母校ゆかりのみなさまにお読みいただき、何かしらのご感想をうかがえましたら幸せです。
投稿者: 清水 由美 英米語 1981年卒業
“本の紹介「日本語びいき」” への4件のフィードバック
武蔵野市図書館にて調べたところ「日本語びいき」は置いてなくて「日本人の日本語知らず」がありましたので、まずこれから読みます。感想などは追って。
米田利民 英語 1957年卒業
米田利民さま、ご関心をお寄せいただき、ありがとうございます。『日本語びいき』は8/21に刊行されたばかりですので、まだ図書館には入っていないかと思います。『日本人の日本語知らず。』の増補改訂ですので、内容はかなり重なると思いますが、新たな書下ろしも多いですし、ついでに申し上げれば、『辞書のすきま すきまの言葉』(研究社)という既刊もございます。いずれ合わせてお読みいただければ幸いです。追ってご感想をいただけるとのこと、楽しみにしております。
清水由美 英米語 1981年卒業
オモシロク(興味深く)拝読しました。ウンウンと同意したり、そうなんだ!と気付いたり。まるで教室に参加している気分となりました。挿絵も楽しく。
山岸 誠一郎 フランス語 1971年卒業
山岸誠一郎さま、ご感想をお寄せいただき、ありがとうございます。私自身、日本語を教えだしてから初めて、いかに自分が母語のことを知らなかったかを知ったのでした。そのときの新鮮な気づきを共有していただけたようで、うれしゅうございます。
清水 由美 英米語 1981年卒業