ヴィシュワ・プラカシュの翻訳本を文芸社から出版する

20180220

タイトル:「誰が私の魂を盗んだのか?
人生の意味に関する悪魔との対話」

著者名:ヴィシュワ・プラカシュ
訳者名:荒尾 紀倫
出版社:文芸社
価格:本体1,500円+税

目次
笑いヨガ創始者の日本語版へのまえがき
著者まえがき
第1章 悪魔とヴィシュワの対話
第2章 誰が私の魂を盗んだのか?
第3章 与えて得る
第4章 意味の意味すること
第5章 悪魔、仮面を脱ぐ
第6章 野獣の本性
第7章 悪魔にも良いところはある
第8章 魂のエネルギー
第9章 有言実行
第10章  最後に笑う者
笑いヨガ創始者による原著へのあとがき
訳者あとがき
付録 笑いの健康への効果

私の怒りっぽい嫌な性格が笑いヨガによって治ったことを笑いヨガ国際大学のホームページに書きましたところ、これを読んだヴィシュワ・プラカシュ(米国における笑いヨガマスター)が自分も同じような経験をしたとメールを寄越して来ました。それ以来彼との交流が始まり、そのうちに彼のWho Stole My Soul?の翻訳を依頼され、今年の初めに文芸社から「誰が私の魂を盗んだのか?」と題して出版しました。
ヴィシュワは米国で織物デザイン会社を経営し、世間的には成功していましたが、笑いヨガの存在を知り、その創始者であるマダン・カタリア博士から直々に指導を受け、米国におけるマスターになり、ボランティアで笑いヨガの普及活動を始めました。笑いヨガに打ち込むうちに本来の織物デザインの仕事に身が入らなくなり、自分の魂が盗まれてしまったかのような状態になり、ビジネスマンの考え方とそれを否定する気持ちとの葛藤に悩みます。
当時のヴィシュワについてマダン・カタリア博士は「2004年にティーチャーの訓練を受けに来たヴィシュワは人生における多大なストレスを感じていた」と評しています。ビジネス世界に身を置いていたヴィシュワはビジネスマンとしての怒り、嫉妬、報復、自己不信、劣等感などを引きずっていました。しかし、笑いヨガ体操を人々のためにリードすることによって、ヴィシュワは人々の緊張とストレスを払いのけ、人々が欲求不満、怒り、苦悩、日々の不平不満から解放されるのを手助けします。憂鬱や孤独感を自然な笑いに変える手助けをするのです。与え分かち合うことにある種この上ない喜びを感じます。
ヴィシュワは笑いヨガで味わえる喜びと自分の内なる悪魔的な感情と戦うためには、その悪魔的な感情の正体を見極め、他人への思いやりや気配りを育む必要があることに気づきます。そのために自分の考え、信念、感情を変え、積極的な感情や考えを持つよう自分自身に命じます。消極的な感情が出て来た時には、他人への思いやり、世界と自然への思いやり、自分自身への思いやりを持つように努めます。ヴィシュワはこのように自問自答しながら思いやりの感情を日常的に持てるように自ら創ったGAFLOP(Gratitude:感謝する、Appreciation:尊重する、Forgiveness:惜しみなく与え許す、Laughter:微笑み笑う、Optimism:良い結果を思い浮かべる、Prayer:純粋な心で祈る)なるモットーを実行して自分の内なる葛藤を克服します。その過程を悪魔との対話の形式で表現したのがこの本です。
私も笑いヨガの経験からヴィシュワが掲げたモットーがよく理解できます。私は今では自分のことより人のためになることを考えるようになりました。現在笑いヨガ体操をボランティアでコミュニティーの人々のためにやっていますが、ヴィシュワの表現によれば「思いやりのモードに入ると、誰に対しても腹を立てたり、悪意を持ったりする気がしなくなります。素晴らしい平穏がやって来て私を愛で包みます。」
ヴィシュワは日本語版の出版を記念して日本で講演を行うことを楽しみにしていましたが、残念ながらこの本が出版される前にこの世を去ってしまいました。彼の墓前にこの本を捧げ冥福を祈ります。

投稿者: 荒尾 紀倫(あらお のりみち) ロシア語 1962年卒業

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