本の紹介『優れたリーダーはみな小心者である。』


著者: 荒川詔四 (株)ブリヂストン元CEO20171002
(インドシナ語学科 1968年卒)

単行本(ソフトカバー): 288ページ
出版社: ダイヤモンド社
言語: 日本語
ISBN-10: 4478066965
ISBN-13: 978-4478066966
発売日: 2017/9/22
定価: 本体1500円+税

ブリヂストン元CEOが贈る最強チームを生む25の鉄則
世界№1シェアを誇るグローバル企業ブリヂストン。
14万人を率いたリーダーは、なぜ「命令」を嫌ったのか?
・心配性こそ「先見性」のもと
・「不安」だから思考が深くなる
・「小心な楽観主義者」が最強   など
内向型人間こそ本物になれる

「繊細さ」を束ねて、「強靱」なリーダーになる。
単に豪胆なだけのリーダーは本物ではない。むしろ、内向的で繊細な人物のほうが、優れたリーダーになる可能性を秘めている。「部下の自尊心を傷つけない」「世界を臆病な目で見つめる」「最悪の事態を常に心配する」「あらゆるリスクに細心の注意を払って備える」・・・・・・・。こうした「小心さ」「繊細さ」を武器として活かすことができる人が、真に優れたリーダーへと育っていくのだ。
(帯より)

筆者は、若手社員時代に直面した困難を「心の持ち方」の転換により切り抜けた経験を原点に、海外を中心にさまざまなキャリアを経て、世界約14万人企業のトップリーダーを務められました。
「誠実であれ」、「仕事の主導権を握る」、「原理原則を死守する」、などのストレートな教訓だけでなく、「人格者ぶってみたところで、周囲には“馬脚”は丸見え」、「英語が自由闊達な議論を殺す?!」、などのユニークな視点も随所に登場します。
ビジネス書、リーダーシップ論の範疇にとどまらず、広い意味で人間の生き方のお手本となる1冊です。
行間から、著者の“細心大胆”かつ世界の多くの社員を“リスペクト”されたお人柄が滲み出ていました。
ぜひ学生さんはもちろん、若い同窓生の皆さまもお手にとられることをお薦めします。

(推薦者:髙橋 勝義 インドシナ語学科 1969年卒)

本投稿へのご意見、ご感想等はこちらまで

,