軽井沢スキーバス転落事故における 署名活動ご協力の御願い


東京外語会会員の皆様へ

2017年7月1日
佐藤 拓  ウルドゥー語 1993年卒

2015年1月15日未明軽井沢で発生したスキーバス転落事故は、大学生13名が命を落とすという大参事になったことから皆さんもご存知のことかと思います。当時19歳、スペイン語科1年の西堀響さんがそのバスに乗車されており、不幸にも13名の中の一人となりました。

入学時のアルバムには笑顔で「外交官になる」とプラカードを掲げスペイン語や外交を勉強されていたこと、Phantoms(アメフト部)に所属しアメリカンフットボールに打ち込み、これからの楽しい大学生活、将来の夢を見られていました。希望に満ちていた大学生活を全うできなかったこと、彼の将来を奪われたことを思うと残念でなりません。

私は、仕事上、響さんのお父様と親交があったこともあり、昨年3月19日に外語大の円形食堂で執り行われた「思い出を語る会」の司会を務めさせて頂き、その後もお父様から、事故の原因解明、責任追及、国の制度の見直しなどに取り組まれていることをお聞きしていました。

響さんのお父様によると、今般、警察の捜査が終了し、去る6月27日バス会社の幹部並びに元幹部が業務上過失致死傷罪の疑いで長野地方検察庁に送致されました。管理者が起訴されたケースは非常に少なく、起訴の上、厳罰を求めるハードルは高いようです。事故を起こした当事者は亡くなったドライバーではありますが、大型バスに不慣れな運転手を研修もせずに運転させたこと、決められたルートを会社の許可も取らずに変更したことなど、事故に繋がる法令違反を100以上犯し、管理者としての責任を果たしていないバス会社の幹部並びに元幹部の責任は極めて重く、応分の処罰を受けるべきではないでしょうか。

そのような状況を受け、響さんのお父様をはじめ、ご遺族の方々は「起訴の上、厳罰を求める」署名活動をされることになりました。外語会会員の皆様の中で、響さま並びにご両親の無念、またバス会社に警鐘を与えこのような事故が再び起こらないようにしたいという趣旨に賛同いただける方は、是非署名にご協力頂きたいと考えております。加えて、できるだけ多くの署名を集めたく、可能であれば、ご家族、ご友人にもお声をかけて頂ければ大変ありがたく思います。皆さまから頂いた署名は響さんのご両親並びに弁護団(ながの法律事務所)が個人情報を厳重に管理し、時期を見て長野地方検察庁に手渡しするとのことです。

ご賛同をいただき署名にご協力いただく方におかれましては、下記URLから「署名用紙フォーム」をダウンロードして頂き、お名前、ご住所を記載の上、①スキャンした電子データ、あるいは、②署名済みの署名用紙をカメラで撮影した写真データ、いずれかを添付した電子メールを以下メールアドレスまで送信頂ければ幸甚です。(締め切りは特段設けておりませんが、まずは8月5日(土)までに頂ければ幸いです)。

最後になりますが、先般の東名高速で起こったバスと乗用車の衝突事故は、軽井沢事故の教訓を踏まえ、バス会社が3点シートベルトのついた最新機のバスを使っていたことで乗客に死者はでませんでした。軽井沢事故の教訓が生かされたものと感じています。

それでは外語会会員の皆様のご支援、ご協力を何卒よろしくお願いいたします。

※署名用紙ダウンロードURL
http://www.chibadaiichi.jp/html/menu1/2017/20170627132813_10.pdf
・URLは、西堀様の担当弁護士の所属する千葉第1法律事務所のHPとなっています。
・また、署名用紙に記載している「ながの法律事務所」はご遺族全体の弁護団の主管をされている弁護士事務所です。

※署名返信アドレス
shomei0115@gmail.com  西堀様の設定された署名受信用の専用アドレスです。

響さんお父上からの署名依頼

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投稿者 :佐藤 拓  ウルドゥー語 1993年卒業

東京外国語大学ファントムズ会(アメフト部OBOG会) 副会長
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