本の紹介「新カラマーゾフの兄弟」

前東京外語大学長の亀山郁夫氏の初小説が刊行されます。西ヶ原時代の外語大が主要な舞台の一つとなっているノンストップミステリー巨篇です。あの沼野充義氏が「常人の業ではない。亀山郁夫によるドストエフスキー殺しだ」とまで絶賛する、文学シーンで今年1番の話題作です。卒業生の皆様は、是非一度お読みください。感動すると思います。もし、人生でもう一冊しか本を読まないとしたら、必ずこれを読んでいただきたいという本です。いまや失われつつある“文学の愉しみ”のすべてがここにはあります。

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書名  『新カラマーゾフの兄弟』上下二巻
著者  亀山郁夫
出版社 河出書房新社
定価  上巻 本体1900円+税 下巻 本体2100円+税
発売日 2015年11月20日

内容紹介
ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』は未完だった。予告されながら作者の急死で書かれえなかった「第二の小説」は多くの研究者により空想されてきた。光文社文庫より刊行されミリオンセラーともなった『カラマーゾフの兄弟』(全5巻)の訳者でもある亀山郁夫氏が、正編と続編を合体させて、現代日本を舞台に完結させたのが本書だ。亀山氏の師であり、東京外語大学長でもあった故・原卓也氏への愛と葛藤、師への父殺し……亀山氏による精神的自伝でもある本書には、本来文学が書くべきすべてのエッセンスが籠められている。また、しばしば描かれる失われた西ヶ原校舎の光景は美しく、外語大卒業生にとっては必読の書となっている。

亀山郁夫『新カラマーゾフの兄弟』(河出書房新社)刊行記念「亀山郁夫× 中村文則 ドストエフスキー超入門対談」が開催されます。
○日時:12月1日(火)19:00~20:30(開場18:30~)
○場所:青山ブックセンター本店
○詳細:‪http://www.aoyamabc.jp/event/karamazov/‬

投稿者 吉田久恭    ロシア科  1987年卒