韓国訪問で感じた交流の大切さ

東京外国語大学国際社会学部4年
堀田真里亜

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今年(2015年)9月15日から10日間、外務省がアジア地域との交流を促進するために実施しているJENESYS2015の一環である日本大学生訪問団(韓国外交部招へい)の団員として韓国を訪問しました。このプログラムを通じて、「直接、人と交流することの大切さ」を実感しました。本プログラムは日本の外務省と韓国の外交部が、両国民の相互理解と信頼関係を構築するために行っている交流事業です。韓国外国語大学への訪問やホームステイ、ソウルの「日韓交流おまつり2015」に参加することなどを通して、直接、韓国の人や文化、社会を肌で感じることができました。

私も含め、多くの人は普段、新聞やテレビなどメディアを通じて韓国について知ることが多いのではないでしょうか。しかし、それらの情報には何かしらのフィルターがかかっています。製作者の意図が含まれており、誇張されて発信される場合もあります。そこで、このプログラムに参加した多くの日本人学生は、そのようなフィルターがかかっていない「『生」の韓国を体感したい」、「自分で直接見て、聞いて、感じたい」という想いを持っていました。

訪問の中で最も印象に残っているのは、韓国外国語大学の学生との交流、ホームステイ、そして日韓交流おまつりに参加したことです。韓国外国語大学の学生達とご飯を食べながら、韓国の教育や兵役、音楽、学生達の悩みなど様々なことを話しました。そこから、普段の報道からは知らなかった新しい韓国の一面を知ることができました。韓国の若者達は結婚や就職など同じような悩みを抱えていました。また、ホストマザーとは政治の話をしましたが、彼女の意見は、私が想像していた韓国人の自国の政治に対する考え方と異なっており、驚きました。日韓交流おまつりでは、ボランティアの韓国人学生達と共に日本文化を紹介するブースを出展し、一日中、協力しながら運営を行いました。韓国人学生は日本語がとても上手で、私が知らない日本の文化を知っており、私は嬉しく思うと同時に韓国語や日本の文化をあまり知らない自分が恥ずかしくなりました。

これらの体験から、韓国人の中には日本にとても興味を持っている人がいることや、国内では両国が似たような社会・政治問題を抱えていることに気が付きました。また、韓国人の情の深さや勤勉さにも触れました。日本と韓国には歴史や政治で様々な問題があり、報道されるのはそのようなマイナス面ばかりです。しかし、それらの情報によってのみ、韓国や韓国人にマイナスなイメージを持つのではなく、直接、韓国人と接することが重要だと身に染みて感じました。交流することで相手の国や人への関心や理解が深まり、それが2か国が関係を構築することにつながるのではないでしょうか。