本の紹介 「悠 遊」


『悠 遊』
・藤井俊彦(D36)著
・アールイー社
・2014 年2月24日改訂版発行
・1,000円+税

戦後の学校教育はどんな日本の歴史と歴史観や伝統文化を教えてきたのか?著者の教科書比較研究と改善運動を通じての主張を中心に、対スリランカ交流ボランティア活動およびメーカーと公益法人での仕事体験を3本柱にして編んだ自分史的異文化エッセイです。
該書の帯に講談協会前会長の宝井馬琴師が下さった推薦の辞を書評替わりに披露いたします。「藤井さんとの付き合いは、お互いが駆け出しだった頃始まった。五十余年肝胆相照らす間柄である。彼は歴史好きが嵩じて教科書研究の領域にのめり込んで”教科書が変だ”と言う。反日自虐史観や階級闘争史観が幅を利かせているせいで教えられる歴史上の人物は少ないうえに偏りがあるらしい。歴史小説やドラマでお馴染みの武将などが冷遇されているなら講談界の盛衰にもかかわる一大事。本書の出版を応援する所以である」。

投稿者 :  ドイツ語36年卒 藤井俊彦