ほぼ2年前の『東京外語会会報』(#156)でも記しましたが、今でも「外大9条の会」と日本語ボランティアの活動が私の日常生活の根幹を占めています。私が所属している日本語ボランティアの組織そのものは2006年の設立ですが、私自身は2013年春からこの活動に参加しています。コロナ禍以降、出入りはあるものの、最近では常時、総数で30人前後とそれなりの会員数を擁しており、今年1月には市長(東京都・小平市)が見学に来られました。ここまでなら「会員単信」への投稿で良いのでしょうが、実は私を含めた本学の関係者が教え手(支援者)16人(本年7月現在)のうち4人を占めているので、「会員便り」が適切かと考えた次第です。確かに2年前でも2人、外大生が本会活動に参加していました。うち1人は2022年4月にウルドゥー語科を卒業し、もう1人は彼女の卒業後に参加し、昨年4月にドイツ語科を卒業しました。従って、同窓4人が一時に顔を並べることは稀有なことと思う次第です。内訳はインドネシア語科80年卒の男性、そして国際日本学部国際日本学科と外国語学部アラビア語科在籍の学生です。彼女たちは2人とも、まだ1年生。今後数年は活動してくれるものと思います。いずれにしても日本語ボランティアとしての組織の性格上、あまりこのことを大っぴらに公言できないのが残念ですが、恐らくこうしたことは一地域の一ボランティア・サークルでは珍しいことと思い、投稿に及んだ次第です。
投稿者: 鈴木 俊明(スペイン語1972年卒業)
“外大関係者4人が同じ日本語クラスでボランティア活動(東京・小平)” への1件のコメント
素晴らしい活動をされていますね。滞日期間が短く、日本語は勿論、日常生活の習慣が分からず困っておられる方々を支えて下さっているのは民間のボランティアの皆様だと思います。横浜市には「多文化街づくり工房」と言う団体の他、多くの方が地道な活動を続けておられます。陰ながら応援しています。
前田 六生 インド・パキスターン語1974年卒業