4月24日(日)、第26回仏友会総会・講演会が大手町サンケイプラザで開催されました。昨年春の仏友会総会はオンライン中心に実施(会場には幹事と会員有志のみ集合)しましたが、コロナ禍の勢いが少し収まりつつあった今年の春先に会員向けアンケート調査を行ったところ、会場直接参加希望者のほうがオンライン希望者よりも多くなりました。このため今回は、比重をより会場参加型にシフトしたハイブリッド方式で開催。結果的には、会場参加者が25名、オンライン参加者21名という割合でした。
鈴木洋美幹事(1991)の司会で、はじめに金澤会長代行(1968)の挨拶と会務報告があり、次いで三浦省三幹事(1977)による会計報告、さらにリモートで富田和義幹事(1968)による監査報告が行われ、承認の決議が採択されました。また、2022年度の幹事体制について金澤会長代行より報告があり、幹事全員の再任が承認されました。
総会の部はここで終了し、和賀副会長(1970)による講師紹介の後、ジャーナリストの高田信二氏(1980)がスピーカーとなりました。同氏は時事通信社に42年間勤められ、現在は同社のシニア嘱託として活躍を続けておられます。今回の演題は、「仕方なく始まった僕のジャーナリスト生活―通信社記者42年―」。プロフィルの自己紹介から始まって、運動部、文化部の各記者時代のエピソードや、レコード大賞審査員時代のご経験、ジャーナリズムの世界の裏事情など、一般にはなかなか聞けないお話も含めて披露されました。講演の後、Q&Aタイムも用意していましたが、話題が豊富で時間が足りず、参加者からは「もっと聞きたい」という声がしきりでした。
その後、懇親会に入る前に、会場参加者の集合写真と、Zoom参加者の画面ショットによる集合写真を撮りました。和賀副会長の司会による懇親会では、冒頭、この日の参加者の中で最長老の渡辺昌俊氏(1957)が乾杯の音頭を取られました。今回初参加の会員の紹介、及び昨年秋のフランス語劇「ボヴァリー夫人」を演じた学生代表2人の挨拶もあり、ボルドーワインのグラスを手に、談論の輪が広がりました。オンラインで視聴する参加者と会場参加者の間で、近況を伝えあってZoom画面越しの再会を楽しむという趣向も試してみましたが、なかなかハイブリッド方式で万遍なく目配りするのが難しく、いくつか課題も残りました。
今回の懇親会は、会場の大手町サンケイプラザのコロナ対策に協力する必要もあり、少量のチーズ、おつまみ、ワイン程度に留めました。それでも、対面で食べて飲んで話してという生の触れ合いの機会に皆さん餓えていたのでしょう。わずか40分ばかりの懇親会でも大好評でした。終了後のアンケート結果では、「やっぱり対面でやらなければ同窓会じゃない!」という声が多く聞かれました。次回の秋のサロン仏友会では、今度こそ100%対面、マスクなしで実施できるようになることを祈りつつ、散会しました。
投稿者: 中村 日出男 フランス語 1974年卒業
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