外語ラグビー部創部90周年記念誌刊行の件


本中を赤い熱狂の渦に巻き込んだ昨年のラグビーワールドカップと日本代表チーム(=桜の勇士達/ブレイブ・ブロッサムズ)の歴史に残る大健闘は、従来、日本ではマイナースポーツと看做されてきたラグビーの面白さと独特な精神性/スピリットが広く理解され画期的な出来事となった。奇しくも昨年は我が外語ラグビー部創部90周年の年と重なり、12月には母校学生会館で林学長にご臨席とご祝辞を賜り、百名を超える現役と卒業生(OB/OG)と共に盛大な祝賀記念式典が挙行された。

外語ラグビーの発祥は創部50周年誌に拠ると、昭和初期、中野の日新寮の一室で夜具を押し入れにしまう際、枕の受け渡しでラグビーボールの扱いをした同室の二人が互いに「君、やってたのか?」と言うヒョンな事から同好の士が集まり、昭和4年(1929年)からは対外試合を始める迄に至ったと紹介されている。

国立大学のラグビー部でも90年を超える歴史を持つ所は数少なく、1910年に京大、1921年に東大、その後は、東京商大(一橋)、北大、教育大
(筑波大)、九大、そして1929年の我が外語へと続く。

外語ラグビー部の歴史は苦難の連続とも言え、いつの時代も部員不足、物資不足でいつ歴史が途切れても不思議ではない日々が続いた。幸い、各時代の部員の弛まぬ努力とラグビーへの愛着、更には家族、大学等多数の関係者の暖かい理解と支援等のお蔭で奇跡的にも今日を迎えている。又、1967年より女子マネージャーが戦列に加わり、≪共に闘う≫仲間としての半世紀を超える貢献は特筆に値する。このように外語ラグビーの歴史は正に多くの方に支えられた≪総力戦の歩み≫と言っても過言ではない。

創部50周年時、ラグビー部の苦難と不屈、そして熱い青春の記録を残す為、初めて記念誌が発行され、以降、5度目となる今回の90周年誌は以下の内容となっている。

90周年記念式典紹介、記念講演紹介(講演者は元日本代表、NHK解説者の坂田正彰氏)、各年代寄稿、特集(海外でもラグビー!:英国、台湾、中国、インドネシア等海外駐在OBの現地活動記録)、現役紹介、2010-2019年戦績、部員名鑑、集合写真、部歌等:A5版、210頁、限定500部(尚、林学長へ1部謹呈、外語図書館へ3部寄贈)

外語ラグビー部の現在部員数は36名、更なる飛躍を目指し先月9月よりコロナ禍に負けずに練習を再開している。次の百周年に向け、外語運動部の中でもユニークな歩みを進めて参りたく、変わらぬ関係者各位のご支援、ご協力をお願いする所存です。

本件(ラグビー部創部90周年記念誌)に係る問い合わせ先:
三枝茂夫 外C1973  saigusa2019wcp@yahoo.co.jp

投稿者: 三枝茂夫 中国語 1973年卒業

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