亡父著書「原爆日誌」英訳完成電子出版す。

会員の皆様、すこしおこがましいのですが、思い切ってご紹介させてください。私の父は1945年8月6日広島に原爆が投下された時、同市から海上3kmの似島にあった陸軍防疫所に軍医として勤務していました。投下直後から市内よりの被災者の救護にあたった記録を中心にその時の体験を1986年「似島原爆日誌」(218ページ)に纏め発刊しました。彼は私に英語かフランス語に訳してくれたらなあ、という希望を言い残して1989年に他界しました。その後何回か英訳をトライしましたが継続できず、退職後2009年8月父の遺作を片手に広島を訪れ、その秋から英訳に取りかかりました。その年の春、プラハでオバマ大統領が核廃絶を誓った演説も影響しました。しかしながらこの無謀ともいえる翻訳作業は時間が掛かり、私の作業が終わり自称ライターのカナダ人青年とProof Readingを共にし、それが終了したのは2013年初頭でした。
売り込みをあちこちしましたが朝日新聞国際本部の目にとまり、2013年8月初めAsahi Weekly Journalが出版者となりオンライン出版しました。
下記URLをクリックして頂ければ無料で閲覧できます。翻訳作業では日本語版に忠実にということは留意しましたが、出来るだけ平易な英語にすること、日本語の文章を英語に置き換えた後音読してみてスムーズに流れることを重視した結果関係代名詞の使用を控えました。結果的に意訳の部分も相当出て来ました。Proof Readingにあたっては英語人が読んでわかるかどうかに焦点をあてるように作業を集中しました。アルクオンライン辞書に大いに助けられた(作業速度が上がった)ことも付記したいと思います。
内容が重たいので夏向きではありませんが、もう少し涼しくなったら下記URLをクリックしてみてください。
http://ninoshima.snack.ws/

お知り合いの英語圏の方々にもご紹介願えれば幸いです。

■錫村 寛海  1969年卒業 フランス語