OECDの教育研究革新センター(CERI)の刊行物を翻訳して出版いたしました。
2016年9月22日出版の『学びのイノベーション―21世紀型学習の創発モデル』を紹介させてください。世界の急激な変化、技術の急速な進歩などをふまえて、これまでの教育とは異なる、21世紀型の教育を考える上で必読です。
【本の紹介】
21世紀の知識基盤型社会には、どのようなスキルやコンピテンシー、学習の質が求められるのか? 学習科学研究の知見や、OECD諸国におけるオルターナティブ・スクール等の先進的な事例から、イノベーティブで創造的な「新しい学び」を模索する。
【内容】 本書は、教室を真に効果的な学習環境にするべく、再デザインするために使用できる認知的・社会的プロセスに光を当て、学習科学から得られた重要な知見を要約し議論する。オルターナティブ・スクールからメキシコでの特徴的な事例研究まで、OECD加盟国における具体例を探究し、従来の型を打ち破り、学習科学研究から創発されてきた原則の実現を求めていく。本書はまた、学習を最適化することが推進目的となり、イノベーションが広範囲に及ぶ変化の触媒とも、起こるべき結果ともなる知識時代に、これらの洞察がどのように教育改革を呼び起こすかを模索していく。
明石書店HP: 学びのイノベーション-21世紀型学習の創発モデル
投稿者 :小熊(藤原) 利江 ドイツ語 1989年卒業