ゲルマニア会ー平成25年第1回世話人/有志会ー


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平成25年度第一回ゲルマニア会世話人世話人/有志会は、江戸情緒が残る神田のプラットフォームスクウェアにて4月27日に開催された。連休初日ということもあり参加者は多くはなかったが、お天気もよく和やかな雰囲気のもとに始まった。

まずは世話人幹事の能登氏より挨拶と、会議進行の説明。
開会の挨拶もそこそこに大塚に闘病生活の概要報告のリクエスト。急な要請に驚きつつも9か月に及ぶ闘病を応援への感謝とともに述べる。

続いて、京都の田邊会長よりご挨拶とゲルマニア会の現状報告。田邊会長からは、外大=国立大学のドイツ科として、グローバルに活躍できる人材育成の支援/OAG(ドイツ文化センター)活性化への協力/ドイツ企業との関係強化を積極的にはかっていくべきとのお話をいただく。

次は仙台の佐々木編集長から「ゲルマニア」16号発行に関するお話。同窓会誌などは3号までの発行に止まるものが少なくなく、10号まで出ればよく続いた方、それが16号まで刊行できたことは誇るべきであるとのこと。また、時代を反映して女性による寄稿が増えてきたことも話題に。今後、この傾向が続くようにと女性卒業生は秘かに期待。
更に、16号から、これまでの「げるまにあ俳壇」に加えて「ゲルマニア歌壇」が新設され(16号68ページ)、それに野村教授が3首を寄稿して下さったとのお話。野村教授は、88歳となった今もお元気だそうです。
また、ゲルマニア発行経費は寄付で賄えるが、通信費が案外とかかるので、浄財はありがたいとのこと。更に、そろそろ若い人に編集責任を委譲すべき時期ではというお話もあった。

続いて、会計担当の木村氏より、決算および次年度予算の報告。
収入が安定し資産残高も増えているというところが、律儀者の多いゲルマニア会の性格を表している。

更に、幹事の能登氏より外語会の理事会・評議会についての報告があった。
外語会理事は、現在の白鳥節郎、藤田智子両理事及び木村孝監事に加えて二瓶美由紀氏(D62)が新理事に。
また評議員は村中大祐氏に加えて田邊隆一ゲルマニア会会長(D45)が新評議員に就任し、和田裕氏が退任。外語会と当会との相互発展の橋渡し役などゲルマニア会の代表としてのご活躍を期待。
また、名簿管理の問題も話し合われた。パソコンの普及で名簿管理も少し楽になっているが、若い世代とのコミュニケーションに課題があるとの指摘。

事務的な報告・討議の後は、藤井氏(D36)による講話。藤井氏は、日本の歴史教科書が自虐史観の呪縛にとらわれているのでは、と歴史史料に言及しつつ問題提起。

重いテーマの後は、ドイツ科らしく音楽の時間。
外大オケでもフルートで活躍していた小倉氏が、伴奏CDとプレーヤー持参で(!)、
演奏を披歴。曲目はバッハ:シチリアーノ、ヘンデル:ラルゴ(オン・ブラ・マイ・フ)、バッハ(グノー編曲):アヴェ マリア、ビゼー アルルの女よりメヌエット
古今の珠玉の名曲に大いに心が満たされて閉会した。