台湾支部 台日文化経済協会主催「台日未来の会」第1回懇親会に参加して


台日文化経済協会の招きを受けて2026年7月3日、台北市内のホテルで開催された「台日未來之友會」(台日未来の会)第1回懇親会に参加しました。

同協会は1952年に設立された、日本との友好親善を目的とした歴史ある民間交流団体です。このほど、日本留学経験を持つ台湾人材を結び付けるネットワークを構築し、台湾と日本の交流を担う次世代の人材育成につなげようと、台湾にある日本の各大学の校友会組織に声をかけて1回目となる懇親会を主催しました。東京外国語大学からも代表を出して欲しいと依頼があり、台湾支部の日本人2名、台湾人2名で参加した次第です。

参加したのはほかに、東京大学、京都大学、大阪大学、九州大学、日本大学、近畿大学、法政大学、明治大学、慶應義塾大学、早稲田大学、お茶の水大学、筑波大学、岡山大学など、日本の名だたる大学の校友会の関係者で、いずれもかつて日本で学び、いまは台湾の各分野で活躍する方々でした。

懇親会の冒頭では、かつて司法院長(台湾の司法機関のトップ)をつとめ、東京大学台湾校友会の初代会長でもある頼浩敏氏が、「いまの自分があるのは日本で学んだおかげ」と日本への感謝を繰り返していたのが印象的でした。また、各大学同窓会組織代表によるスピーチも行われ、それぞれの活動内容や規模、歴史などの紹介がありました。

東京外語会台湾支部からは趙順文さん(東京外国語大学大学院で修士号取得)がスピーチを行い、自身が国立政治大学で教鞭をとっていた1996年に、同大学と東京外国語大学の姉妹校協定が実現したことに言及しました。1972年の断交以来、日本と台湾にとって初となる国立大学間姉妹校協定であり、これが嚆矢となって国立台湾大学と東京外国語大学、国立台湾大学と京都大学など日台間の国立大学間交流が拡大していったこと、このブレークスルーの背景には中嶋嶺雄学長と李登輝総統の揺るぎない信頼関係があったことなどを紹介しました。

台湾には日本留学経験者が多く、各大学の校友会組織も多数存在します。どれもかなり大規模で、それなりに活発に活動しているようです。しかし、それを結び付ける横のネットワークがいままでなかったというのはやや意外なことでした。東京外国語大学の校友会組織(つまり東京外語会台湾支部)はこうした大学と比べると比較的規模の小さな集まりではありますが、今回、こうした場で存在感をアピールできたのは大変光栄なことでした。他大学の校友会組織についても知ることができ、こうしたネットワークの中で東京外国語大学の強みは何か、日台交流のために何ができるか、などちょっとスケールの大きなことを考える機会にもなり、とても刺激を受けたイベントでした。

投稿者:台湾支部副支部長 永吉美幸(C2001)

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